雨から荷物を守ることはライダーにとって死活問題だ。しかしメーカーが「防水」を謳っている近年のバッグの性能はかなり高く、正しく使えばほぼ確実に荷物を雨から守ってくれる。そんな数ある防水バッグのなかでもとくに使い勝手がよく、信頼性、防水性も文句なしの製品をピックアップしていくぞ。
1. 【フラッグシップ】インナーウォータープルーフバックパック FB-856
カジュアルなバッグに防水インナーを「内蔵」する新発想

内部に脱着式の防水インナーを内蔵したバックパック。見た目は普段使いもできそうなカジュアルな雰囲気のナイロンバッグとなっている。

最大の特長は、防水インナーバッグが内蔵されている点。本体のナイロンバッグと防水インナーバッグの縁部分は全体的に面ファスナーで固定できる。
着脱は非常にカンタンで、雨の心配がない場合はインナーを取り外してナイロンバッグ単体で使うこともできる。


本誌のテストでも高い防水性を立証。
さらにサイドに冷たい飲み物(500mlサイズ)を保冷できるポケットを装備するなど、防水性以外にも使い勝手を高める小ワザが光る逸品だ。

バッグ前面にウェビングテープが配されているため、汎用の固定ベルトを通せば、シートバッグとして使うこともできる。
固定した状態からの荷室へのアクセスも良好だ。



2. ラフアンドロード AQA DRY ワンショルダー
ライダーに扱いやすい機能が満載のカジュアルバッグ

マグネットバックルとQ.C.R.システム搭載の防水ショルダーバッグ。Q.C.R.システムとは、クイックキャッチ&リリースの略称で、Dリングを引くだけでゆるめられ、ベルト端を引けば締まるスピーディなベルト調整機構のこと。


開口部はロールダウン式を採用しており、高い防水性能を追求。左右どちらにも掛けられるシンメトリー設計により、ユーザーを選ばず使えるほか、メッシュポケットや大型ファスナーポケット(非防水)を備え、補強板入りフロントパネルはテンションベルトによりシルエットを崩さず荷物の増減にも対応できる。


ライディング中にバッグがずれにくいクロスベルト、グローブをつけたままでも扱えるクイックオープンZIPタブ、メイン収納口の指かけループ、大型Dリングなど、ライダーに扱いやすい機能が満載だ。



3. ヘンリービギンズ 防水バックパック(Daytona)

高い防水性と利便性を兼ね備えたバックパック型防水バッグ。本体生地には泥や雨を弾く防水素材を採用し、縫い目のないシームレス高周波熱圧着により水の侵入を防いでいる。荷物の出し入れ口はロールトップ式で防水性と使い勝手を両立。付属の固定ベルトを使えば車体への装着も可能で、さらにバックパックスタイルもできる2WAY仕様となっている。




画像の30 L仕様のほか、40Lと60L仕様もラインナップしている。用途に合わせてサイズを選ぶといいだろう。


【防水シートバッグ40L】





【防水シートバッグ60L】












