ミニバンの広さと使いやすさを備えながら、SUVのようなタフな雰囲気も楽しめる。デリカD:5が長く支持されている理由は、ファミリーカーとしての日常性と、アウトドアへ出かけたくなる頼もしさを両立しているところにある。
街乗りや家族での移動はもちろん、荷物を積んでキャンプ場へ向かうようなシーンでも頼りになる。一般的なミニバンとはひと味違う存在感があり、カスタムベースとして人気が高いのも納得できる一台だ。
2025年12月に実施されたマイナーチェンジでは、エクステリアのデザインが変更され、走行性能もさらに高められた。もともと魅力の多いデリカD:5だが、足元やサスペンションに手を入れれば、その魅力はさらに引き立つ。
そこで注目したいのが、4WDやSUV向けの高性能パーツを開発する4×4エンジニアリングのカスタムだ。見た目をより力強く仕上げるだけでなく、乗り心地や走りの安定感まで高めることで、デリカD:5をもっと頼れるアーバンオフローダーへと進化させてくれる。
新型はFグリルやF/Rバンパーのデザイン変更などでスタイルを一新
デリカスペースギアの後継モデルとしてデリカD:5がデビューして20年近くが経つ。その間、幾度となくマイナーチェンジが行われ、各部がアップデートされてきた。
デビュー当初、パワートレインはFFとフルタイム4WDの2本立てであったが、令和元年からはフルタイム4WDに統一され、アーバンオフローダーとしてのイメージを強めている。

このデリカD:5の大きな転機となったのが、2019年のフェイス変更だ。縦型のLEDマルチヘッドライトとLEDポジションランプを採用し、ひと目でデリカD:5とわかる斬新なフェイスに生まれ変わった。

そして2025年12月のマイナーチェンジでは、Fグリル/F&Rバンパーのデザイン変更、ホイールアーチモールの追加によってスタイルを一新。さらに、エコ/ノーマル/グラベル/スノーの4つのドライブモードを設定した四輪制御技術「S-AWC」を搭載し、あらゆる路面での走破性/操縦安定性がさらに高められた。

4×4エンジニアリングでは今回の新型に対して新たなパーツ開発/適合確認を行い、2019年2月~2025年12月生産車を中期モデル、2026年1月~生産車を後期モデルとしてデリカD:5用パーツをラインアップしている。
4×4エンジニアリングが提案する、デリカD:5をさらに良くするカスタム
デリカD:5はノーマルのままでも完成度の高いミニバンだ。だからこそ、カスタムの方向性は「不満を解消する」というよりも、「今の良さをさらに引き上げる」という考え方が似合う。

たとえば、リフトアップによってスタイルをよりアウトドア寄りに仕上げる。ホイール&タイヤを変更して、足元に力強さを加える。さらにサスペンションを見直すことで、見た目だけでなく乗り心地や安定感も高める。
つまり、4×4エンジニアリングが提案するデリカD:5のカスタムは、単なるドレスアップではない。街乗り、長距離移動、キャンプ場までの未舗装路といった、デリカD:5らしい使い方をより気持ちよく楽しむための機能的なカスタムなのだ。
装着前後で印象が大きく変わる、アーバンオフローダーらしい存在感

4×4エンジニアリングは、4WDやSUV向けのホイール、サスペンション、機能系パーツを長年手がけてきたメーカーだ。代表的なホイールである「BRADLEY(ブラッドレー)」シリーズは、ダカールラリーでも輝かしい歴史を持ち、本格4WDユーザーからも高い信頼を集めてきた。
そのオフロードで培われた経験を、より幅広いユーザーに向けて展開しているのが「Air/G(エアージー)」シリーズである。今回装着されているAir/G VULCAN(エアージー/ヴァルカン)は、デリカD:5の足元に力強さを加えつつ、オフロードタイヤとの相性も考えられたモデルだ。
また、足回りでは「カントリーサスペンション」も展開しており、単に車高を上げるだけでなく、街乗りや長距離移動での快適性まで考えられている点が特徴である。
つまり4×4エンジニアリングは、見た目だけを変えるドレスアップメーカーではない。悪路での安心感、荷物を積んだときの安定感、長距離移動での快適性といった、4WDやSUVに求められる実用性能を重視してきたメーカーなのだ。

今回のデリカD:5には、4×4エンジニアリングのホイール「Air/G VULCAN(エアージー/ヴァルカン)」と、リフトアップを可能にする「カントリーサスペンションキット」が装着されている。
ノーマルでもタフな印象を持つデリカD:5だが、足元と車高が変わることで、その雰囲気はさらに力強いものになる。特に、オフロードタイヤとの組み合わせは効果が大きく、街中でもキャンプ場でも映えるアウトドア感を一気に引き上げてくれるのだ。
「Air/G VULCAN」オフロードタイヤにマッチした重厚なディスクデザイン

足元を変えるだけで、デリカD:5の印象は大きく変わる
この新型デリカD:5をカスタマイズするなら、まずは定番のホイール&タイヤからだ。

ミニバンやスポーツカーのローダウン仕様なら、ロープロファイルタイヤを履いてインチアップというのが一般的。しかし、4WDやSUVに似合うのは、無骨で荒々しいトレッドパターンを採用したオフロードタイヤだ。となれば、ホイールにはそのトレッドパターンに負けない重厚なディスクデザインが要求される。

立体感とビードロック風リムで、本格4WDらしさを演出
4×4エンジニアリングは、無駄のない美しさと妥協のない機能性を備えたBRADLEY(ブラッドレー)と、ドレスアップ指向のAir/G(エアージー)という2タイプのホイールをラインアップしている。そのAir/Gの第三弾としてリリースされたのが、Air/G VULCAN(エアージー/ヴァルカン)だ。

