バイクツーリングの目的地や休憩スポットに最適な『道の駅』。2024年8月現在、日本全国に1221の道の駅が登録されています。規模も大小様々で、施設内容も千差万別。だからこそ、ついつい寄ってみたくなる魅力があります。
そんな道の駅をモトメガネでは毎月数カ所取り上げていますが、今回はその中でも『ワインディング』に着目! 前編と後編に分けて合計10カ所を紹介します。
さらにそんなバイクツーリングで便利なナビゲーションアプリも後半で取り上げています。
ツーリングマップルの情報をルート案内中に提案してくれるという超便利なもの。ツーリングの楽しさをより広げてくれることは間違いなし!!
ツーリングでワインディングを楽しめる道の駅
6.福島県:道の駅 尾瀬街道みしま宿
道の駅がある三島町は福島県会津地方の中西部に位置。三島町は会津桐の産地として知られており、桐たんすや桐下駄など、さまざまな桐工芸品が作られています。また、町内を只見川沿いに走るJR只見線は、絶景ローカル路線として全国的に有名。冬は積雪が2mを超すこともある豪雪地帯でもあるのです。
『尾瀬街道みしま宿』は只見川沿いを通るR252に面しており、アクセスは抜群。R252はツーリングルートとしても人気の道で、国道に並行する只見川と只見線の景観や奥会津の景色を楽しめ、田子倉ダムなどの見所や、新潟・福島県境の六十里越のワインディングなどもあります。R252沿いではダントツの眺望の良さと、食事や買い物も楽しめる道の駅なので、ツーリング時の立ち寄りスポットして最適です。
7. 山梨県:道の駅 こすげ
小菅村は県東部にあり東京都奥多摩町に隣接。大自然に囲まれた村で多摩川最上流に位置し、多摩川源流の村として知られています。道の駅は山の上の開けた場所にあり、開放感が抜群。新鮮な山の空気と山の景色を楽しめます。
道の駅までは都心から約2時間と近く、小菅村まではどのルートを使っても走りを楽しめます。
中央自動車道・大月ICからは国道138号を使えば約30分で行くことができ、青梅方面から国道411号を使って奥多摩を抜けるルートは定番のツーリングコース。檜原街道からの奥多摩周遊道路経由は走りを楽しめると人気の道。
おすすめは中央自動車道・上野原ICから県道33号、県道18号を経由する山中を通るルートで、ちょっとしたワインディングもあます(途中に集落があるので、くれぐれも走行には注意)。
どのルートを使っても立ち寄りやすい場所にあるので、休憩に訪れるライダーが多い道の駅となっています。
8. 静岡県:道の駅 天城越え
道の駅 天城越えは『伊豆の踊子』で知られる天城峠のすぐ近くで、周辺は山に囲まれた自然が豊かな場所。伊豆半島の中央部を通る国道414号沿いに位置します。
伊豆半島はライダーに人気のツーリングエリア。国道414号は沼津市と下田市を結ぶ国道で、半島を縦断する際の内陸部のメインルートとなっています。適度にカーブがあり、道の駅から南にはぐるっと2回転する河津七滝ループ橋もあったりと、走っても楽しめるルートです。その道中にある道の駅は駐車場も広く、立ち寄るのに最適なスポット。伊豆スカイラインから国道414号へは冷川ICから県道12、59号を使ってアクセスできます。
9. 京都府:道の駅 美山ふれあい広場
道の駅のある南丹市美山町は京都府のほぼ中央に位置しています。自然豊かな里山の町には清流・美山川が流れ、日本の農村の原風景でもあるかやぶき民家が数多く残る「かやぶきの里」で知られています。京都市から国道162号を北上して1時間半ほど、その国道に面した場所に『道の駅 美山ふれあい広場』はあります。
京都と若狭を結ぶ国道162号は周山街道と呼ばれる鯖街道のひとつ。北山杉の林の中を走るワインディングや、変化に富んだ風景を楽しめるとあって人気のツーリングコースでもあります。ちょうど京都市小浜市の中間で立ち寄りやすい場所なので、ツーリング途中の休憩場所として多くのライダーで賑わう道の駅なのです。
10. 高知県:道の駅 キラメッセ室戸
道の駅のある室戸市は、高知県東南に位置。太平洋に突き出る形の室戸岬は全国的に有名で、地質学的に価値のある「ユネスコ世界ジオパーク」にも認定されています。そのほか室戸市は、ホエールウォッチングや海洋深層水でも知られています。
道の駅が面するR55は、海岸線に沿って走るツーリングコース。太平洋を間近に眺める景色はまさに絶景! 道の駅は室戸岬から高知市方面に走り15分ほどの場所にあり、室戸スカイラインや室戸岬へのアクセスする際の休憩に最適の立ち寄りスポット。11~2月頃には運が良ければ道の駅からだるま夕日を見ることができるそうです。
周辺情報を教えてくれるから寄り道が楽しい!
ナビゲーションアプリ『MOTTO GO(モットゴー)』
バイクツーリングの楽しさは目的地へ行くまでの道のりにある、と言っても過言ではないだろう。
「何気なく走ったところの景色が最高だった」
「行く先々の場所や道のりで偶然起こる新たな発見があった」
「たまたま雨宿りした定食屋のご飯がすごくおいしかった」
自由気ままなツーリングだからこそ出会える瞬間がある。
そんなツーリングに欠かせないのがスマートフォンで使うナビゲーションアプリだ。一般的なナビゲーションアプリは目的地への最短ルートを提案するのがほとんど。せっかく楽しい瞬間が、少し道から外れたところにあったとしても、それに気がつかずに通り過ぎてしまう……。
それでほんとにいいの?
ライダーのバイブル『ツーリングマップル』の情報が、ナビゲーションアプリで体験することができる?!
パイオニアからリリースされているツーリングナビゲーションアプリの『MOTTO GO』は走って楽しい道をオススメとして提案してくれるのが大きなポイント。昭文社、マップル、ゼンリンなどのパートナー企業と連携し、各社の強みを活かした情報を提供しているのが大きな強みだ。
ツーリングマップルはバイクツーリング向けに作成されたマップとして有名だ。この地図には、走って気持ちのいいルート、地元の名産品、林道情報などツーリングで欲しい情報が掲載されている。その情報をナビゲーションアプリの『MOTTO GO』で得られるから、ツーリングをもっと充実したものにしてくれる!
リーズナブルに始められる料金体系
『MOTTO GO(モットゴー)』の料金コースは3種類。月に一回ぐらいしかツーリングに行けないようなライダーでも気軽に使えるのはありがたい!
ツーリングマップルの情報を取り入れ、ルート案内、渋滞情報、取り締まり情報、未舗装情報を通知してくれるなど、バイクに特化した内容もライダーにはうれしい機能だ。
曲がるポイントが遅かった……をなくしてくれる!
ナビを使ってバイクで走っていると、なかなか画面を見られないことから、曲がるポイントを行き過ぎたり、逆に早く曲がってしまったり……ということがある。
そんなライダーならではの悩みを、
「3つ先の信号を左です」
「2つ先の信号を左です」
と音声でカウントダウンしてくれるのだ。
パイオニアのカーナビで培った分かりやすい案内表示を、さらにバイク向けに調整している。
お気に入りの場所にメモを登録可能!
登録した場所に近づくと音声で通知!
思い出の場所や行きたいお店のリマインダー音声通知として活用ができる。
バイク用に特化した機能は他にも満載!
バイク向けナビゲーションアプリでツーリングにGO!
●対象端末:iOS(Ver 14.0 以降)/Android(Ver 9.0 以降)対応のスマートフォン