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メディア初公開! 札幌のクールなライダーズステーション「Ⓡ230」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

札幌と道南を結ぶ主要道路、国道230号沿いに、無駄を削ぎ落とした小さなカフェ&ゲストハウスが静かに佇んでいます。バイクと旅を好む者が足を運ぶクールなライダーズステーションは、三人の男たちによって営まれています。創業者の神戸 弘さんに話を伺いました。

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札幌郊外にたたずむライダーのパラダイス

「Ⓡ230」は、札幌市の中心部からバイクで約30分、南区藤野に位置しています。神戸さんは広告業界で長年経験を積み、退職後にこの「Ⓡ230」を開業。現在はバイク仲間の高橋さんと村岡さんとともに、それぞれの役割を分担しながら切り盛りしています。

──こちらのお店は、いつ頃オープンされたのでしょうか。

クルマのナンバーは230で統一

「2023年5月にカフェを先にオープンし、その夏に2階のゲストハウスを始めました。もともと札幌市内でやっていたカーシェアやバイクシェアも、こちらに移しています。バイクはエアーライド、キャンピングカーなどはカーステイと言う個人間カーシェアサイトをメインに使用しています。趣味の延長ですので、レンタル専門店の半分から、3分の1程度の料金でお貸ししています」

──メディア取材は今回が初めてだと伺いました。

「これまでは私ひとりで経営していたので、お客様が多く来られても満足に対応できないと思い、取材はお断りしてきました」

──モトメガネの取材を快諾してくださった理由は何ですか?

ソロキャンプに最適なグッズをセレクト

今年からソロキャンプをコンセプトにしたアウトドア用品も扱い始めたので、多くの方々に知っていただく良い機会だと考えました。コンパクトにパッキングした薪も販売しているので、バイクやアウトドアが好きな方に立ち寄ってもらえると嬉しいです」

ここは自分が欲しいと思った場所なんです!

──札幌市内でこれほどリーズナブルなゲストハウスは珍しいですね。

シンプルな客室

「私自身、年齢を重ねると格安の雑魚寝ライダーズハウスは少し厳しく感じるようになりまして。そこで思い浮かべたのがユースホステルでした。通年3000円以下で布団に寝られて、宿泊客同士の交流もある――単純に自分が欲しいと思う宿を形にしただけです」

──バイクにはずっと乗り続けてこられたのですか。

「ずっとです。50年近くとなると、もう人生の一部ですね。バイクがなかったら、きっとつまらない人生になっていたと思います」

よき仲間と旅人が集う小粋な交差点

──お仲間についても教えてください。

村岡さんは常連からスタッフに転身!

「高橋さんとは25年来のバイク仲間、村岡くんは世代を超えたバイク仲間のような家族の様な関係です。私は体を壊してしまい、長距離走行が困難になってしまいましたが、もし元気なままだったら、この二人と一緒に働くこともなかったかもしれません。そう考えると、悪いことばかりでもないですね」

──バイク仲間との時間は今も続いているのですね。

「ええ、シーズン中は本当にぎやかです。冬はさすがに静かですが(笑)。私は何でも乗るタイプで、最近はハンターカブにハマっています。常連の中にもハーレーとハンターカブを両方持つ方がいて、イベントで乗らせてもらったら可愛くて。こうして新しい楽しみが増えていくのもバイク仲間ならではです」

──旅人との出会いも多そうです。

「バイクで来る方は情報通で、互いに旅先のおすすめルートを教えあったりしています。オープン間もない頃、カウンターに九州からのライダーが4人並んで、そのまま意気投合。翌朝4台で宗谷岬まで走ったこともありました」

札幌に来たら気軽に立ち寄ってほしい

──チェックインはかなり柔軟にされているとか。

カフェの営業は18時まで、アウトドアコーナーは19時まで。チェックインは比較的柔軟で、フェリーの到着時間や天候による遅延にも臨機応変に対応しています」

──最後に、この場所をどう育てていきたいですか。

「振り返れば、バイク仲間や旅人との交流が店も私の人生も支えてくれました。これからも、そういう人たちが気軽に立ち寄れる場所でありたいと思っています」

※詳細は公式ホームページでご確認ください。

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