健康や美容のために「デトックス」を取り入れている人は多いのではないだろうか。
たとえば、水分をたっぷりとってサウナで汗をかくとか、マッサージでむくみをとるとか、最近だとプチ断食、腸活なんてものも流行っている。
いずれも身体の中の老廃物を出し、スッキリさせよう!という取り組みだ。
そこで、ライダーの皆さんへご提案。
ガソリン添加剤を使って、あなたの愛車もデトックス、してみませんか?
今回は、日常の足としてほぼ毎日バイクに乗る筆者が、最新のガソリン添加剤「フューエルポーション3」を実際に使用して、愛車の変化やおススメポイントをレポート!
聞いたことはあるけど……そもそも「ガソリン添加剤」って?
「ガソリン添加剤」とは、その名の通りガソリンに加えることでガソリンの通り道となる部分、主に燃焼系周りに作用して、エンジン本来の性能回復を図るアイテムだ。製品によって、洗浄・燃焼力向上・水侵入による腐食防止……といった様々な効果を発揮する。
簡単に言うと、ガソリンに混ぜて、いつも通り愛車に乗るだけでエンジン内部のお掃除や保護をして調子を良くしてくれる!ということで、まさに「バイクのデトックス」なのだ。
工具や専門知識がなくても既定の量を燃料タンクに入れるだけで作業は完了するので、ビギナーの方でも気軽に始められるセルフメンテナンスでもある。
マフラーまで効果が届く!唯一無二の添加剤「フューエルポーション3」
前述のとおり、様々な効果を持つガソリン添加剤が存在するが、今回使用&検証するのはコチラの「フューエルポーション3」。
フューエルポーション3はこの一本で、主に3つの効果を発揮する高性能な添加剤だ。
①エンジン内部にたまった汚れのクリーニング
②エンジンの摩耗・サビの発生を予防
③エンジン出力や燃費などの性能UP
また、これらの効果をフルに出すために高濃度の洗浄成分が3種類配合されており、そのうちの一つ、CEO2(酸化セリウム)という成分がエンジンの燃焼室よりさらにもっと先、マフラーにまで届き、排気周りにも効く、というのが、他のガソリン添加剤にはない大きな特徴となっている。
つまり、CEO2=生きて腸まで届く乳酸菌みたいなもの、である。
こうしてたとえると、如何にも身体………もといバイクに良さそうな気がしてくる。
そして現状、排気にまで効果があるガソリン添加剤はこの「フューエルポーション3」だけという、時代の最先端を行く製品なのだ。
実際に入れてみた!
さて、百聞は一見に如かず。このフューエルポーション3を、筆者の愛車であるCBR250RRに使用してみた。
一回の使用量はガソリン量に対して1%が上限とされている。CBR250RRのタンク容量は14Lなので、その1%である140mlを量ってタンクに入れ、同時にガソリンも満たす。
効果を求めて規定の割合以上入れるのは絶対厳禁だ。上限を超えての使用は逆にエンジンの不調を招くこともあるので、用法用量は必ず守ろう。
ちなみに、フューエルポーション3を入れる前の燃費を満タン法で計測したところ、
走行距離226.7km ÷ 給油量8.18L = 燃費 27.71km/L
という結果だった。この時の226kmは100%街乗りで、都内をメインに数日走ったものである。
また、車両の年式は2023年型で、総走行距離は1万2千kmを超えたところ。まだまだ新しい車両なのだが、それでも効果はみられるだろうか?
走り出したら、もう違う?!早速感じるその変化
フューエルポーション3を投入後、走り出してすぐにいつもと違う感覚があった。なんだかエンジンの回転が滑らかになったような……!? 体に伝わってくる振動も優しくなったような気がする!
正直、私のような鈍感ライダーでもわかるような変化は数字として表れる燃費ぐらいだろうな、と高をくくっていたので、これには非常に驚かされたし、感動があった。
さて、使用後の燃費については使用前の計測となるべく近い条件で検証すべく、走行距離が220kmになるまで仕事の移動に、買い物に、と街をひたすら走り回る。
そしてフューエルポーション3を投入して2日後、ついに燃費計測の時がやってきた。
結果……ガソリン高騰の今、実に嬉しい燃費向上!
