ツーリングで道の駅に立ち寄ったとき、つい食べたくなるもののひとつがソフトクリームです。ひんやりとした甘さは、走ったあとの休憩にもぴったり。道の駅では、その土地の牛乳や果物、特産品を使った個性豊かなソフトクリームに出会えます。
とくに中部・甲信越は、富士山や八ヶ岳、信州の山々、日本海など、変化に富んだ景色の中を走れるエリア。ワインディングや高原道路を走ったあとに道の駅へ立ち寄り、ご当地ならではのソフトクリームを味わうのもツーリングの楽しみです。
このエリアの道の駅では、濃厚なミルク系だけでなく、くるみやわさび、ラベンダーといった地域の素材を生かしたものや、見た目にも特徴のあるソフトクリームが登場します。ジェラートやサンデーなどを含め、地域ごとの違いを食べ比べてみるのもおすすめです。
今回は、これまでモトメガネで紹介した中部・甲信越エリアの道の駅から、ソフトクリームやひんやりスイーツが味わえる10カ所を厳選しました。ツーリングルートを考えながら、気になる一品を探してみてください。
中部・甲信越でソフトクリームがおいしい道の駅を選ぶポイント
道の駅のソフトクリームを選ぶなら、まず注目したいのがその土地ならではの素材です。地元産の牛乳や果物をはじめ、くるみ、わさび、ラベンダーなどを取り入れた商品なら、休憩しながら地域の味にも触れられます。
また、ツーリングで訪れるなら、道の駅までのルートも大切です。富士山周辺や信州の高原、飛騨の山間部など、中部・甲信越には走ること自体を目的にしたくなるエリアが点在しています。景色のいい道を走り、その途中でご当地ソフトを味わえば、目的地だけではない楽しみが増えるでしょう。
さらに、商品そのものの個性にも注目です。王道のミルクソフトはもちろん、鮮やかな色合いのソフトや、ご当地素材を組み合わせた変わり種まで種類はさまざま。複数の道の駅を巡りながら、それぞれの味の違いを確かめてみるのもいいでしょう。
中部・甲信越のご当地ソフトクリームが味わえる道の駅10選
①道の駅 雷電くるみの里(長野県)|信濃くるみのコクを味わう限定ソフト

長野県東御市にある「道の駅 雷電くるみの里」は、軽井沢町と上田市を結ぶ県道79号、通称「浅間サンライン」沿いにあります。施設前には広々とした二輪駐車場があり、信州エリアを走るツーリングの休憩にも立ち寄りやすい道の駅です。

この道の駅を訪れたら味わいたいのが、地元産の「信濃くるみ」をたっぷり使ったオリジナルの「くるみソフトクリーム」。くるみならではのコクを感じられる一品で、道の駅の人気No.1スイーツです。屋外の「雷ちゃんカフェ」と食事処「湯の丸」で購入できます。

くるみの産地らしく、館内にはすりくるみやくるみだれ、お菓子などの加工品も充実。食事処では、くるみペーストをそばつゆに加えた「くるみだれ手打ちそば」や、地元産のくるみをまぶした「くるみおはぎ」も味わえます。ソフトクリームとあわせて、東御市ならではのくるみの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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②道の駅 北信州やまのうち(長野県)|地元産フルーツを使った特製サンデー

長野県山ノ内町にある「道の駅 北信州やまのうち」は、志賀高原の入口に位置する国道292号沿いの道の駅です。志賀高原から草津温泉方面へ続く「志賀草津高原道路」へのアクセスがよく、周辺には湯田中渋温泉郷などの立ち寄り先も点在。北信州の山々を巡るツーリングの休憩地点として利用しやすい立地です。

直売所前のオープンテラスにある売店では、ソフトクリームを使ったスイーツを販売しています。なかでも注目したいのが、地元産のフルーツソースを使った特製サンデー。果物の栽培が盛んな山ノ内町らしい一品です。また、湯田中プリン本舗のなめらかなプリンにソフトクリームをのせた「プリンdeソフト」もあり、こちらは売店の一番人気となっています。

