2025年「ローライダーST」プロフィール
2025年モデルのハーレーダビッドソン「ローライダーST」は、スポーツツーリングとカスタムスタイルを融合。FXRT風フェアリングやレトログラフィックでクラシック感を現代風に演出。ミルウォーキーエイト117 Vツインは114馬力・173Nmを発揮し、43mm倒立フォークとトールモノショックで安定したコーナリング性能を確保。ライドモードやUSB-Cなど装備も充実し、長距離やワインディング走行に最適な一台だ。
バイクの特徴をざっくりチェック!

2025年モデル「ローライダーST」は、前モデルよりエンジン性能や快適性、装備が向上したモデルである。ミルウォーキーエイト117エンジンはチューニング改良によりスロットルレスポンスが向上し、レッドゾーンも5,600rpmから5,900rpmに拡大。加速性能が強化され、長距離ツーリングや快適性を重視するライダーに最適である。一方、「ローライダーS」は都市部での機動性とアグレッシブな走行向きで、どちらもハーレーらしいスタイルと性能を備える。
エンジン

ローライダーSTに搭載される1,923ccミルウォーキーエイト117ハイアウトプットVツインエンジンは、従来モデルに比べスロットルレスポンスが向上し、レッドゾーンを5,600rpmから5,900rpmへ引き上げたことで、低中回転域から高回転域にかけて力強い加速性能を実現している。エンジン制御には最新の電子制御技術が採用され、レイン、ロード、スポーツの3つのライディングモードにより走行状況に応じた最適な出力特性を選択可能である。

Sモードではエンジンのトルク感が増し、ワインディングや高速走行でも力強く前に押し出す感覚が明確で、低回転域からも力強さを発揮する。さらに排気系や吸気系の最適化により、従来のVツイン特有の鼓動感やハーレーらしいエンジンサウンドも維持されており、乗る楽しさと性能を両立している。
フレーム

ローライダーSTのフレームは、スチール製ソフテイル構造を採用し、剛性としなやかさを高次元で両立している。都市部の狭い道やワインディングでの曲がりくねったコーナーでも安定した挙動を示し、巨体ながらも軽快に扱える設計となっている。特にフロント周りの剛性が高く、コーナリング時の安心感やハンドリングの正確性が向上しており、ライダーは自然にバイクをコントロールできる。

フレーム全体のバランスが取れており、前後サスペンションとの相性も良好で、路面の凹凸や振動を適度に吸収しつつ、ライディング中の安定感を維持する構造である。これにより長距離ツーリングでも疲労を軽減でき、クラシックなデザインながら現代的な操作性と快適性を両立している。
足まわり

前後のサスペンションには、43mm倒立フォークとトールモノショックを採用。フロントフォークは剛性が高く、コーナリング時のフロントグリップ感を確保しつつ、路面の微細な凹凸も適切に吸収する。リアのトールモノショックは伸縮性がしなやかで、長距離ツーリングや高速巡航時でも安定した姿勢を維持する設計となっている。整った舗装路はもちろん、ワインディングや都市部での細かい切り返しでも乗り心地が良好で、路面状況に左右されにくい安定性を提供する。

足まわりのチューニングはスポーティさと快適性のバランスを重視しており、突き上げ感を抑えつつもバイクの挙動をライダーに適度に伝えることで、安心してコーナリングや加減速を楽しむことができる仕様である。
ハンドル・メーター・灯火類

ローライダーSTのハンドル周りは、直感的な操作性と視認性を重視した設計である。4インチアナログスピードメーターは、ライディングモードや走行情報をわかりやすく表示し、走行中の視認性を確保している。ハンドルの形状は快適なライディング姿勢を維持できるよう設計され、長距離ツーリングでも疲労を軽減する。

LEDヘッドライト、テールランプ、ウィンカーを装備し、昼夜を問わず高い視認性を実現。スクリーンやFXRT風カウルによる風防効果に加え、USB-Cポートを備え、スマートフォンやナビの充電が可能となっている。これによりクラシックな外観を維持しつつ、現代的な利便性や安全性を確保しており、スポーツツーリングや街乗りでも安心して使用できる構成となっている。

2025年モデル「ローライダーST」は、FXRT風クラシックデザインと現代装備を融合したスポーツツーリングモデルである。114馬力・173Nmのミルウォーキーエイト117 Vツインを搭載し、3つのライディングモードで走行状況に応じた最適制御が可能。スチール製ソフテイルフレームと43mm倒立フォーク、トールモノショックにより安定したコーナリングと快適性を確保。LED灯火やUSB-C装備も充実し、長距離やワインディングに最適な高次元バイクである。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。