ディスクは五角形のホールを12個設けた立体感のあるデザイン。そしてリムボルトを配置したビードロック風のリムを採用することで、本格オフロードホイールを彷彿とさせる仕上がりになっている。
17インチは力強く、18インチはさらに迫力ある仕上がりに
このデリカD:5にセットされたAir/G VULCANのサイズは17×7.0J +35。タイヤにジオランダーX-ATの245/65-17を組み合わせ、アーバンオフローダーにふさわしい力強い足元を描き出している。

カラーはマットガンメタリック、マットブロンズ、ゴーストエディションの3色。このデリカD:5にセットされているのは、右側がゴーストエディション、左側がマットガンメタリックだ。また、足元のインパクトをより強めたいユーザーには、18×8、インセット+30と+40のインチアップサイズも用意されている。
※ホイールのインセットに関する説明はこちらの記事をチェック



デリカD:5のようなボディサイズのあるミニバンは、ホイールの存在感が全体の印象を大きく左右する。Air/G VULCANを組み合わせることで、ファミリーカーとしての実用性はそのままに、アウトドアギアのようなタフな雰囲気を足元から演出できるのだ。
「カントリーサスペンションキット」走るステージを選ばない快適なリフトアップ仕様
リフトアップしても、快適性は犠牲にしない
デリカD:5の車高は若干高めで、ストリートからオフロードまで快適に走れる足回りにセッティングされている。しかし、リフトアップさせてスタイルを高めつつ、より快適な乗り心地を望むのなら、カントリーサスペンションキットの出番だ。


このキットの最大の特徴が、フロントショックにHLSバルブが採用されていること。これは、路面や車体の振動周波数に応じて減衰力が自動的に変化する機構である。
この機能によって、低速域では減衰力が強まり、ピッチングが制御される。さらに高速域では減衰力が弱まり、突き上げ感を軽減してくれる。つまり、単に車高を上げるだけではなく、街乗りや長距離移動での快適性にも配慮された足回りになっているのだ。
※「走りガチ勢じゃないのにサスペンションを変える意味ある?」という疑問解消はこちらの記事でチェック
減衰力を調整可能な安心感
また新型デリカD:5の場合、車高はフロントが20~25mm、リヤは10~15mmアップのリフトアップとなるが、不快なロールも抑えられている。リヤのショックは減衰力8段調整式なので、搭載する荷物や搭乗者の人数に応じて減衰力をセッティングすればいい。

ファミリーで乗るデリカD:5の場合、ドライバーだけでなく同乗者の快適性も重要になる。段差を越えたときの突き上げ感が少なくなり、車体の揺れがスッと収まれば、長距離移動の疲れ方も変わってくる。キャンプ道具を積んで高速道路を走り、目的地近くの未舗装路へ入っていくような使い方でも、安心感のある走りが期待できる。
ボディの余計な動きを抑え、走る場所を選ばない足回りへ
そしてフレームの前後に装着されているのが、内部に皿バネ+摩擦板のフリクションダンパーをセットしたモーションコントロールビームだ。

フレームを強固なスチール製のバーでリジッド化すれば、ボディ剛性は確かに強まる。しかし、その一方で乗り心地が悪化してしまうことも多い。
しかしモーションコントロールビームなら、ボディーの歪みや不快な振動を抑制して、車両挙動の安定性とコントロール性を向上させ、サスペンションの性能を最大限に引き出せるのだ。
実走で感じるのは、リフトアップ仕様とは思えない軽快さと快適性
カントリーサスペンションキットとモーションコントロールビームがセットされたデリカD:5は、ワイドなオフロードタイヤを履いたリフトアップ仕様とは思えない、軽快で快適な足回りに仕上がっている。
ストリートでの不快なゴツゴツ感はなく、高速走行時のレーンチェンジも素早くスムーズに行える。また、未舗装のオフロードで大きく左右に振られることもない。

リフトアップやオフロードタイヤという言葉だけを聞くと、乗り心地が硬くなったり、街乗りで扱いにくくなったりするイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし、この4×4エンジニアリングのホイールと足回りが組まれたデリカD:5は見た目の力強さと快適性を両立している。
純正よりもしなやかに感じられる場面があり、段差の角も丸くなる。車体の揺れが必要以上に残らないため、ドライバーの不安が減り、同乗者も快適に過ごしやすい。長距離移動が楽になるというのは、デリカD:5のようなファミリーユースのミニバンにとって大きなメリットだ。
目的地までのロングドライブからキャンプ場のオフロードまで、走るステージを選ばない。まさに、アーバンオフローダーと呼ぶにふさわしい足回りだ。
見た目、走り、使い勝手をまとめて高めるデリカD:5カスタム

デリカD:5は、ミニバンとしての使いやすさとSUVらしい頼もしさを兼ね備えた、唯一無二の存在だ。その魅力をさらに引き出してくれるのが、4×4エンジニアリングのパーツである。
Air/G VULCAN(エアージー/ヴァルカン)を装着すれば、足元の印象は一気にアウトドア感のある力強いスタイルへと変化する。カントリーサスペンションキットとモーションコントロールビームを組み合わせれば、リフトアップによるスタイルアップだけでなく、安定感や快適性も高めることができる。
見た目はよりタフに、走りは安定して快適に、使い勝手はファミリーでも安心できる方向へ。デリカD:5をもっと自分らしく、もっと頼れる一台に仕上げたいなら、4×4エンジニアリングのカスタムパーツは有力な選択肢になるはずだ。
(編集協力:株式会社4×4エンジニアリングサービス)








