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クロスカブ110にドイツ最強のリアボックスを付けてみた【動画あり】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

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リアボックスはダサいという人にこそ使ってもらいたい!

どうも、アイキョウです。約2年ぶりにモトメガネに登場しました(^^)

リアボックスなんてだせぇ!という人は多いと思いますし、僕も実際にそう思っていました。ただ一度リアボックスを装着してしまうと便利すぎて手放せなくなります。

リアボックスブームの火付け役アドレスV125

特に転機になったのは原付二種ブームの火付け役、スズキのアドレスV125。

通勤快速として売れまくっていて、成約時にリアボックスプレゼントキャンペーンを実施。街中にはリアボックスを装着したアドレスV125が溢れました。

一度通勤や日常の足でリアボックスを装着したアドレスV125に乗ったら最後。もはや利便性から抜け出せなくなるのです。

とはいえ、やっぱりリアボックスってモッサリしていてデザインが好きじゃない人も多いはず。そんな人にお勧めしたいのがドイツの権威あるデザイン賞「レッドドット賞」を受賞しているフルヒトロスのリアボックスです。

ちなみにフルヒトロスはドイツの会社で、現在はスペインとフランスにデザインチームがいるとの事です。それでは早速ディテールをご紹介します。

シールドLディテール

カラバリ・付属品・バリエーションモデル

シールドLのカラーバリエーション
  • 製品名:シールドL
  • 容量:48L
  • カラー:ブラック×イエロー・ブラック×シルバー・ホワイト×レッド
    ※ベースはいずれのカラーも未塗装の艶消しブラック、前部分に艶ありブラックかホワイトの塗装パーツが入り、レンズ部分がイエロー、シルバー、レッドになっています。
  • サイズ:60×48×32cm
  • 最大荷重:10Kg
シールドS

兄弟モデルとして35LのシールドSが用意されています。

シールドLのバックレスト

価格はバックレスト付きが2万9000円、バックレスナシが2万2000円です。

シールドLの付属品は特になし。シールドSはリアキャリアなどに装着するベースが付属されていますが、シールドLは別途5770円で購入する必要があります。

取り扱い説明書がないのはちょっと残念。リアボックスの装着に慣れた人なら困らないと思いますが、代理店が日本の会社なんだからこの辺りは頑張ってほしい!

シールドLのベース

ベースは穴が多いので、リアキャリアの形状を選ばず汎用性が高い設計です。

取り付け用の金具

取り付けにはボルト、波板、ワッシャー、ナットを4個ずつ使います。この辺りは一般的なリアボックスの取り付けと同様です。

付属のボルト

ボルトは長さ違いが2種類用意されているので、車体やキャリアによって装着しやすい方を使えます。

プラスチックパーツとボルトの組み合わせ

それと付属の四角いプラスチックパーツと長いボルトを組み合わせると短いボルトよりも5mmぐらい短くなります。

車種やリアキャリアの形状によってはボルトがフェンダーなどに干渉してしまう事がありますが、3種類の長さを使い分けることができるので、車体にあわせた取り付けが可能です。

セルフロックナット

ナットはセルフロックナットが使われています。ナイロンの緩み留めがついているもので、ボルトに入れて回していくと途中から手では回らなくなるので工具を使って締める必要があります。

樹脂のベースと金属のボルト、波板でキャリアに固定する際にトルクをかけすぎるとベースが変形してしまうので、トルクをかけすぎないのがポイントです。

緩み留めがついているので、ガッツリトルクをかけなくても簡単には緩みません。

ただナイロンのロックナットは一度装着して、外した時には緩み留め効果が薄くなってしまうので、取り付けしなおす際には交換するのをお勧めします。

シールドL本体のディテール

シールドL取り付けイメージ

本体はドイツの権威のあるデザイン賞を受賞しているだけあって、既存のリアボックスとは一味違った造形です。

具体的には一般的なリアボックスは全体的に丸っこいデザインを採用しているのに対して、シールドLは角張ったエッジの効いたデザインが採用されています。

シールドL取り付けイメージ2

目を引くのは前方の塗装部分とレンズ部分です。

一般的なリアボックスはテールライトを意識してレンズにレッドを採用することが多いですが、シールドLはシックなシルバーや個性的なイエローなどの奇抜なカラーも用意しています。

またプラスチック系のリアボックスは販売価格を抑えるために未塗装の樹脂パーツを採用することが多いですが、前側に塗装されたパーツをアクセントに使っているのも質感を高めています。

