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バイクで魅せたドラマ!高平理智がデビューV、豊島怜は不運乗り越える走り

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

2025年シーズンの全日本ロードレース選手権 第2戦がスポーツランドSUGOで開催され、ドッグファイトレーシングからはST1000クラスに豊島怜選手、JP250クラスには高平理智選手がエントリー。豊島選手はアクシデントとトラブルに見舞われる厳しい週末となったものの、高平選手はデビューレースで見事な初優勝を飾る快挙を達成。チームにとって希望と収穫の多い週末となった。

ST1000に参戦した豊島選手は、テスト段階から好調を維持していたものの、転倒やマシントラブルにより思うような結果を残すことができなかった。一方の高平選手は、難しいコンディションを味方につけ、デビュー戦とは思えぬ落ち着いたレース運びで堂々のチェッカー。チームにとって大きな希望となる走りを見せた。

今季、注目が集まるドッグファイトレーシングの若手ライダーたち。そのSUGOラウンドを振り返る。

目次

2025 レース結果報告書 全日本選手権 第2戦 菅生大会

イベント名: 全日本選手権 第2戦 スポーツランドSUGO大会
開 催 日 : 2025年5月24-25日
レース結果 : ST1000 #7 豊島 怜 予選 17位 決勝 21位
JP250 #18 高平理智 予選 10位(7位) 決勝 優勝(1位)

レース結果

ST1000の豊島怜はとても順調な仕上がりを見せてきて、事前テストや公式練習でも常に上位の安定したタイムを刻んでいて表彰台に向けた細やかなセットアップの詰めを行っていましたが、午後の公式練習でコース上のオイルに乗って転倒を喫してしまいました。

Screenshot

幸いライダーに大きなけがはありませんでしたがマシンは大破。夜を徹してメカニックたちがマシンを組み上げて車体は復活したのですが公式予選5周目に突然電源がOFFになってしまい豊島はコース上にマシンを止めて予選順位17番手と過去最悪の結果で予選を終えました。

マシン不良の原因を解消して臨んだ決勝。朝まで降った雨が残りコース上はウェットコンディションですが徐々に乾き始めた路面を確認した豊島はドライタイヤを選択。しかし最後まで路面は乾くことがなくポジションを回復することが出来ないままマシンにも不具合が出てしまいピットインしてレースを終えました。

JP250の高平理智は、このクラスのデビューレースで優勝を飾り幸先の良いスタートを切りました。初めて乗るYAMAHA YZF-R3とのマッチングもスムーズに乗り換えることが出来ましたが菅生の初走行がウェットコンディションとなりコースに合わせたギヤの選択に手間取ってしまいドライコンディションではセットアップを決めきることが出来ない状況で公式予選は10番手と下位に沈みますが天の助けか決勝はウェットコンディションとなりオープニングラップで先頭集団にジャンプアップ。トップ3台のバトルの中でレース終盤に2台が接触転倒により離脱。その結果高平理智が独走優勝を飾ることが出来ました。

次戦の筑波も全力で戦ってまいります

WEBリザルト : https://www.jrr.jp/result2023/result-rd3-sugo


動画再生回数:17.7万回

コメント

ST 1000 : 豊島 怜

レースウィーク初日に2本あった走行ではレースに向けてのマシンの最終調整まで順調にテストが進んでいましたが、最後にオイルを踏んで3コーナーでスリップダウンを喫してしまいマシンを大破させてしまいました。予選は転倒のマシンチェックからスタートし、いざアタックに入ろうとしたラップに今度は電気系トラブルでコース上でストップしてしまいタイムアタックをすることができませんでした。決勝は雨上がりの路面で、タイヤ選択が難しいコンディションでした。勝負をかけてスリックタイヤを選択しましたが、結果的にその選択は誤った選択でした。さらにマシントラブルを抱えてしまいピットインを選択しました。

今回のレースはテストから好調だった流れがアンラッキーな転倒から全て崩壊してしまいました。チームとやってきた仕事はとても良いものでしたが、結果に反映させることができず残念です。ただ、それまでの歩みは非常に力強いものだったと思うので、次戦は結果に反映できるようにチームと取り組んでいきたいと思います。

応援いただいた皆様ありがとうございました。

JP 250 : 高平理 智

今年の初めは不運なことが続き怪我までしてしまい開幕戦の菅生大会は痛みに耐えながら走行していました。レースでは、雨が降ってくれたおかげで少し痛みが和らぐようになりとても自分的には良いコンディションとなりました。レース中もトップ争いをしていた2台のライダーがクラッシュした影響により、2つポジションを上げられ1位でチェッカーを受けることができました。

次戦は地元の筑波です怪我は完全には完治しませんが頑張ります!

チーム 代表 : 室井秀明

金曜日の転倒で好調の波を断ち切ってしまい悪い流れを最後まで払しょくできずにレースを終えることになりましたが豊島の走りは確実に進化しており表彰台を掴む日は近いと確信する菅生大会でした。豊島の進化にチームが追いてゆかれないよう次戦に備えたいと思います。ST1000は鈴鹿8時間耐久が終わる8月まで長いインターバルとなりますが、真夏の茂木から、再び表彰台を目指してチーム一丸で挑みます。

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