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ライダーの敵!バイクが強風にあおられた時の対処法|SNSでも『風で大変だった』の声が続出

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

二輪で接地するバイクに乗っていると、しばしば強風にあおられ、バランスを崩しそうになることがあります。

特に春や秋の季節の変わり目、また橋や海沿いの道などでは突風が起きやすく、ヒヤリとする瞬間も少なくありません。

では、強風にあおられたときはどう対処すべきなのでしょうか。

目次

強風にあおられたときの対処法

適度な風はライダーにとって心地よいものですが、強すぎる風はバイクのバランスを崩すこともある危険な現象です。

強風は季節の変わり目に断続的に吹くほか、トンネルの出口や橋の上、ビルの谷間など、日常のさまざまな場所で突然発生します。

車体が軽く接地面が小さいバイクにとっては、バランスを崩したり、最悪の場合は転倒や事故の原因にもなりかねない存在です。

そのためライダーは、強風に対して正しい対処をすることが求められます。

では、強風に遭遇した時は、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。

まず、強風を感じたらスピードを落とすことが基本です。

速度が高いほど風圧の影響が増し、車体の安定を保つのが難しくなります。減速して余裕を持つことで、突風を受けても姿勢を立て直しやすくなります。

そのうえで、ニーグリップをしっかり意識し、下半身で車体を支えるようにしましょう。

上半身や腕に力が入ると、スムーズな操作が難しくなり、かえってバランスを崩す原因になります。

また、走行位置にも注意が必要です。車線内では風上寄りを走るよう意識すると、突風で車体が風下側に押されても余裕を持って修正できます。

とくに橋の上や高架道路など、風を遮るものが少ない場所では、風向きを感じながら位置を調整することが重要です。

そして、突風にあおられた瞬間は慌ててハンドル操作をしたくなりますが、これは禁物です。

強引に立て直そうとすると逆にバランスを崩しやすくなり、転倒のリスクが高まります。

もし突風でバランスを崩しそうになったら、ハンドルを自然に保持しながら車体の傾きをコントロールすることを心がけましょう。

さらに、風が断続的に吹き続けるような状況では、無理をして走り続けるよりも一時的に避難する判断も大切です。

一般道ではコンビニやガソリンスタンドなど、バイクを安全に停められる場所に入り、高速道路ではサービスエリアやパーキングエリアで休憩を取りましょう。

風が落ち着くまで待つことで、物理的に事故のリスクを減らせるほか、体力的にも精神的にも回復でき、より余裕をもって運転に臨むことができます。

SNSでも、強風に苦しむライダーの声が続出

しかし、上述のような正しい対処を心がけていても、実際には「風との戦い」に苦労するライダーは少なくありません。

特に季節の変わり目や台風の前後などは、全国的に風が強まり、SNS上でも強風に関する投稿が相次ぎます。

強風に関するライダーの投稿の中には「風に吹かれまくって疲労困憊」「軽いバイクで突風に持ってかれそうになった」など、強風による影響をリアルに伝える声が目立ちます。

なかには「横風がきつくてコンビニに避難した」「橋の上で立ちごけしそうになった」といった体験談もあり、横風や突風がツーリングを中断させるほど危険な要因となっていることがわかります。

さらに、「風速10メートル超えたら乗らないようにしてる」といったように、あらかじめ天候をチェックして乗らない判断をしているという投稿もあります。

こうした投稿から、強風時の危険を理解したうえで、走らないという「選択」もまたライダーにとって重要な判断のひとつであることがうかがえます。

まとめ

適度な風はツーリングの魅力のひとつともされますが、その風が強まり、バイクの挙動に影響を与えるほどになると、一転して危険な存在へと変わります。

風が強まってきた際、ライダーは運転姿勢や操作などで適切に対処する必要があります。

また、場合によっては無理をして走り続けるよりも、安全な場所に避難し、風が落ち着くのを待つ勇気を持つことが、結果的に自分と愛車を守ることにつながります。

秋は暑さも和らぎ、まさにツーリングに最適な季節であるとともに、気候の変わり目であり、風が吹きやすい時期のひとつです。

だからこそ、強風などの自然の力を正しく理解し、慎重に対応する姿勢が求められます。

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