2025年9月21日(日)、ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield)が世界同時に開催するコミュニティイベント「One Ride 2025」が行われた。世界中のライダーが同じ日に愛車とともに走ることで、ブランドへの愛着や仲間意識を分かち合う特別な一日となるイベントだ。
今年も日本全国でイベントが展開され、モトメガネ編集部は静岡県・バイカーズパラダイス南箱根で行われた関東会場を取材した。その様子をレポートしよう。

世界最古のオートバイブランドのひとつ『ロイヤルエンフィールド』

ロイヤルエンフィールドは1901年に誕生した世界最古のオートバイブランドのひとつで、現在はインドを拠点に世界60か国以上に約850店舗を構え、グローバルに展開している。
近年は「Hunter 350」や「GOAN CLASSIC 350」といった空冷単気筒エンジンを搭載した中排気量モデルから、「BEAR 650」や「Shotgun 650」などの水冷並列2気筒モデルまで、現代的な魅力を備えたラインアップを揃えているのが特徴だ。人気の理由は、バイク本来の操る楽しさがシンプルな構造とクラシカルなデザインのマシンに凝縮されていること。さらに、手頃な価格帯ということもあり、初心者からベテランまで幅広い層のライダーに支持されている。


世界のロイヤルエンフィールドのオーナーが同日に走る『One Ride』

「One Ride(ワンライド)」は、ロイヤルエンフィールドが2011年から続けているグローバルイベントで、世界中のオーナーが同日に一斉に走るというもの。単なるツーリングにとどまらず、イベント会場ではライダー同士の交流やコミュニティ形成を目的に、毎年9月に実施されている。
2024年同様に『One Ride 2025』も大盛況!

One Rideは2011年に第一回目が開催され14か国が参加した。このイベントは年々規模を拡大し2024年には66か国で41,730人のライダーが参加し、過去最大の盛り上がりを記録した。そして2025年のOne Rideはさらに規模を拡大し、世界60か国以上、530以上の都市で同時開催され5万人以上のライダーが参加したという。
日本国内では、北は北海道石狩郡当別町、南は鹿児島県伊佐市まで、全国14開場でOne Ride 2025が実施された。

200台以上のロイヤルエンフィールドが集結したバイカーズパラダイス南箱根

関東のロイヤルエンフィールドのディーラーとそのオーナーたちが集結した『One Ride 2025 in 関東』は、静岡県の「バイカーズパラダイス南箱根」で行われた。


当日のスケジュールは、午前10時の受付から始まり、じゃんけん大会や記念撮影といったプログラムを挟みつつ、参加者が自由に過ごせる時間も多く設けられていた。会場では最新モデルの「New Classic 650」や「Goan Classic 350」も展示され、200台を超える参加ユーザーで大いに賑わった。

モトメガネ編集部では『みんなのバイク』を撮影!

モトメガネには、みなさんの愛車を紹介する『みんなのバイク』というコンテンツがある。
今回は同イベントに参加したかたを撮影&インタビューした。そのもようも近々WEB記事として公開していくので乞うご期待!


20代や30代が多く、女性ユーザーの割合も高い!

イベントの目玉は参加者全員での集合写真と、オリジナルグッズが当たるじゃんけん大会の二つ。そのほかは各自が自由に過ごし、愛車を眺めたり、他の参加者と交流したりと、ゆったりとした時間が流れていた。

特徴的だったのは、参加者の層だ。一般的に輸入車メーカーのイベントは年齢層が高いイメージがあるが、この会場では20〜30代の若いライダーが目立ち、女性参加者も3割近くいたのが印象的であった。しかも、最新モデルだけでなく古いロイヤルエンフィールドに乗る若いユーザーも多い。
個性的な車両に合わせてファッションも工夫され、全体的におしゃれな雰囲気が漂っていた。






ライダー同士をつなぐ特別な一日

One Ride 2025は、国境を越えて同じブランドのもとに集うライダーたちが〝同じ日〟に走ることで、世界中の仲間と一体感を共有できる特別なイベントであった。関東会場でも200台を超える参加者が集い、若い世代や女性ライダーも多く参加したことで、新しいロイヤルエンフィールドコミュニティの広がりを感じさせるものとなった。







