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40過ぎてからのオフロードバイク・デビュー!ライディング中の上半身の姿勢が余裕を生む?!【第3回:加減速での姿勢の取り方】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイクのライディングの基本である〝ライポジ〟さらには〝レバー操作〟に関してこれまでの特集で紹介した。
自分にあったライポジはオフロードをする上で非常に重要。さらに、適正なクラッチやブレーキのレバー操作を身につければ、力むことなく走りに集中できる。

次にマスターしたいのは上半身の姿勢だ。

何気なく走っていると意識することが少ない「上半身の姿勢」。
この上半身の姿勢も実はライディングに大きく影響する。

今回もエンデューロチャンピオン渡辺学選手にオフロードを安心して走れるようになるコツを伝授してもらおう!

前後のサスペンションに手を加えたテクニクスのレンタル車両「YAMAHA SEROW250」を使って、マナブ先生のライディングスクール第3回の開講だ!

目次

シッティングの基本ポジションをおさらい

①まずはステップの上に立つ。
②ステップの真上のシート位置が、基本のシッティングとなる位置。

シッティングの基本位置は、①ステップの上に立ち、②その真下に座ったのがシッティング位置の基本。このポジションを基準にすることで、ハンドルを握るときの腕が伸びきらず上半身に余裕が生まれる。

脇を適度に広げた正しい上半身の姿勢。
脇が閉まったダメな上半身の姿勢。

腕の形は、ロードバイクのように脇を締めるのではなく、上半身をしっかりと保持できる脇を適度に広げた姿勢をとる。これはオフロード走行時に轍や窪みなどで大きな衝撃を路面から受けたときに腕の力で上半身の姿勢を保つためだ。

座る位置:ステップの真上に立ち、その位置に座ることで、適切な前後バランスを保つ。
上半身の姿勢:肘を適度に曲げ、脇を開くことで、路面からの衝撃に対応しやすくなる。

シッティングでの上半身の動き

加速でも減速でもなくパーシャルで走行している状態

「加速でも減速でもない状態、いわゆるアクセルがパーシャル状態で走行している時には、上半身の姿勢はシッティングの基本姿勢と基本変わりません。 ステップの延長線上に座り、そのさらに上に頭がくる感じです」。

加速での姿勢

「加速状態での上半身の姿勢は、座っているシートの位置は変わりませんが、腰から上が前傾しています。頭はステアリングヘッドの少し前に来ます。

人間の頭部は身体の中でも非常に重いパーツです。
なにも考えずにホケ〜とバイクに跨がっていると、加速した時に頭部が後ろに持って行かれてしまいます。すると、腕が伸びきりバイクのコントロールが難しくなります。

また、人間は視覚から得た情報を元に身体を動かしています。
頭部が後ろに持って行かれると視線がぶれるため、落ち着いて身体をコントロールすることが難しくなります。頭部をぶらさない、視線を乱さないことが重要なのはスポーツに共通する基本動作です!

加速する時にスロットルを開くのとほぼ同時か、少し早いぐらいに、身体を前傾させましょう」。

減速での姿勢

「減速するとライダーを含めた重心は、バイクのフロント側に移動します。
ステップの真上に頭が位置する基本姿勢のままだと、重心がフロントに掛かりすぎ、フロントサスペンションが必要以上に縮み、前のめりの姿勢になってしまいます。
ライダーも前のめりの姿勢になり、バイクをコントロールすることが難しくなります。

ブレーキを掛けても視線がぶれず身体しっかりと保持できるよう、上半身は骨盤から上を少し後傾させてください。

ただし必要以上に後傾させると、今度は腕が伸びきってしまいます。
腕が伸びきると、それはそれでハンドル操作ができなくなり、バイクをコントロールできなくなるので注意してください」。

スタンディングの基本姿勢

「スタンディングの基本姿勢は、ステップの上にまっすぐ立ち、頭はステアリングヘッドの延長線上に来るのを意識してください。

腕の形は、シッティングの時と同様に、フロントタイヤが外乱で暴れても上半身を腕の力で支えられるよう、脇を軽く開いた姿勢になります。
脇をどれぐらい開いたらいいの?と疑問に思う方もいることでしょう。
初回の記事で説明しているので、こちらをチェックしてください!」

スタンディングでの上半身の動き

加速でも減速でもなくパーシャルで走行している状態

「加速でも減速でもない状態、いわゆるアクセルがパーシャル状態で走行している時には、上半身の姿勢はスタンディングの基本姿勢と同じです!

