ツーリングの積載力を高めてくれるシートバッグやケース。しかし、目的地や休憩先でバイクを離れる際に「荷物は大丈夫だろうか…?」と、盗難やイタズラが気になった経験があるハズだ。
そんなときは、鍵によるロック機構を持つハードケースが安心。では、ソフトタイプのシートバッグに防犯性能はないのだろうか?

ハードケースやソフトバッグ選びでは、「容量」や「防水性」が注目されるが、それと同じくらい重要な要素が「防犯対策が施されているか」という点。盗難やトラブルを防ぐための考え方と、それをスマートに解決するバッグの構造について解説する。
「無防備な荷物は狙われている」という意識
盗難被害に遭ったライダーから話を聞くと「こんなに人がたくさんいる場所で盗られるなんて…」や、逆に「ひと気がない場所で油断していたらやられた」という意見は多い。
さわやかな気分で出かけたツーリング先で、誰かを疑うようなネガティブな思考はさけたいものだが、荷物は無防備なままだと常に危険にさらされているという意識は持っておいた方がいい。
ハードケースか? ソフトバッグか?


ハードケース(樹脂製・アルミ製など)

ロック機構を備え、強固なシェルで覆われているため、防犯面ならハードケースの圧勝だろう。フタのロックはもちろんのこと、ベースと本体の間にもロック機構があれば車体からの持ち去りも防止できる。
FURCHTLOS(フルヒトロス)SHIELDシリーズの場合
樹脂製のためアルミケースほどの頑強さ・重厚感はないが、セキュリティロックシステムの採用で、フタの開閉とベースの着脱が1本のキーでスムーズに行える。

ソフトバッグ(ナイロン製やポリエステル製などの布製品)

ソフトバッグは荷物へのアクセスが容易で、車体への着脱もカンタン。つまり防犯性は低いといえる。ただ、製品によってはファスナーにロック機構(南京錠などを通す穴)が設けられているタイプもあるので、うまく工夫すれば防犯性を大きく高められる。
FURCHTLOS(フルヒトロス)レガシーダッフルバッグシリーズの場合

メイン気室を開閉するファスナーに、ロックを装着できる穴が設けてある。スーツケースなどに使う小型の南京錠などを通しておけば、盗難被害の確率を減らすことができる。
大切な荷物を守る「セキュリティ機構」のポイントは?
外側のタフさだけでなく、ライダーが安心してバイクを離れられる防犯構造を備えたバッグこそが、ツーリングで最も高い実用性を発揮する。
①【カギ付きシェルで車体ごとの持ち去りを防ぐ】
ハードケースの場合、ケース本体の開閉だけでなく、ベースプレートからの取り外しにもカギが必要な構造であれば、ボックスごと持ち去られる心配が少ない。
②【ファスナーロックの活用で防犯性を高める】
ソフトバッグを選ぶ場合でも、ファスナー部分にロック機構(南京錠を通す穴)が設けられている製品を選び、ダイヤルロックなどを組み合わせれば、開口部からの盗難リスクを大幅に低減できる。
③【強固なシェルが外側からの破壊を防ぐ】
樹脂やアルミなど、強固なシェルを採用するハードケースであれば、外側からの衝撃や圧迫だけでなく、刃物による引き裂きなどに対しても高い抵抗力を発揮する。
まとめ:バッグ選びは「安心感のスペック」にも注目しよう
バッグ/ケース選びで重要なことは、ツーリング先での使いやすさと安心感である。これからバッグを新調するなら、ぜひ「出先でバイクを離れるときに安心できるか」という視点も持ってほしい。セキュリティにすぐれたバッグを選ぶだけで、旅中で心に余裕が生まれ、ツーリングをより楽しむことができるハズだ。
モトメガネいちおしシート/タンクバッグ
【FURCHTLOS (フルヒトロス)RANGER TOP CASE 50L】

アルミ製の堅牢なハードシェル構造に加え、信頼性の高いキーロックシステムを標準装備。ケース本体の開閉だけでなく、ベースプレートからの取り外しにも鍵が必要な構造のため、ボックスごとの持ち去りも完全に防止する。
【フルヒトロス:レガシーダッフルバッグ】17L / 32L / 46L

クラシックデザインが特徴のダッフルバッグ。メイン気室のファスナーに南京錠タイプのロックを通すホールが設けられている。完全防水ではないが防水性をもつ上蓋を備え、可変式の仕切りも付属。