さあ、気になるフューエルポーション3 投入後の燃費は、
走行距離224.2km ÷ 給油量6.52L = 燃費 34.39km/L
想像を超える数値の変化に思わず3度4度と計算をし直したが、どうやら間違いではなさそうだ。
投入前の燃費が27.71km/Lであったから、+6.68km/Lという大幅向上である。
筆者がフリーランサーであり、毎日走る場所や時間がバラバラというのもあって、完全に同条件での検証ができたわけではないのだが、それを考慮しても一度の使用でこの結果はとんでもないことではないだろうか。
昨今のガソリン価格高騰で給油の度にヒイヒイ言っていた筆者には、この燃費向上が希望の光になったと同時に、まだまだキレイと思っていた愛車・CBR250RRのエンジンが、実は結構汚れていたらしいということに気づかされたのだった。
短距離走行が多い人は特におススメ!使用メリットや用途はいろいろ
と、ここまで読んだところで、果たして自分のバイクに「フューエルポーション3」ほどの強力なガソリン添加剤が必要なのか?とお考えの方もいるだろう。
そこで、実際に使用し、製品について調べてみた筆者の思う、是非使用をおススメしたいケースをここでいくつかご紹介したい。
短距離・街乗りが多いバイクに
まさにこれが私のCBR250RRに当てはまるケースだが、エンジンが温まりきる前に目的地についてしまうような短距離走行、ストップ&ゴーが多い市街地の走行が多いバイクは燃料の不完全燃焼が起きやすい。その結果、エンジン内部にカーボン(煤)などの汚れが溜まり、気づかないうちにパフォーマンス低下や燃費が悪化していることも多いのだ。
通勤や買い物の足として日々活躍しているバイクたちは、思った以上の効果が出るかも?!
雨の多い時期
雨の日の給油では、どうしてもタンク内に水が混入しやすくなるもの。ガソリンに水が混ざるとエンジン内部で不完全燃焼を起こして汚れが発生したり、ゆくゆくはサビの原因にも。雨の多い時期には予防的にこまめな使用をするのもアリだと思う。
車検の排ガス検査対策
ときおり旧車オーナーを悩ませる、車検時の排ガス検査。もし数値に不安がある場合には大掛かりなメンテナンスの前に一度、フューエルポーション3を試してみてほしい。「マフラーまで効果が届くガソリン添加剤」の真価を発揮してくれるだろう。過去には劇的な数値改善が見られた例もある。
フューエルポーション3によって排出されたカーボンと思しきもので汚れている…?
新車のうちから汚れをガード
新車のうちから使っておくというのも非常におススメ。元々ピカピカのエンジンに使えば、フューエルポーション3の効果で汚れも付きづらくなるので、キレイな状態の維持に繋がる。
冬季など、しばらく乗らずにバイクを休ませる前に
バイクを長期保管する際にはタンク内の水分が結露してサビを招く…というリスクがどうしてもあるが、フューエルポーション3をガソリンに混ぜておけばそれだけで防サビ効果を発揮する!
バイクだけでなく、クルマにも
ガソリンエンジンの四輪車に対しても同じ効果があるので、ぜひバイクだけでなくクルマにも試してみてほしい。特に最近のエコカーは、キレイな排ガスを作るために内部に汚れを溜め込んでしまっているケースも少なくないのだ。
余らない!量る手間もなし!2りんかんの量り売りで気軽に試そう
なんだか良さそうだから一回試してみたいけど、自分のバイクにボトル一本は多すぎるし、中途半端に余らせるのも嫌…というユーザーも多いはず。
そこで便利なのが、オートバイ用品店・2りんかんで行われている、量り売りサービスだ。
10ml・99円からの販売で、小排気量バイクにとりあえず一回入れたい、という方には特にうってつけ。また、自分で量って入れるのがちょっと面倒………というズボラさんにとっても、非常にありがたいサービスかもしれない。
量り売り専用の会計カードを持って、レジの店員さんに必要量を伝えれば購入は完了。あとはバイクに直接入れてもらうことができる。ただし、この時フューエルポーション3の濃度が規定の1%より濃くならないよう、事前にガソリンの給油を済ませ満タン状態にしてから来店する必要があるので注意だ。
また、店舗ではフューエルポーション3専用の量り売りボトルも販売されているので、お好みの量を持ち帰り、自分の良きタイミングで愛車に投入するということもできる。その時々の状況でイートインかテイクアウトを選べるのは嬉しい。
定期的な使用で、愛車の中身をキレイに保とう!
この「フューエルポーション3」のメーカー推奨使用頻度は、一年に1回、もしくは1万kmに1回とのこと。
今回検証で走らせたCBR250RRならば一回の消費量が140mlで、値段にして1386円。これが一年に一度と考えると、コスパ面も優秀で、継続もしやすい。
12か月点検やオイル交換、洗車といった定期メンテナンスのタイミングに合わせて使用するのもおススメだ。
エンジンもマフラーもまるっとスッキリ、フューエルポーション3を使ったバイクのデトックスを習慣にして、愛車のキレイを保っていこう!
フューエルポーション3 製品データ
(編集協力:株式会社ヤザワ)