中心部分にはフルヒトロスのロゴが入っていますが、こちらは塗装のクリア層の下に貼られているので剥がすことはできません。

シールドLの天板カラーバリエーション

デザイン面でもう一点面白いのが、天板部分を交換することが可能でホワイトやレッド、シルバーなどの天板が別売りされていてカラーによって4000円~5770円となっています。

天板部分は傷がつきやすいので、劣化してきたタイミングで交換すると良いでしょう。

シールドLの鍵

次に目を引くのが鍵部分です。

リアボックスは上蓋に下の荷室についているフラップを引っ掛けるフラップ式と、蓋を閉めただけでロックがかかるロック式が主流で、前者の方が構造がシンプルで安くなる傾向があります。

シールドL上蓋の開閉操作

シールドはロック式を採用していて、蓋を開ける際は鍵を左に捻るだけ。蓋を開けるために別にボタンを設ける製品も多いですが、鍵のシリンダー部分で開閉できるのでシンプルです。

シールドLのベース脱着操作

ボックスとベースの脱着に関しても同じ鍵を右に捻って下のボタンを押すだけです。

シールドLのストラップ

蓋を開けてみると両側にストラップがついていて、蓋が必要以上に車体側に倒れないようになっています。このストラップは劣化すると切れてしまう事もあるので補修部品として出せる準備をお願いしたいところ。

荷室のリブ

荷室の縁にはリブがたっていて、上蓋が被さるようになっているので、万が一隙間から水が入ってしまったとしても荷室は浸水しません。

シールドLの荷室と上蓋の隙間

また上蓋を閉めるとロックされるタイプのリアボックスはパーツに精度が求められるので、上蓋と荷室の間に隙間が出来てしまう事が多々ありますが、ピッタリしていて精度の高さを感じます

シールドLのライナー

上蓋と荷室に荷物が傷つけないようにライナーがついているのもポイント。精度が高く成形されているのでピッタリハマっていますが、汚れたり濡れてしまった場合などは外して洗う事も出来ます。

シールドLの天板

蓋の上部分はサメ肌のようになっていて滑りにくいので、出先で荷物が増えてしまった時はネットなどで固定しても滑りにくいので安心です。

ちなみにリアボックスとベースをあわせた重さは大体7kgぐらいです。樹脂系のリアボックスで48L容量であれば重くも軽くもない適性の重さと言えるでしょう。

シールドLのバックレスト

今回お借りした製品はバックレスト付きでしたが、クッション性があり、表皮も高級感があります。タンデムする人はバックレスト付がお勧め。

シールドLの収納力

シールドLにヘルメットを入れてみた

公式によるとヘルメットが2つ入る収納力との事なので、SHOEI Z-8とゴットブリンク ブレードランナーのMサイズを入れてみました。

インカム付のヘルメット

いずれのヘルメットにもインカムを装着していて、特にZ-8は専用インカムなので左右いずれにもユニットがついているので少々幅広です。

フルフェイス2個がギリギリ納まりましたが、収納するヘルメットがインカム付だとパンパンになります。

ヘルメット以外も収納しているところ

いつも撮影の時に持ち歩いている機材も入れてみました。内容としては以下の通り。

撮影機材一覧

・アクションカムネックマウント付き(DJI ACTION PRO5)・無線マイク(DJI MIC2)
・ジンバルカメラ(DJI Osmo Pocket3) ・レインウェア(ワークマン イナレムレインスーツ)
・モバイルポーチ(モバイルバッテリー、カメラ用予備バッテリー) ・フルフェイス(Z-8 Mサイズ)
・一眼レフポーチ(マイクロフォーサーズカメラ 望遠レンズ付き)
・トラベル三脚(ピークデザイン トラベルトライポットカーボン)

30Lのリュックに入れて持ち歩いている撮影機材とフルフェイスヘルメットが全部入っちゃいました!

想像していた状の収納力なので、泊りがけのツーリングや近所の買い物などでも活躍すること間違いなしです。

積載重視なら樹脂製のシールドL一択

シールドL取り付けイメージ

僕は普段45Lのアルミリアボックスを愛用していて、今回装着したシールドは48Lなので差は3Lしかありませんが、積載量は数値以上の差を感じました。

一般的にアルミリアボックスはタテに長く、樹脂製は横に長い傾向があって、横広の方が荷物を入れやすいように感じます。

実際フルヒトロスはレンジャーという50Lのアルミリアボックスも販売していますが、ヘルメットは一つしか入りません。

アルミトップケースは質感や見た目が優れていますが、積載性を考えるなら樹脂製を検討してみると良いでしょう。

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