館内では、地元産そば粉を使ったそばや、根曲がり竹とサバ缶を合わせた北信地域の郷土食「サバタケ」なども味わえます。農産物直売所には旬の野菜や果物が並び、リンゴの季節には地元産リンゴも登場。ジュースやジャムなどの加工品も揃い、北信州らしい味覚を探せる道の駅です。
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③道の駅 南きよさと(山梨県)|信玄餅とソフトが一度に味わえる「信玄ソフト」

山梨県北杜市にある「道の駅 南きよさと」は、国道141号沿いに位置する道の駅です。農産物直売所や土産店、レストランなどがあり、敷地内からケーブルカーで「南八ヶ岳 花の森公園」へ上がることもできます。八ヶ岳周辺を巡るツーリングでは、休憩や食事に便利な道の駅です。

名物として親しまれているのが、山梨銘菓の信玄餅を使った「信玄ソフト」。バニラソフトの上に老舗菓子店「金精軒」の信玄餅をのせ、きな粉と黒蜜をかけて仕上げています。弾力のある餅に、なめらかなソフトクリーム、香ばしいきな粉と濃厚な黒蜜が重なり、山梨らしい味を一度に楽しめます。

売店には、ソフトクリームと八ヶ岳牛乳を生地に使った「信玄ソフトドーナツ」も並びます。このほか、八ヶ岳産そば粉と八ヶ岳南麓の水を使った「そばおやき」など、ご当地グルメも充実。旬の農産物や山梨土産を探しながら、ゆっくり休憩するのもいいでしょう。
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④道の駅 なるさわ(山梨県)|富士山麓で味わう「富士桜ソフトクリーム」

山梨県鳴沢村の「道の駅 なるさわ」は、富士山の北麓を走る国道139号沿いにあります。中央自動車道・河口湖ICから約20分で、第2駐車場にはバイク用駐車スペースも完備。富士五湖の中心に位置し、朝霧高原や山中湖方面へアクセスしやすいほか、富士スバルラインも近いため、周辺を巡るツーリングの休憩地点としても便利です。

軽食堂で味わえるご当地スイーツが「富士桜ソフトクリーム」。富士山麓に自生するフジザクラの実から作った「ふじざくらシロップ」をソフトクリームに混ぜ込んでいます。淡いピンク色とほんのりサクランボのような味わいが特徴で、富士山麓を訪れた際に味わっておきたい一品です。軽食堂の店内からは富士山を望むことができ、雄大な景色を眺めながらひと休みできます。

物産館には朝採りの高原野菜や果物、山梨の土産品が並ぶほか、鳴沢村で江戸時代から栽培されている伝統野菜「なるさわ菜」を使った加工品も充実しています。敷地内には「なるさわ富士山博物館」や自然探索路があり、隣には日帰り温泉「富士眺望の湯ゆらり」も。食事や買い物とあわせて立ち寄れます。
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⑤道の駅 あがの(新潟県)|地元の生乳を使ったミルク感たっぷりのソフトクリーム

新潟県阿賀野市にある「道の駅 あがの」は、福島県と新潟県を結ぶ国道49号沿いに位置します。新潟市中心部から約20分の場所にあり、遠くに五頭山を望む田園地帯に囲まれた道の駅です。広い駐車場にはバイク専用スペースも用意され、国道49号を走るツーリングの休憩や食事に立ち寄りやすい環境が整っています。

ソフトクリーム好きなら注目したいのが、地元「神田酪農」の「やすだ愛情牛乳」を使ったオリジナルの「生乳ソフトクリーム」。ミルク感がしっかりありながら、後味はすっきりとした仕上がりです。多いときには1日1,000個以上売れることもあるという、道の駅の人気No.1ソフトクリーム。酪農が盛んな阿賀野市ならではの味を楽しめます。

