長野県の北東部に位置する山ノ内町は、四季折々の自然や温泉、スキーリゾートに恵まれた観光地として知られている。特に志賀高原や湯田中渋温泉郷は、国内外から多くの観光客を惹きつける人気スポットだ。そんな山ノ内町の玄関口にあるのが、地域の魅力と旬の味覚が詰まった「道の駅 北信州やまのうち」である。
この記事では、この道の駅の施設情報や特産品、地元グルメに加えて、周辺の観光スポットまで幅広く紹介する。ドライブやツーリングの途中で立ち寄りたくなる、休憩にも買い物にも最適なスポットの魅力を詳しく伝える。
道の駅の特徴

山ノ内町は長野県北東部に位置し、志賀高原や湯田中渋温泉郷などの観光地を有する自然豊かな町。スキーや温泉を楽しめるほか、スノーモンキーがいることで知られ、多くの観光客が訪れる。

『道の駅 北信州やまのうち』は、志賀高原の入り口に位置し、R292沿いにあるのでアクセスは抜群。緑色のとんがり屋根が特徴の建物で、道の駅からは志賀高原や、遠くには北信五岳などの北信州の山々を望むことができる。

道の駅施設は、物産館、農産物直売所、レストラン、屋外売店からなる。規模的には大きくないが、各施設には山ノ内町の特産品が充実。物産館には、地元菓子店の温泉まんじゅうやおやき、郷土料理の「サバタケ」、根曲がりだけを使用した「たけのこカレー」などの特産品が揃っている。
農産物直売所には地元産の旬の野菜や果物がリーズナブルな価格で並ぶ。道の駅周辺にはりんご園が広がっており、りんごの季節には店頭に並ぶ。6月中旬から7月上旬頃には、志賀高原の初夏の味覚、根曲り竹も販売される。加工品では、地元産のりんごジュースやフルーツジャムが数多く揃っている。

レストランでは、地元産のそば粉を使ったそばを味わえる。1番人気は天ざるで、地元産の季節の野菜の天ぷらがついてくる。天ぷらは、春は山菜、初夏にはアスパラと、季節ごとに山の味覚を楽しめる。


直売所前のオープンテラスにある売店では、ソフトクリーム類を販売。1番人気は湯田中プリン本舗のなめらかプリンの上にソフトクリームがのった「プリンdeソフト」で、地元産フルーツソースを使った特製サンデーも人気がある。テラス席で休憩や食事が可能だ。
上信越自動車道信州中野ICから約10km、R292を通り草津温泉まで約1時間の距離にある。志賀高原を抜けて群馬県草津温泉方面へと続くR292通称「志賀草津高原道路」は、絶景のツーリングルートとして人気が高い。周辺には湯田中渋温泉郷や地獄谷野猿公苑などの温泉や名所も豊富である。志賀草津高原道路を利用した際は、山を下って最初の休憩場所となる道の駅。食事やご当地ものの買い物を楽しめるため、絶景ルートの合間に一息つける絶好のスポットだ。
施設紹介















買い物は特産品・土産品は物産館売店、農産物は農産物直売所で。食事は物産館内の食堂でそばメニューを中心に味わえる。
名物&名産品
◆すかがわ法印そば

オヤマボクチを練り込んだ信州山ノ内町の須賀川地区に伝わる「すがかわ法印そば」。地元産のそば粉のつなぎに「オヤマボクチ」という植物の葉の繊維が使われた十割そばで、コシの強いそばとなっている。販売は、土日祝のみで、数量限定品。
◆サバタケ

志賀高原産の根曲がり竹と、サバ缶を合わせた味噌汁(たけのこ汁)のことで、北信地域の郷土食。自宅でも手軽に味わえるレトルトパックになっている。志賀高原の根曲り竹はエグミが少なく、アク抜きせずに食べられる。
◆リンゴ
フルーツの栽培が盛んな山ノ内町では、特にリンゴの生産が多い。旬の時期には道の駅店頭にリンゴが並ぶほか、ジュースも農園や品種ごとに豊富な品揃え。サンふじや、シナノスイート、シナノゴールドなど、多品種にわたり栽培されている。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆志賀草津道路

長野県山ノ内町から群馬県草津町へ至る全長約43kmの山岳観光道路。標高2172mの渋峠そばには「日本国道最高地点の碑」がある。毎年11月中旬~4月下旬ごろまで冬季通行止め。冬季通行止め解除直後は、雪の回廊を走るツーリングを楽しめる。
◆湯田中渋温泉郷
山ノ内町にある歴史ある温泉街。開湯約1300年以上の古湯で、湯田中温泉や渋温泉など9つの温泉街からなり、趣ある石畳の路地と木造旅館が情緒ある雰囲気を醸し出している。数十本の源泉が豊富に湧き、外湯めぐりや源泉掛け流しが楽しめる。
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