この姿勢が基本なので、前過ぎない、後ろ過ぎない、絶妙なポジションをマスターしてください」

加速での姿勢

「先ほどの基本のスタンディング姿勢から、頭をステアリングヘッドよりも気持ち前にもっていったポジションが、加速時の上半身の姿勢です。

トレールモデルだと、メーターの上辺りに頭がくるイメージです。

頭を前にもってくる理由はシッティングの時と同じ。
頭部がぶれて視線がぶれないようにすることと、加速Gで上半身が後ろに持っていかれ、腕が伸びきらないようにするためです」。

減速での姿勢

「減速での姿勢は、スタンディングの基本姿勢での頭の位置はほぼ変わらず、腕が完全に伸びきらないように注意しつつ、腰を後ろにひきます。

スタンディングの基本姿勢と比べてみても、頭の位置はほぼ変わっていないことが分かるはずです。

慣れないと、必要以上に腰を後ろに引いてしまいがちです……。
シッティングの時と同様に、腕が伸びきるとバイクをコントロールするのが難しくなりますよ」。

まとめ

加速で前傾、減速で後傾。
単純だけど、視線のぶれを抑え、バイクを安定してコントロールするための基本動作だ。

街中の走りでも簡単に意識できるので、日頃から「加速で前傾、減速で後傾……」と意識してバイクに乗ってみるといいだろう。

オフロードバイクは基本をしっかり押さえることで、初心者でも楽しく、安全に乗ることができる。たとえ40歳を過ぎてからでも、オフロードの楽しさを体感することは決して遅くない。マナブ先生が教えてくれた基本を実践し、オフロードバイクの新しい世界に飛び込んでみよう!

次回は『シッティングとスタンディングの使い分けは?』を紹介する予定だ。乞うご期待。

ちなみに初回の『第1回:ライポジから押し引きまでを確認』『第2回:丁寧なアクセル&シフト操作をマスター』はこちらでチェック!

テクニクスならオフロードバイクをレンタルして、ダートコース走行を体験できる!

欧州のサスペンションメーカーで理論を学んだ専門のスタッフが作業を行うテクニクスは、2001年に創業したサスペンションのプロショップだ。

テクニクスによって足回りのセッティングが施されたマシンは、ノーマルマシンとは別物の走りに生まれ変わる。テクニクスの豊富な知識と長年の経験から、バイクレースのトップライダーたちからも全幅の信頼が寄せられる心強い存在だ。

そのサスペンションのスペシャリストが、公道を走行するナンバー付きのバイクに最適なサスペンションを装着した〝レンタルバイク〟を使わない手はない!

オフロードを始めてみたい人はもちろん、足回りを自分に合わせたいユーザーにとってもプロショップが手がけたマシンを長時間乗られるから、非常に参考になること間違いない。
レンタルの詳細はこちらの記事とテクニクスのホームページをチェック!

コンパクトなコースだから奥が深い!
【テクニクス イワイモトクロスコース】

千葉県、埼玉県との県境にほど近い茨城県坂東市にある『TECHNIX イワイモトクロスコース』。立地的に3県の県境付近で関東圏の中心位置にあり、アクセスも良好だ。

コースレイアウトは1周約700mとコンパクトなトラック。レイアウトはビギナーから中級向けだが、シンプルゆえに奥が深い!

マナブ先生曰く「シンプルな作りのコースだからこそ、速く確実に走るのは難しかったりします。なにも大きなジャンプがあって、高速コーナーがあってというようなレイアウトがすべてではないんです。オフロードは基本がすごく重要ですし、課題を一つ一つクリアしていくことが、上手くなる方法でもあります。そのためにも、シンプルなコースはオフロードを上達するためにも最適ですね!」

◆場所:茨城県坂東市矢作655−5
◆コース走行料:2500 円(税込)/1 日
◆走行時間:9:00〜17:00(4月〜10月末)、 9:00〜16:00(11月〜3月末)
 ※12:00〜13:00 は昼休みとし全車エンジン停止。ただし、キッズ練習時間として、PWやQR等で走行のキッズのみ走行可能。
◆コース営業日:イワイサーキット(ミニバイクコース)営業日に準じる。原則無休だが、平日に関しては念のためイワイサーキットへ要問い合わせ(イワイサーキット電話:0297-38-1385)

2024年エンデューロチャンピオンの渡辺学選手

全日本モトクロス選手権でヤマハのワークスライダーとして活躍した後、エンデューロレースに参戦。JNCCでチャンピオンになること7回!状況を常に冷静に判断してクレバーな走りで観客たちを楽しませてくれる。TWISTER Racingなるチームを率い全日本モトクロス選手権に参戦。若手選手の育成にも力を入れている。
エンデューロ会場で販売し、一口食べたらファンになる〝マナブギョーザ〟も必見。

餃子の餡にしっかり目の味がついていて、タレをつけずに食べても美味しい! もっちもちの皮と肉汁たっぷりの餃子は、焼き餃子、水餃子のどちらでもGOOD。鍋にもぴったり。

マナブギョーザはInstagramでチェック!
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