ツーリングの楽しみといえば、目的地までの道のりや景色だけでなく、立ち寄った先で味わうご当地グルメも欠かせません。なかでも、コロッケやハンバーガーなど、気軽に味わえるご当地グルメは、道の駅での休憩をさらに楽しくしてくれます。
道の駅に立ち寄ったとき、売店から漂う揚げ物の香りや、店先に並ぶご当地メニューが気になったことはありませんか。食事を済ませたあとでも、地域ならではの一品を見つけると、つい手が伸びてしまうものです。
全国の道の駅には、地元の食材を使ったコロッケやメンチカツ、ボリュームのあるご当地バーガー、昔から親しまれてきた串こんにゃくや五平餅など、さまざまな軽食が揃っています。短い休憩時間にも味わいやすく、気になるグルメを目当てに立ち寄り先を選ぶのもツーリングの楽しみ方のひとつです。
今回は、モトメガネで紹介した道の駅の中から、ご当地食材を使った名物グルメが気軽に味わえる10カ所を厳選しました。各地の個性豊かな一品を、次のツーリングの参考にしてみてください。
ご当地グルメが味わえる道の駅を選ぶポイント
ご当地グルメを目当てに道の駅を訪れるなら、まず注目したいのが、その土地ならではの食材です。地元で採れた野菜や地域の特産品を使った軽食なら、手軽に食べられるだけでなく、食事を通して土地の特色を感じられます。
料理の種類もチェックしておきたいポイントです。揚げたてのコロッケやメンチカツ、具材にこだわったご当地バーガー、昔ながらの串物や餅料理など、道の駅によって味わえるメニューはさまざま。気になる一品を目的にルートを組むのもよいでしょう。
また、販売場所や営業時間、数量限定メニューの有無も事前に確認しておくと安心です。レストランとは営業時間が異なる売店や、休日を中心に営業する店舗もあります。ツーリングの途中で立ち寄るなら、提供時間を調べておくことで、食べたいグルメを逃さずに済みます。
気軽に味わえるご当地グルメが自慢の道の駅10選
① 道の駅 大谷海岸(宮城県)|気仙沼名物のサメ肉を使ったサメかつバーガー

宮城県気仙沼市にある「道の駅 大谷海岸」は、国道45号沿い、大谷海岸の目の前に位置する道の駅です。三陸自動車道の大谷海岸ICからも近く、三陸海岸を巡るツーリングの休憩場所として立ち寄りやすい立地。2021年にリニューアルオープンした施設には、気仙沼の海の幸や特産品が揃っています。

ここで味わいたいのが、気仙沼のサメ肉を使った「サメかつバーガー」です。フカヒレの産地として知られる気仙沼では、サメの身も食材として親しまれています。サクサクの衣で揚げたサメ肉は鶏肉に似た食感で、もっちりとしたバンズとの相性も良好。気仙沼ならではの味を手軽に楽しめるご当地バーガーです。

館内には、新鮮な海産物や地元の農産物が並ぶ産直市場のほか、気仙沼の食材を使った料理を提供する飲食店もあります。2階の展望デッキからは大谷海岸と太平洋を一望でき、海を眺めながらテイクアウトしたグルメを味わえるのもうれしいところ。潮風を感じながら、食事と休憩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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② 道の駅 裏磐梯(福島県)|高原大根を使ったもちもち食感のだいこんコロッケ

福島県耶麻郡北塩原村にある「道の駅 裏磐梯」は、国道459号沿い、磐梯山や桧原湖などの自然に囲まれた道の駅です。三角屋根が特徴的な建物には、レストランや農産物直売所、土産品売り場などを併設。バイク専用の駐車スペースもあり、磐梯吾妻スカイラインや磐梯吾妻レークラインを巡るツーリングの休憩にも便利です。

ここで味わいたいのが、地元産の高原大根を使った「だいこんコロッケ」です。大根餅をイメージして作られた一品で、じゃがいもを使わず、大根だけで仕上げているのが特徴。ひと口食べると、少しもちっとした食感と大根の繊維を感じられます。甘辛い「かえし」をかけて味わう、一般的なポテトコロッケとはひと味違うご当地グルメです。