館内には阿賀野市産コシヒカリを使ったおにぎりをはじめ、地元食材を取り入れた料理が揃います。阿賀野市産の米と「あがの姫牛」、国産豚肉を組み合わせた「オコメンチ」もご当地グルメのひとつ。直売・物販エリアには地元の農産物や加工品、銘菓などが並び、阿賀野の食を幅広く味わえる道の駅です。
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⑥道の駅 国上(新潟県)|新潟のご当地アイスを再現した「もも太郎ソフト」

新潟県燕市にある「道の駅 国上」は、県道2号沿いの田園地帯に位置する道の駅です。「自然と遊ぶ」をコンセプトに2022年に全面リニューアルされ、飲食店や芝生広場、足湯、温泉、キャンプフィールドなどを備えています。新潟市から約1時間、北陸自動車道・三条燕ICから約30分で、寺泊方面へ向かうツーリングにも組み込みやすい立地です。

ここで味わいたいのが、道の駅限定の「もも太郎ソフトクリーム」。新潟で親しまれてきた氷菓「もも太郎」を製造していた「さかたや」と共同開発したオリジナル商品で、あの色と味わいをソフトクリームで再現しています。「もも太郎」という名前ですが、桃味ではないのもユニークなポイントです。

食事も充実しており、フードコートでは燕三条の背脂ラーメンや、地元・燕市のアウトドアメーカー「ユニフレーム」の調理器具で提供するキャンプ飯などを味わえます。敷地内には天然温泉を利用した「てまりの湯」もあり、食事や買い物だけでなく、ツーリングの疲れを癒やしながらゆっくり過ごせる道の駅です。
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⑦道の駅 漢学の里しただ(新潟県)|ふきのとうの風味を生かした個性派ジェラート

新潟県三条市にある「道の駅 漢学の里しただ」は、山あいを走る国道289号沿いに位置する道の駅です。広い駐車場にはバイク用スペースも設けられ、建物の軒下には休憩用のベンチも用意されています。農産物直売所やレストランを備え、自然豊かな下田地区を巡るツーリングで立ち寄りやすい施設です。

ここで注目したいのが、地元・下田産のふきのとうを使った「ふきのとうジェラート」。口に含むとふきのとう特有の風味が広がり、さわやかな苦みが余韻に残ります。山菜をジェラートに仕立てた珍しい一品で、春の味覚をスイーツとして楽しめるのが特徴。下田産ブルーベリーを使ったソフトクリームも販売されています。

農産物直売所には地元の野菜や山菜、加工品などが並び、下田地区ならではの食にも出会えます。なかでも「ごんぼっ葉笹団子」は、ヨモギの代わりにオヤマボクチを使い、コガネモチ100%で仕上げた郷土色豊かな一品。レストランでは地場食材を取り入れた定食やそば、郷土料理も味わえます。
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⑧道の駅 すばしり(静岡県)|富士山をイメージした「富士山ソフト」

静岡県小山町にある「道の駅 すばしり」は、国道138号沿い、東富士五湖道路・須走ICを降りてすぐの場所にあります。富士登山の須走口の起点でもあり、富士山を間近に望めるロケーションが特徴。周辺には富士山スカイラインや山中湖などがあり、御殿場から富士五湖方面を巡るツーリングの休憩にも立ち寄りやすい道の駅です。

テイクアウトコーナーで味わえるのが、富士山をイメージした「富士山ソフト」。青バラ風味の「青富士ソフト」と濃厚なミルクソフトを組み合わせたMIXソフトで、青と白の2色が冠雪した富士山を思わせます。見た目のインパクトだけでなく、なめらかな口当たりも特徴のご当地ソフトです。

館内のレストランでは、山芋や自然薯をつなぎに使う御殿場地方の郷土料理「みくりやそば」や、静岡県産しらすを使った丼などを提供しています。さらに敷地内には無料の足湯や富士山の水を汲める水汲み場も完備。天候に恵まれれば、雄大な富士山を眺めながらツーリングの疲れを癒やせます。
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⑨道の駅 天城越え(静岡県)|おろしたての本わさびで味わう「わさびソフト」

