ツーリング用シートバッグは種類が多く、とくに「防水タイプ」と「非防水タイプ」のどちらを選ぶべきかは悩みどころだ。レインカバーがあれば雨対策は万全と思いがちだが、実は落とし穴もある。それなら防水バッグを選べばデメリットはゼロになるのだろうか…? 本記事では防水と非防水、それぞれの特徴を整理しつつ、用途に合った選び方を解説する。
① 非防水バッグ:荷室やポケットが充実&デザイン性が◎
メリット
形状やデザインの自由度が高い非防水バッグは、スーパースポーツからスクーターまで幅広い車種に合わせやすく、街乗りや通勤用途にも向いている。荷室へのアクセスはファスナーが主流。ポケットや仕切りが多く、荷物が整理しやすい点も大きな特長だ。

デメリット
弱点は当然ながら、急な雨に弱いことだ。レインカバーを装着するには、安全かつ雨に濡れない場所にバイクを停めなければならない。そのため、ゲリラ豪雨のような突然の雨にはレインカバーの装着が間に合わない事態になる。とくに高速道路では、都合よくSA/PAに駆け込めるとは限らないので、荷物が濡れるリスクを100%回避することは難しい。

さらに、レインカバーは風でバタつきやすく、長時間の雨では隙間から浸水する可能性もある。また、固定が甘いとレインカバーそのものが風圧で吹き飛んでしまうこともあるし、バタつくカバーがバックミラーに映る姿は、見ていて心地いいモノではない。

② 防水バッグ:突然の雨に強いため安心感はピカイチ

メリット
防水バッグの最大の利点は、バッグ単体で防水性を確保できること。ターポリン素材やロールトップ構造を採用したモデルが多く、ゲリラ豪雨のような急な天候変化でも即座に対応できる。走行中に雨雲が迫ってきてもそのまま走り続けられる安心感は、想像以上に大きなメリットだ。

フルヒトロス:LEGACY(レガシー)ダッフルバッグ
デメリット
弱点はあまりないのだが、あえて挙げるなら内部が一室構造になりやすく、細かい荷物の整理がしにくい点。そして、濡れた荷物を入れると乾かない(ムレる)点などだ。ただし、近年の防水バッグはこれらの問題をクリアした製品が増えている。
【整理/ムレ問題】フルヒトロス:レガシー ダッフルバッグの場合


【デザイン問題】フルヒトロス:エベレスト ダッフルバッグ 50Lの場合

③ どっちを選ぶべき? 用途別の指針
身もフタもない結論をすると「雨さえ降らなければ非防水バッグで十分」となる。降水確率が0%に近い晴天の日帰りツーリングで、しかも短い距離なら防水性など無視していいからだ。使い勝手だけを比較すれば、多機能な非防水バッグの方がすぐれている場合が多い。
しかし、ほとんどのライダーはそんな限定された走り方はしないハズ。天候が変わりやすい山間部を走る場合や、何日も走るロングツーリングで先の天候が読めない場合などは、防水バッグ一択だろう。
【まとめ】

防水と非防水、どちらにもメリット/デメリットがある。しかし、近年は防水バッグの弱点だった「画一的なデザイン」「内部が一室構造」といったネガを感じさせない製品が増えているのだ。そうした最新バッグをチェックし、自分の用途に合うバッグを選ぶといいだろう。
モトメガネいちおしシートバッグ
【フルヒトロス エベレスト ダッフルバッグ50L】

IP66相当の防水性能を備えたロールトップ式の大容量ダッフルバッグ。キャンプ積載にも十分な容量50Lを確保しつつリヤシートに積載しやすい形状を実現している。持ち運びしやすい取っ手が付くほか、リュックサックのように背負える「バックパックストラップ」も備える。
【フルヒトロス:レガシーダッフルバッグ】17L / 32L / 46L

クラシックデザインが特徴のダッフルバッグ。完全防水ではないが、防水性をもつ上蓋(フラップ)がセットされているため、ある程度の雨から荷物を守ってくれる。レインカバーを併用することで、幅広い用途に対応。レザー調の外観はネイキッドやクラシックバイクと相性がよく、普段使いの利便性とデザイン性を両立する。








