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RAYSはなぜ別格? 東京オートサロン2026で分かった“軽さ×強さ”と新作ホイール

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

東京オートサロンの会場で、毎年ひときわ人を集めるブースがある。ホイールメーカーのRAYS(レイズ)だ。2026年の主役は、名作鍛造ホイール「VOLK RACING TE37」の誕生30周年

1996年の登場以来、スポーツホイールのベンチマークとしてシーンをリードしてきた「TE37」は、“鍛造1ピース×6スポーク”というフォーマットはそのままに、時代とともにアップデートを積み重ねてきた。

ブース全体が“TE37の歴史と魅力を体感する空間”として作り込まれ、展示も映像もアニバーサリームード満点だった。

「ホイールって、そんなに違いが出るの?」と思う人ほど、まずは足元に注目してほしい。

ホイールは見た目の印象をガラッと変えるだけでなく、軽さや剛性(たわみにくさ)次第で、ハンドリングの軽さや乗り味にも影響が出るパーツだ。だからこそ“いいホイール”を作れるメーカーのブースは、カスタム初心者にとって最高の教科書になる。

2026年注目のRAYSのホイールを紹介していこう!!


目次

なぜRAYSは別格なのか? 
レースで鍛えた「軽さ×強さ」の説得力

RAYSは日本を代表するホイールメーカーで、とくに鍛造(たんぞう)ホイールの世界で強い存在感を放つ。鍛造は、材料を圧力で鍛えて成形する製法で、同じ強度を出すなら軽く作りやすいのが魅力。RAYSはその鍛造を、解析技術や金型鍛造工法まで含めて“より軽く、より強く、より美しく”追求している。

さらに「RAYSがすごい」と言われる理由は、“雰囲気”ではなく基準に表れる。RAYSは、JWLなどの安全規格は最低限と捉え、そこを大きく上回る独自基準「JWL+R」を設定し、鍛造向けのSPEC2ではJWL基準の2倍にあたる回転曲げ疲労テストなど、厳しい社内試験を掲げている。

もうひとつ分かりやすいのが、A.M.T.(アドバンスド・マシニング・テクノロジー)のような特許技術だ。塗装後に精密な切削で文字を彫り込み、アルミの素材感そのものを“意匠”として見せる技術で、見た目の説得力とブランド性を両立しているのだ。

30周年を迎えたTE37とは、そもそもどんなホイールなの?

RAYSのVOLK RACINGは、ホイールメーカーRAYSが展開するフラッグシップブランドだ。“本気で走れる性能を、日常で使える形に落とし込む”ことを使命に、モータースポーツで培った技術を惜しげもなく投入し、数々の名作を生み出してきた。

最大の特徴は、ラインアップが全て鍛造ホイールであること。さらに極限の現場で求められる基準をクリアするため、スポークの太さや角度、断面形状まで“力の流れ”を計算し尽くしてデザインが決まるのもVOLKらしさだ。

1996年登場のTE37

その原点であり、いまも進化を続ける象徴的モデルが「TE37」である。1996年に鍛造1ピース×6スポークとして登場し、当時は規格外だった「15インチ=3.7kg」という軽さで衝撃を与えた。応力分散に優れた6スポークは、軽量性・強度・スポーツ性能のバランスを体現し、サイズごとにフェイスを作り分けて大型キャリパーにも対応。サーキットからストリートまで支持を広げた。

2021年に登場した「TE37 SAGA S-plus」

2016年には現代の高性能化に合わせて設計を全面刷新した「TE37 SAGA」が誕生し、スポーク裏形状やセンター周辺の肉厚、応力分散など細部を最適化。さらに2021年の「TE37 SAGA S-plus」は、強度と剛性を高めて高出力・大径化する車両に対応し、リムやスポーク形状の最適化で耐久性を向上。見た目の印象は守りつつ、走りを確実に支えるための進化を積み重ねた、まさに“定番であり続ける理由がある”スポーツホイールなのだ。

TE37の詳細はこちらの記事でも取り上げているので、要チェック!