静岡県伊豆市にある「道の駅 天城越え」は、伊豆半島の中央部を縦断する国道414号沿いにあります。周辺を山々に囲まれた自然豊かな場所にあり、伊豆半島を南北に巡るツーリングの休憩にも立ち寄りやすい道の駅です。敷地内には売店やレストランのほか、昭和の森会館などの施設が集まっています。

ここで味わいたいのが、伊豆の特産品であるわさびを使ったソフトクリーム。「天城わさびの里」では、注文を受けてから天城山産の本わさびをすりおろし、バニラソフトにトッピングした「わさびソフト」を販売しています。ツーンと鼻を抜ける爽やかな辛みのあとにバニラのまろやかな甘さが広がる、天城ならではの組み合わせです。土産店「緑の森」では、本わさびを練り込んだ「元祖わさびソフト」も味わえます。

道の駅では天城産の生わさびやわさび漬けなどの加工品も購入でき、レストランでは本わさびをすりおろして味わう「わさび丼定食」も提供。さらに猪肉を使った料理や商品も揃い、天城の山の幸を幅広く味わえます。ソフトクリームだけでなく、伊豆ならではの食を目的に立ち寄るのもおすすめです。
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⑩道の駅 パスカル清見(岐阜県)|爽やかな風味の「ラベンダーソフト」

岐阜県高山市清見町にある「道の駅 パスカル清見」は、国道257号沿い、清流・馬瀬川のほとりに位置する道の駅です。駐車場にはバイク用スペースも用意されています。周辺には高山市と郡上市を結ぶ「せせらぎ街道」が延び、飛騨の山々や渓谷を眺めながらワインディングを走るツーリングの休憩地点としても利用しやすい立地です。

屋外の軽食コーナーで味わえるのが、パスカル清見オリジナルの「ラベンダーソフト」。淡いラベンダー色が目を引くソフトクリームで、まろやかなミルクの味わいに爽やかな風味が加わっています。ラベンダーの風味は比較的穏やかでクセが少なく、食べやすい仕上がり。ツーリングの途中でひと息つきたいときにもぴったりの一品です。

レストランでは、飛騨地方の郷土料理「飛騨牛朴葉みそ定食」をはじめ、漬物ステーキやけいちゃん、高山ラーメンなどを提供。飛騨牛のすじ肉をトマトとじっくり煮込んだ「飛騨牛すじ煮込み丼」も味わえます。テラス席からは馬瀬川を眺めることができ、食事やソフトクリームとともに清流沿いでゆっくり休憩できます。
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まとめ
中部・甲信越の道の駅には、地元の牛乳を生かした王道のソフトクリームから、その土地ならではの特産品を取り入れた個性豊かな一品まで揃っています。ツーリング途中に味わえば、休憩時間そのものが目的のひとつになりそうです。
- ミルクのおいしさを味わうなら:「道の駅 あがの」
- ナッツや和素材を楽しむなら:「道の駅 雷電くるみの里」「道の駅 南きよさと」
- フルーツを使ったスイーツなら:「道の駅 北信州やまのうち」
- 個性的なご当地素材に挑戦するなら:「道の駅 漢学の里しただ」「道の駅 天城越え」「道の駅 パスカル清見」
- 見た目にも特徴のある一品を選ぶなら:「道の駅 なるさわ」「道の駅 国上」「道の駅 すばしり」
濃厚なミルク系から、くるみ、信玄餅、ふきのとう、わさび、ラベンダーといった個性派まで、選択肢はさまざま。気になる味を目的に道の駅を巡ってみるのも、中部・甲信越ツーリングならではの楽しみ方です。
今回紹介した道の駅は、富士山周辺や志賀高原、伊豆、飛騨など、走ること自体を楽しめるエリアにも点在しています。ソフトクリームを目的に道の駅をルートへ組み込めば、ご当地グルメや温泉、周辺の景色など、新たな立ち寄り先を見つけるきっかけにもなるでしょう。
気になるソフトクリームが見つかったら、次のツーリングプランに道の駅を加えてみてください。走った先で出会うひんやりスイーツが、いつものツーリングに新しい目的を加えてくれるはずです。