屋外の「だんご屋」では、じゅうねん味噌を使った焼き団子も販売。焼きたての香ばしい香りが食欲をそそります。また、2階の展望フロアからは桧原湖と裏磐梯の景色を一望できます。周辺には五色沼湖沼群などの景勝地もあり、軽食を味わったあとに湖畔の道を走るのもおすすめです。
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③ 道の駅 湯西川(栃木県)|角切り鹿肉が入ったご当地コロッケを味わう

栃木県日光市にある「道の駅 湯西川」は、国道121号から県道249号に入ってすぐの場所に位置する道の駅です。野岩鉄道の湯西川温泉駅に隣接し、周囲には山々と渓谷の風景が広がっています。バイク専用の駐車スペースもあり、日光から会津方面へ向かうツーリングの休憩にも便利です。

ここで注目したいのが、道の駅オリジナルの「鹿コロッケ」です。一般的なひき肉入りのコロッケとは異なり、1cm角ほどに切った鹿肉が入っているのが特徴。臭みの少ない鹿肉とホクホクのじゃがいもがよく合い、肉の食感もしっかり感じられます。食事処では、鹿コロッケを使った「鹿コロ丼」も提供。鹿コロッケの単品販売は季節によって行われるため、訪れる際は提供状況を確認しておきましょう。

施設の2階には、源泉100%かけ流しの日帰り温泉「湯の郷」を併設。建物前には無料の足湯もあり、冬季以外はツーリングで疲れた体を休められます。売店には地元の特産品やご当地パンなどが並び、水陸両用バスによるダム湖探検ツアーの発着所にもなっています。山あいの景色を眺めながら、食事や温泉でひと息つける道の駅です。
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④ 道の駅 湘南ちがさき(神奈川県)|揚げたてジューシーな「茅ヶ崎メンチ」を味わう

神奈川県茅ヶ崎市にある「道の駅 湘南ちがさき」は、国道134号沿いに2025年7月にオープンした道の駅です。新湘南バイパスの茅ヶ崎海岸ICからすぐの場所にあり、バイク専用の駐車スペースも完備。湘南の海沿いを走るツーリングで立ち寄りやすく、館内には地元の食材を使った飲食店や直売所が揃っています。

「なんどき牧場」が手がける名物「茅ヶ崎メンチ」は、この道の駅でぜひ味わいたいグルメです。粗びきの国産豚肉に、じっくり炒めた玉ねぎとおからを加え、丸い形に仕上げています。揚げたての衣はサクッと香ばしく、中からは豚肉の旨みが広がります。地元で親しまれている名物で、直売所でテイクアウトできるため、ツーリング途中の軽食にもおすすめです。

ほかにも、館内には茅ヶ崎のアイスクリーム店「プレンティーズ ドライブイン」が出店。地元産牛乳を使ったソフトクリームや、具材がたっぷり入ったアイスクリームを味わえます。フードコートでは、しらす丼やガーリックシュリンプなどの食事も充実。地元の農産物や加工品を扱う直売所もあり、湘南らしいグルメとお土産を探せる道の駅です。
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⑤ 道の駅 R290とちお(新潟県)|外はパリッと中はふんわり!名物の栃尾あぶらげ

新潟県長岡市栃尾地区にある「道の駅 R290とちお」は、その名の通り国道290号沿いに位置する道の駅です。周辺には山々や田園風景が広がり、新潟の自然を感じながら走るツーリングにぴったり。広いバイク専用駐車スペースも備え、施設内には物産館やレストラン、農産物直売所などが揃っています。

ここでぜひ味わいたいのが、栃尾名物の「あぶらげ」です。一般的な油揚げとはひと味違い、長さ約20cm、厚さ約3cmというジャンボサイズが特徴。屋外の売店では、外はパリッと香ばしく、中はふんわりとした栃尾あぶらげを味わえます。そのまま食べるのはもちろん、ネギやキムチをトッピングして味わうのもおすすめ。食べ応えがあり、ツーリング途中の小腹を満たす一品です。

物産館には、地元の豆腐店が手がけるさまざまなあぶらげが並び、味噌漬けや和風チーズなどの味付き商品も販売されています。レストランでは、焼きあぶらげや煮あぶらげを選べる定食も用意。さらに、栃尾の地酒「越乃景虎」や「越乃鶴」、伝統工芸品の栃尾てまりなども揃い、地域ならではのお土産探しもできます。
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⑥ 道の駅 吉野路 黒滝(奈良県)|味がしっかり染み込んだ手作り串こんにゃくが名物