見るだけじゃない、持ってわかる! 体験型RAYSブースの本気

今回のキーワードは、「原点回帰」と「体験」。TE37がなぜ名作なのかを、展示物だけでなく“体で理解できる”構成が目立った。

たとえば、鍛造と鋳造を持ち比べして重量差を体感できるコーナー。カタログの数字よりも、「え、こっちのほうが軽いの!?」という驚きのほうが、ホイールの価値を一発で理解させる。
さらに、RAYS製品と模造品の強度試験を“映像+実物”で見せる展示も用意され、見た目だけでは分からない「本物を選ぶ意味」まで踏み込んでいた。

そして、ブースはまさに“ホイール博物館”。30年分のTE37と派生モデルがショーケースに並び、原型になった「ツーリング・エボリューション」まで展示される濃さで、ファンはもちろん初心者でも「歴史が積み重なるブランドの凄み」を感じ取れた。

走り派も見た目派も刺さる! ブースで目立った最新モデル

伝説のTE37、30周年で原点回帰:記念カラー&ロゴに注目
VOLK RACING TE37 30周年記念モデル

30周年記念モデル「TE37 30th Anniversary」は、現行TE37の主要3系統をベースに展開される。具体的には「SAGA S-plus」「SONIC」「ULTRA LARGE P.C.D.」の3タイプだ。

見どころは“当時の空気感”と“現代の作り込み”の両立。カラーは初代を想起させるブロンズ(アルマイト)とホワイト系を設定し、初代モデルで採用したブルーのバルブやロゴ表現が効く。ロゴはA.M.T.によるマシニングと、当時を彷彿させるスポークステッカーの2仕様が選べるのも、刺さる人にはたまらないポイントだ。

限定モデルでありながら、軽自動車〜スポーツ〜大型4WDまでを意識したサイズ展開を狙う姿勢も“TE37らしい”。

「みんなのクルマ」に登場してくれたTE37ユーザー

毎日の通勤が楽しくなるコーナリングマシン ホンダ N-ONE RS
ワインディングが楽しい最高のクルマ トヨタ GRヤリス
ロードスターにオススメのホイール&タイヤはコレ! マツダ ロードスター
サーキットで200km/h出せる! 走れる! 恐るべき仕事使用車! トヨタ ハイエース
グリップ走行もイケる! 走りのツライチ&シャコタン仕様 マツダ ロードスター
性能と耐久性の両立を目指したニッサン スカイラインGT-R
サイドに入った響ちゃんがインパクト強し!トヨタ GRヤリス
付き合い始めたフルカスタム! これから楽しみな一台 ミツビシ ランサーエボリューションX
今も古さを感じさせない平成の名車 トヨタ マークX

GT3由来の本気ホイール:新世代GT「GT90」登場
VOLK RACING GT90

GT90は「FIA GT3ルーツ」を掲げる新世代GTホイールだ。従来のGT090からアップデートされ、レースで求められる高剛性を土台にしながら、ストリートでの乗り心地・耐久性・デザイン性まで高次元でまとめ上げられている

デザインの核は“9スポーク”。これは入力(衝撃)の流れを分散させて剛性を高めるための合理的な選択によるもの。スポーク同士が補い合う構造に加え、スポーク側面〜股部、そして深く落とし込まれたセンター壁面にもマシニングを施し、軽量化と立体感を両立している。さらに強い入力時のタイヤ空転を抑えるローレット加工も採用し、走りの“使える性能”まで詰め込まれている。

そして“らしさ”が最も分かりやすいのがリムフランジの仕立て。RAYS特許のA.M.T.で「VOLK RACING」ロゴに加え「RAYS ENG.」「MADE IN JAPAN」まで刻む演出は、性能への自信そのものだ。

カラーは金属的な艶と陰影が映えるシャイニングブラックメタル(HM)。コンケイブフェイスも複数パターンを用意し、20〜21インチのレンジでアルファードや現行クラウン、R35 GT-R、BMW M3/M4といったハイパフォーマンス〜重量級モデルまで視野に入れる。

工法はもちろん鍛造1ピースで、安全基準はJWL+R Spec 2。GTの名にふさわしい“攻められる上質”が、GT90の魅力である。

VOLK RACING GT90
サイズ:20×8.5j、20×9J、20×9.5J、20×10J、20×10.5J、20×11J、20×12J、21×8.5J、21×9J、21×10J、21×10.5J、21×11J
価格:149,600円〜183,700円

鋭いステアに反応する『57TR』に競技専用ホイールも加わった!
gramLIGHTS 57TR / 57TR RALLY

鋳造製法の限界を攻め、極限のパフォーマンスを目指したスポーツブランド『gramLIGHTS(グライムライツ)』。

2025年11月に、そのgramLIGHTSに新たに加わったのが57TRだ。57TRは走行検証で得た膨大なデータをもとにスポーク形状を再構築し、応答性・剛性・軽量性を高次元で融合させたホイール。入力に対してリニアに反応し、俊敏で精密な操舵フィールを目指した走りは、街中でもその性能を遺憾なく発揮してくれるから、いつもの道をより楽しくしてくれる。

