山地の高原ルートは、真夏でも温度・湿度が低く、都市部の暑さを忘れさせてくれる。今回は、標高が高く、走りながら自然の涼しさを体感できる絶景ルートを紹介。高原ならではの澄んだ空気や開放的な景観を楽しみつつ、夏のツーリング・ドライブを快適に過ごそう!
1.【長野県】麦草峠(メルヘン街道)/国道299号線
標高2,000m超の快走ワインディングロード

八ヶ岳を東西に横断する国道299号線の峠道。最高地点の標高は2,127mに達し、国道としては日本で2番目に高い標高を誇る。高標高ならではの涼しい風に包まれていて、夏の酷暑を逃れて快適に走行できる絶好の避暑ルートだ。


深い針葉樹林の中をタイトコーナーが連続する走り応えのあるレイアウトが特徴だ。標高2,000m超の爽やかな風を感じながら、八ヶ岳の豊かな自然とワインディングの醍醐味を同時に味わえる。下界の暑さを忘れ、澄んだ高地の空気とともに木漏れ日の中を走り抜けられる山岳道路だ。
周辺のおすすめスポット
◆白駒池・高見石
標高2100m以上の湖としては日本最大の天然湖で、国道299号線沿いの駐車場から歩いて約15分程度で白駒の池まで行ける。紅葉のうつくしさも素晴らしく秋は大混雑する。高見石は、さらに40分ほど登ったところにある高見石小屋裏にある大きな岩。ここから見る白駒池は素晴らしい。
◆御射鹿池
日本を代表する画家、東山魁夷氏の作品《緑響く》のモチーフになったことでも知られる御射鹿池。標高1,500mの山中にあるこの池は、水面に背景の風景が映り込む風景が美しく、特に早朝がお薦め。池は天然池ではなく農業用のため池である。
◆八千穂高原
他の高原に比べるとまだメジャーではないが、約200ヘクタールに及ぶ白樺林があり、「東洋一」と言われ、秋の白樺やカラマツの紅葉は素晴らしい。
◆稲子湯
八ヶ岳の登山口にある温泉宿。映画の「岳」のロケに使われ、山小屋のような雰囲気がある。「二酸化炭素硫黄冷鉱泉」という、なかなか巡り会えない泉質で日帰り入浴も可能。
2.【群馬県】志賀草津道路/国道292号線
国道最高地点「渋峠」を走るワインディングロード

草津温泉と志賀高原を結ぶ全⾧約45kmのワインディングロードだ。日本最高地点となる標高2,172mの渋峠を通過するのが最大の特徴である。高標高に位置するため、夏場でも気温が10度近くまで下がる場合があり、下界の酷暑を忘れられる絶好の避暑ルートとなっている。


道中は荒涼とした火山地形から北アルプスを望む大パノラマまで変化に富んだ景観が広がり、標高2,000m超の爽快な冷気を感じながら走ることができる。雲上の絶景と冷涼な高地気候を一度に満喫できる、サマーシーズンに走りたい至高の山岳道路でだ。
周辺おすすめスポット
◆毛無峠
万座温泉から上信スカイラインを進み県道112号で終点へ。奥深い荒涼として大鉱山跡が広がる。
◆山田牧場
長野側熊の湯スキー場下から笠ケ岳を経由して山田牧場へ。牧場周辺は牛の排泄物が多いので注意。
3.【奈良県】大台ケ原ドライブウェイ
紀伊山地の中を突き抜ける道はスリリングで走りごたえあり

奈良県吉野郡に位置する大台ヶ原へ至る、全⾧17.2kmの観光道路だ。標高差1,500mにおよぶ峻険な斜面を登りつめた終点付近は高標高地に位置し、下界の暑さを忘れて爽快な走りを堪能できる。 序盤の狭路を抜けると2車線の快走路へと変化し、経ヶ峰から山頂までの尾根伝い区間では深遠な紀伊山地の峰々を見渡す大パノラマが広がる。


多雨地域が育む豊かな原生林に囲まれ、標高の高さを生かした冷涼な空気と圧巻の山岳眺望を同時に味わえる魅力的なルートだ。 目的地で行き止まりとなるためピストン走行となるが、走破意欲を満たす名道である。
周辺オススメスポット
◆不動窟鍾乳洞
洞窟内でまつられている不動さんの名をそのまま洞窟の名前にしている。昔から修験道行場の一つとしても知られた所。入り口から第1~第4窟があり「母の胎内くぐり・大天井・小天井・三途の川」などの名前が付けられ親しまれている。気温13℃の癒やしスポット。







