海沿いの道路は、いつの季節もライダーやドライバーに人気のスポット。とくに夏は、潮風を感じながら走る爽快なルートがオススメだ。今回は、そんな数ある海沿いロードの中から、絶景&走りを楽しめる3本のスポットを厳選して紹介するぞ。
1.【千葉県】九十九里道路
広大な太平洋を感じながら走る快走路

千葉県の九十九里浜沿いを走る道路で、別名「波乗り道路」とも呼ばれる爽快なシーサイドライン。北は片貝海岸から南は一宮まで、約17kmにわたって砂浜を横目に走る直線ルートが続く。東金九十九里道路から接続すればアクセスも良好。片貝から不動堂までは無料区間となっており、途中でビーチタワー周辺に立ち寄って海を眺めるのもおすすめだ。


空が広く見えるため、晴れた日には抜群の開放感が味わえる。ただし、海水浴シーズンの週末は混雑するため、早朝の時間帯が狙い目だ。道の駅「オライはすぬま」や「みのりの郷東金」で休憩しながら、太平洋の風を感じるツーリング・ドライブを楽しもう。
2.【兵庫県/京都府】但馬コースタルロード
断崖絶壁と漁村が織りなすワインディングロード

兵庫県の山陰海岸沿いを走る「但馬コースタルロード」は、城崎温泉から新温泉町の居組までを結ぶ約37kmの絶景ルート。別名「但馬漁火ライン」とも呼ばれ、断崖絶壁や奇岩、漁村の風景が織りなす変化に富んだ道だ。


西から東へ走ると海岸線の景色をより楽しめる。余部橋梁や七坂八峠展望台、ハサカリ岩などの撮影スポットも点在しており、バイクやクルマを停めて絶景を堪能できる。野海岸を過ぎると、山岳スカイラインのような連続カーブが続くため走りごたえも抜群。道の駅「あまるべ」や「浜坂の郷」で地元グルメを味わいながら、海と山のコントラストを楽しもう。
3.【宮崎県】日南フェニックスロード
南国ムードあふれるシーサイドロード

宮崎市の堀切峠と都井岬を結ぶ国道220号と国道448号、都井岬へ向かう県道36号(協力金:四輪400円/バイク100円)の総称。そのほとんどが海岸沿いのルートで、名前のとおり沿道にはフェニックスやワシントン椰子などの南国情緒あふれる木々が植えられている。外国リゾートを思わせる美しい快走路だ。


南端にあたる都井岬には野生の馬が放し飼いにされている。馬は意外と人に慣れていて思った以上に近づくことができる。牧場の丘に登れば草原の先に太平洋と大隅半島が一望できる。朝日・夕日どちらの景色も素晴らしく、いつ訪れても楽しめるぜいたくなスポットだ。