そして、東京オートサロン2026の会場でお披露目となったのが、57TRをベースにした競技専用ホイール
57TR RALLYだ。このホイールは全日本ラリー選手権 JN2クラス モリゾーチャレンジカップ指定部品。写真のGRヤリス GR4RALLY DATに装着された白いホイールがそれだ(反対側には57TRを装着)。

タイヤとホイールが密着するリム部分には、タイヤがズレて動くのを防止するため、摩擦力を高める細かい凸凹のローレット加工が施されている。

57TR RALLYには競技という過酷な環境でもより確実にタイヤで路面を捉えるため、正確なハンドリング、サスペンションの追従性向上、破損リクスを抑える、といった性能を高めるーー細かい部分だが走りに効くーーこだわりが凝縮されている。それがホイールとタイヤのズレを防ぐローレット加工や、スポークエンド部のアンダーカットだ。加えて、ゴム製バブルを採用しているのもその一つ。ラリーは砂利道(グラベル)や激しい段差のある路面を走行するため、石跳ねや障害物との接触が起こりやすい。その際にゴム製なら衝撃を受けてもバルブが「しなる」ことで力を逃がし、根元から折れるリスクを下げてくれるのだ。

スポークがホイール外周部に接地するスポークエンドの裏側を、軽量化のためアンダーカットしている。見た目の軽快さを演出するために用いる場合もあるが、性能を重視した結果だ。

モリゾウチャレンジカップ
将来WRCで戦える日本人の若手ラリードライバーを育てることを目的に、TGR(Toyota Gazoo Racing)がJN-2クラス内に新設した育成カテゴリーだ。発案はモリゾウこと豊田章男会長。

鋳造ホイールの限界を目指して作られているgramLIGHTSだが、同一ブランド内でもホイールによって方向性は明確に違う。例えば57NRは、伝統の10本スポークで応力分散を重視し、スポーク間の補強やインナーリム強化などで“受け止める剛性”を突き詰めたモデル。一方の57TRは、ラリー由来のキレのある応答性を狙い、切り始めのシャープさと扱いやすさを磨いている

また、57TRはRCF鋳造技術を前面に出しているのも特徴だ。RCF(RAYS Cast Flow Forming)とは、鋳造で成形した後にリムを回転させながらローラーで押し伸ばす“圧延(スピニング)”加工を加える製法。金属組織が密になり、鍛造に近い強度特性を狙えるうえ、リムを薄くできるため軽量化にもつながる。つまりRCFは、鋳造の扱いやすさを残しつつ、リムの強さと軽さを底上げするための技術なのだ。

ちなみに2025年のハイパーミーティングでは、プロドライバーがホイールを履き比べて走り、転がりの良さや回頭性の変化などをインプレッション。ホイールの“効き方”をイメージするうえで分かりやすいので、詳細はこちらの記事でチェックしてほしい。

カラーはグラスブラック/エターナルブルーパールの2色展開で、スポーツホイールらしいスピード感を演出してくれる。

gramLIGHTS 57TR
サイズ:18×7.5J、18×8J、18×8.5J、18×9J
価格:67,100円〜70,400円(税込)

gramLIGHTS 57TR RALLY
サイズ:サイズ:18×8J  INSET 35 5-114.3 GRヤリスのハブセントリック(Φ60.1)
カラー:ホワイト

「みんなのクルマ」に登場してくれたgramLIGHTS ユーザー

楽しくカスタム、楽しく乗れる! バランス良く進めた マツダ デミオ
素性の良い走りの良さを扱いやすくパワーアップして楽しむ ニッサン フェアレディZ
スタイリングと他のカスタムに刺激を受けてバランスの良い仕上がり スバル WRX S4

ホイールだけじゃない! 「TE37」30周年グッズが買える物販ブースも熱い

RAYSブースのもうひとつの名物が物販エリアだが、2026年はTE37の30周年が重なって熱量がさらに高い。歴代ホイールをモチーフにしたピンバッジやTシャツなど、記念アイテムを含めたグッズが並び、開場直後から列ができたという。

その中でもとくに注目を集めたのがTE37のホイールを模したピンバッジ30周年を記念したRAYS FAN CLUB会員様限定商品のピンバッジだ。RAYSファンならホイールのピンバッジと30周年記念ピンバッジを2個着けしたいところ。

そんな限定商品を購入できるのはもちろん、ファンクラブ限定の情報をGETしたり、RAYSファンがサイト内にスレッドを立てて気軽に交流することもできるのだ!
詳細はこちらでチェックして欲しい。

ホイールは簡単に買い替えられなくても、グッズなら“まず1歩”として手に取りやすい。TE37の30周年は、履く楽しみだけでなく、集める楽しみまで含めて1年かけて盛り上げていく構えのようだ。

(編集協力:株式会社レイズ)

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