奈良県吉野郡黒滝村にある「道の駅 吉野路 黒滝」は、国道309号沿いの山あいに位置する道の駅です。赤いとんがり屋根の建物が目印で、すぐそばには黒滝川が流れています。周辺には緑豊かな山々が広がり、十津川方面へ抜けるツーリングの立ち寄り先にもぴったり。敷地内には売店や屋台、コンビニなどが揃っています。

この道の駅を訪れたら味わいたいのが、「黒滝こんにゃく・よもぎの里」で販売される手作りの串こんにゃくです。地元のお母さんたちが昔ながらの製法で作るこんにゃくは、独特の歯ごたえと素朴な風味が特徴。大きな鍋でじっくり煮込まれ、ひと口かじると中まで染み込んだ旨みが広がります。串に刺さっているので手軽に食べられ、ツーリング途中の小腹を満たすのにもおすすめです。

敷地内の屋台では、イノシシ肉を使った「しし串」や「いのししコロッケ」、具だくさんの「ぼたん汁」なども味わえます。売店には柿の葉寿司や地元の漬物、吉野杉・ヒノキを使った木工品などが並び、お土産探しにも便利。駅舎裏には芝生広場やベンチもあり、川の流れを眺めながらひと息つける道の駅です。
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⑦ 道の駅 飛鳥(奈良県)|古代米を使った焼きたての五平餅を味わう

奈良県高市郡明日香村にある「道の駅 飛鳥」は、国道168号沿い、近鉄飛鳥駅の目の前に位置する道の駅です。飛鳥時代の史跡が数多く残る明日香村の観光拠点で、周辺には石舞台古墳や高松塚古墳などの見どころが点在しています。施設には総合案内所「飛鳥びとの館」と農産物直売所「あすか夢販売所」があり、歴史ある町並みを巡るツーリングの立ち寄り先にもおすすめです。

ここで味わいたいのが、地元産の古代米を使った自家製の「五平餅」です。明日香村の特産品である古代米を混ぜ込んだ五平餅は、みそだれと醤油だれの2種類から味付けを選べるのが特徴。注文してから焼き上げるため、できたての温かい状態で味わえます。香ばしく焼けた餅とたれの組み合わせは、ツーリング途中の小腹を満たすのにもぴったりです。

農産物直売所には、地元農家が育てた旬の野菜や果物のほか、黒米・赤米・緑米といった古代米も並びます。また、明日香村特産のイチゴ「あすかルビー」を使ったソフトクリームも見逃せません。イチゴの甘みと酸味を感じられる一品で、食後のデザートにもおすすめ。ご当地グルメを味わいながら、明日香村の歴史や特産品に触れられる道の駅です。
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⑧ 道の駅 ようか但馬蔵(兵庫県)|八鹿豚の旨みが詰まった熱々の豚まんを味わう

兵庫県養父市にある「道の駅 ようか但馬蔵」は、国道9号沿い、北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山ICからすぐの場所に位置する道の駅です。蔵をイメージした建物が特徴で、駐車場にはバイク専用スペースも完備。氷ノ山やハチ高原など、但馬地方の山々を巡るツーリングの休憩場所として立ち寄りやすい施設です。

テイクアウトで注目したいのが、地元・養父市八鹿町で育てられた八鹿豚を使った「八鹿豚まん」です。道の駅オリジナルの豚まんで、八鹿豚の旨みが詰まった肉だねを、ふわふわの生地で包んでいるのが特徴。食事処の横にあるテイクアウトコーナーでは熱々の状態で提供され、ツーリング途中の軽食にもぴったりです。土産処では冷凍品も販売されているので、自宅でもその味を楽しめます。

テイクアウトコーナーには、地元特産の朝倉山椒を使った「八鹿豚バーガー」や「朝倉山椒ソフトクリーム」も揃っています。食事処では、八鹿豚のとんかつに山椒入りのみそソースを合わせた「八鹿豚の山椒みそかつ」も味わえます。さらに、建物前には無料の足湯を設置。ご当地グルメを味わったあと、足湯でひと息つけるのもうれしいところです。
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⑨ 道の駅 あまるべ(兵庫県)|香住ガニの旨みを味わうご当地バーガー

