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【北海道・栗山町】旧車と廃校が融合!「日出クラシックパーク」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

北海道・栗山町にある「日出クラシックパーク」は、大人が子供に戻る空間です。廃校になった小学校の体育館に並べられているのは、時代を駆け抜けた名車や希少なスポーツカー。街ゆくクルマに憧れたあの頃にタイムスリップしました。

目次

木造の体育館には古い車が似合う

栗山町立日出小学校は1901年に創立しました。石炭産業の隆盛とともにその歴史を刻み、最盛期には530名もの児童が在籍していました。しかし1970年の炭鉱の閉山により児童数が激減。1981年に80年の歴史に幕を下ろしました。

月日は流れ、札幌の横山商事が小学校跡地の倉庫を買い取ったところ、体育館と校庭もついてきました。「古い体育館には古い車が似合うだろう」という社長の考えのもと、1996年にカフェ麗燈露(れとろ)を併設した「日出クラシックパーク」がオープンしました。

オールドカーを眺めながらランチ

屋内展示場には入館料500円を支払うか食事や飲み物をオーダーすることで入館できます。木造の体育館で旧車を見ながら飲食ができる場所など世界広しと言えどもここだけ。展示車が売れると、別の車がやってくるなど、常に新陳代謝が図られているのも嬉しいです。

フードメニューはオリジナルのカレーやトマトソースを使ったオムライスが人気です。「両方食べたい」という欲張りさんは、二つを一度に味わえるオムカレーを召し上がれ。

マツダ・ロータリー軍団

気になる車をピックアップしました。マツダと言えば国内唯一のロータリーエンジン。1967年の量産化以来、どこのメーカーも追随しない孤高のエンジンです。軽量・コンパクトなうえに搭載位置の自由度が高く、均等な前後重量配分が可能なため、数々のスポーツカーに採用されました。

RX-8(2003~2013年)、サバンナ(1971~1978年)、初代サバンナRX-7(1978~1985年)の3台が並んでいます。サバンナはグリルの形状から後期型でしょうか。輸出名から「RX-3」とも呼ばれていました。72年に日本グランプリTS-bレースに出場したときは、日産ワークスGT-Rを撃破し、1位から3位まで表彰台を独占するなど実力を見せつけたらしいですよ(ウィキペディア情報)。

オペル・スピードスター

オペル(ドイツ)の自動車生産100周年を記念して、2003年1月11日に発売されたモデルです。同社初の量産本格スポーツカーおよびオープンカーで、エンジンはミドシップ方式を採用。シャーシはロータス・エリーゼを流用しています。国内デリバリーは100台ポッキリ。その中の一台がここで販売されています。

ルノースポール・スパイダー

ルノーのモータースポーツ部門であるルノー・スポール(フランス)初の市販車です。エンジンは1,998cc水冷直列4気筒16バルブDOHC、最高出力150PS/6,000rpmと特筆するスペックではありませんが、1tに満たない重量で、キビキビと走ります。こちらも日本へのデリバリーは100台。シザードアを跳ね上げたときのお目立ち度は、カウンタックにも劣りません!

ダットサン・ブルーバード

「なんだ、全然クラシックじゃねーじゃん」という人には、ダットサン・ブルーバード(1959~1963年)なんてどうですか?60年以上前に製造された正真正銘のクラシックカー、しかも実働車。ダットサンは1926年に設立されたダット自動車製造のブランドでした。

日産を創業した鮎川義介氏はダットサンの製造権を譲り受け、1933年に日産の前身にあたる「自動車製造株式会社」を設立しました。日産はスカイラインやフェアレディZなどのフラッグシップマシン以外にも、Be-1やパオなど攻めたクルマが多く、数々の名車を生み出しました。最近は明るい話題がありませんが、ファンは復活の日を待っています。

細かすぎる見どころがいっぱい!

売りものなのか非売品なのかわかりませんが、形式違いのモンキー2台が置かれていました。

体育館の外で雨ざらしのクルマも、よく見れば名だたる名車だったりします。これは二代目サバンナRX-7ですね。レストアされて走り出す日を待っているのでしょうか。

旧車オーナー募集中

クルマやバイク好きがワクワクする日出クラシックパークでは、「ジャパン・オールドカー・オーナーズクラブ」の会員を募集中。旧車オーナーどうしで情報をシェアしたり、イベントに参加しています。気になる方は問い合わせください!

住所:北海道夕張郡栗山町日出230-1
入館料:500円(飲食により無料)
営業時間:10:00~17:00(ゴールデンウイークとお盆は営業)
営業期間:5月上旬~10月下旬
定休日:月曜~金曜、冬季休業
公式SNS:Facebook

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