道の駅の特徴
山梨県鳴沢村は富士山の北麓に位置。標高900~1000mの高冷地にあり、豊かな自然と四季折々の美しい風景を楽しめ、富士山麓の溶岩地帯に広がる「青木ヶ原樹海」があることでも知られている。キャンプやハイキングなどアウトドアアクティビティが充実しており、富士山観光の拠点としても人気の場所だ。
『道の駅 なるさわ』は、R139沿いに位置。中央自動車道の河口湖ICから約20分とアクセスは抜群だ。駐車場は広大で、道の駅施設裏にある第2駐車場にはバイク用の駐車場も用意されている。富士山を眺める絶好のロケーションで、敷地内には富士山や青木ヶ原樹海周辺を望める展望台も設置されている。
物産館、軽食堂からなる道の駅では、鳴沢村ならではのご当地食材を楽しむことができる。物産館では朝採りの高原野菜や果物、加工品、ワインや地酒、山梨の土産品などを販売。この地域だけの食材「なるさわ菜」を使った加工品も充実しており、ピリ辛に炒め煮にされたなるさわ菜入りの饅頭、おにぎり、漬物、混ぜご飯の素などが販売されている。
軽食堂では、地域の郷土料理や軽食などを提供。鳴沢菜まぜご飯、ビスケットの天ぷらなど鳴沢村ならではのメニューから、甲州名物の鳥もつ煮や、定食、麺類、カレーなどの定番メニューまで、さまざまな食事メニューが揃うほか、ご当地ソフトクリームの「富士桜ソフトクリーム」やパンケーキなどのスイーツも充実。店内窓からは富士山を一望でき、富士山ビューと郷土料理を一度に楽しむことができる。
物産館と軽食堂の間には、おやきの店舗があり、ここで焼きたてのおやきを購入できる。
道の駅敷地内には、なるさわ富士山博物館、1周約1.5km、約25分の自然探索路もあり、1日中滞在できる道の駅となっている。隣接施設には日帰り温泉施設の「富士眺望の湯ゆらり」もあり、富士山を眺めながら温泉に浸かることができる。
道の駅は富士五湖の中心に位置しており、朝霧高原、山中湖方面どちらからもアクセスしやすく、近くには富士スバルラインもあり、富士山周辺のツーリングを楽しめる。鳴沢村ならではのグルメを楽しめる道の駅は、食事や買い物での立ち寄りスポットに最適。ツーリングの目的地にもおすすめの道の駅だ。
施設紹介
新鮮な地元産農産物や鳴沢村の特産品、山梨の土産品などが揃う物産館、郷土料理や軽食を味わえる軽食堂、富士山を眺めながらひと休みできる休憩室がある。敷地内には、鳴沢村のおいしい水が湧く 「不尽の名水」や、富士山の自然と歴史を学べる「なるさわ富士山博物館」、「自然探索路」、「溶岩樹型」もある。
名物&名産品
◆なるさわ菜
鳴沢村で江戸時代から作られている伝統野菜で、鳴沢村でのみ栽培されている希少野菜。 茎は細くてやわらかく、シャキシャキとした食感が良いため、醤油漬けなどの漬物にするのが一般的。漬物として食べるだけでなく、炒め物にしたり、チャーハンやパスタに入れたり調理しても美味。10月中旬~下旬が最盛期。
◆おやき
物産館で販売するほか、「お焼ハウス」では焼きたてを購入できる。鉄板で両面を広く平たく焼かれた形が珍しい。なるさわ菜、切干大根、かぼちゃ、あんこ、野菜ミックスの全5種類で、人気No.1はピリ辛のなるさわ菜。切り干し大根も人気だそうだ。
◆せんどそばと鳴沢菜まぜご飯のセット
鳴沢村の郷土料理「せんどそば」。山盛りの千切り大根が温かいそばにのっている。昔、そばが貴重だった頃に量を増すために考えられた。せんどとは「せんどつき」のことで、ツマのように細く切った大根のことを言うそうだ。自家製の南蛮味噌を加えるとさらに美味。なるさわ菜のを混ぜた鳴沢菜まぜご飯とのセットがオススメだ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆鳴沢氷穴
総延長153mの縦穴環状形の溶岩洞窟で、国の天然記念物に指定されている。氷穴の中は、総延長150m、内部は幅1.5~11m、高さ1~3.6mの洞窟で、内部の気温は年間平均3度。一年中、氷に覆われている洞窟内では、氷の壁、氷の池、氷柱などを見られる。氷穴内の見学は1周約15分。
◆長池親水公園
山中湖北岸にある公園。富士山を一望できる絶景スポットで、湖面に映る「逆さ富士」や、富士山の山頂に太陽が重なる「ダイヤモンド富士」も見られる。山中湖と富士山を一緒に撮る絶好の撮影スポットだ。無料の駐車場あり。