兵庫県美方郡香美町にある「道の駅 あまるべ」は、日本海沿いを走る国道178号に位置する道の駅です。旧余部鉄橋の一部を活用した展望施設「空の駅」に隣接し、海岸線と鉄橋が織りなす景色を間近に眺められます。周辺には断崖や奇岩が続く海沿いの道が広がり、山陰海岸を巡るツーリングの立ち寄り先にもおすすめです。

ここで味わいたいのが、地元の海の幸を使った「香住ガニバーガー」です。揚げたてのカニクリームコロッケに香住ガニのほぐし身を重ね、野菜やタルタルソースとともに特製のごまバンズで挟んだ一品。バンズには香住のパン屋が手がけたものを使用しています。クリーミーなコロッケとカニの風味を一度に味わえる、食べ応えのあるご当地バーガーです。

食事処には、地元で水揚げされた魚を使った定食や、ニギスのカツを挟んだ「たじま魚(とと)カツバーガー」なども揃っています。売店では海産物や干物、余部鉄橋にちなんだグッズを販売。隣接する「空の駅」へ上がれば、地上約41mの高さから日本海や集落を見渡せます。ご当地グルメを味わいながら、余部鉄橋と日本海の景色も楽しめる道の駅です。
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⑩ 道の駅 水の郷 日高川 龍游(和歌山県)|肉厚しいたけの旨みが詰まったご当地バーガー

和歌山県田辺市龍神村にある「道の駅 水の郷 日高川 龍游」は、国道424号沿い、清流・日高川のほとりに位置する道の駅です。周囲には紀伊山地の山々が広がり、駐車場にはバイク専用スペースも用意されています。高野龍神スカイラインや龍神温泉を巡るツーリングの立ち寄り先にもおすすめで、施設内には食堂や特産品を扱う売店が揃っています。

この道の駅ならではのグルメが、地元特産の「龍神マッシュ」を使った「しいたけバーガー」です。肉厚なしいたけをフライにし、ベーコンやレタスとともにバンズで挟んだ一品。サクッとした衣の中から、しいたけのジューシーな旨みが広がり、ベーコンの塩気ともよく合います。テイクアウトもできるため、ツーリング途中の軽食にもぴったり。しいたけが主役という、ひと味違ったご当地バーガーです。

食堂「つぐみ食堂」では、同じ龍神マッシュを使った「しいたけ丼」も味わえます。しいたけフライにソース味のタレを絡め、ごはんにのせた食べ応えのある一品です。売店には生しいたけや龍神梅、手作りこんにゃくなどが並び、隣接する「G.WORKS」では紀州材を使った家具や木工品も販売。日高川の流れを眺めながら、山里ならではの食と買い物を楽しめます。
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まとめ
道の駅で気軽に味わえるご当地グルメは、ツーリング途中の休憩をちょっと特別な時間にしてくれます。地元の食材を使った揚げ物やご当地バーガー、昔ながらの郷土料理など、その土地ならではの味に出会えるのが魅力です。
食べたいグルメに合わせて道の駅を選ぶなら、次のような楽しみ方があります。
- 揚げ物を味わうなら:「裏磐梯」のだいこんコロッケ、「湯西川」の鹿コロッケ、「湘南ちがさき」の茅ヶ崎メンチ
- ご当地バーガーを楽しむなら:「大谷海岸」のサメかつバーガー、「あまるべ」の香住ガニバーガー、「水の郷 日高川 龍游」のしいたけバーガー
- 郷土料理や名物軽食を味わうなら:「R290とちお」の栃尾あぶらげ、「吉野路 黒滝」の串こんにゃく、「飛鳥」の五平餅、「ようか但馬蔵」の八鹿豚まん
それぞれの道の駅で、地域の食材や食文化を生かした個性豊かな一品に出会えます。
こうした軽食は、昼食の時間に限らず、ツーリングの途中で気軽に味わえるのがうれしいところ。道の駅を休憩場所として利用するだけでなく、食べたいグルメを目的地に設定すれば、いつものルートにも新しい楽しみが生まれます。ただし、メニューによっては販売時間や提供日が限られるため、事前に営業情報を確認しておくと安心です。
次のツーリングでは、気になるご当地グルメを目当てに道の駅へ立ち寄ってみませんか。景色のよい道を走りながら、その土地ならではの味を見つける旅に出かけてみましょう。







