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燃料添加剤と聞いて、試してみたいけど実際の効果はどうなのだろう、と懐疑的な方も多いだろう。古いバイクならともかく、自分の愛車はまだ新しいので必要ないとスルーしてしまう人も多いはず。そこで、ここで紹介する「FPx3(エフピースリー)」フューエルポーション3の効果は実際にどうなのか、走行距離の少ない現行車と、多走行の古めのバイクを用意して、シャーシダイナモによるパワーチェックを行ってみた。
また、フューエルポーション3は吸気系から排気系までエンジンの燃焼行程すべてにおいて効果が認められているので、排気ガス測定機によるチェックも行った。
その結果は、何千台ものバイクのパワーチェックを行ってきたベテランスタッフを驚かせる数値が出た。
パワーチェックのベテランスタッフも驚いた数値
テストに使用したのは’22年式のNinja ZX-25Rと、筆者が所有する’02年式のBMW R1150GS。Ninja ZX-25Rは走行距離3200kmと新車に近い状態だが、R1150GSは走行距離が16万kmを超える多走行車で、対照的な車両を用意した。パワーチェックと排ガス測定をお願いしたのは和光2りんかん。シャーシダイナモによるパワーチェックと排ガス測定に加えて燃費計測を行い、フューエルポーション3を混入する前後で測定を行った。
まずはパワーチェックの数値だが、ZX-25Rはきれいに高回転でのパワーアップが測定できた。この結果には、パワーチェックを行ってもらった和光2りんかんのスタッフも驚いていた。新しい車両は比較的、差異が出にくく、各種添加剤やグレードの高いオイル、高価なチェーンを交換後に測っても、エンジンにとっては逆に異物が混入した状態となったり、駆動系には新品パーツのフリクションが増えることとなり、数値が下がってしまうことも多いからだ。
そして筆者のR1150GSだが、4500回転付近にあったトルクの谷がなだらかになり、パワーもきれいに上書きされていた。実際にフューエルポーション3を注入し、スロットルのピックアップが明らかに良くなったと体感していたのだが、見事に数値に現れていた。
さらに驚いたのがR1150GSの排ガスチェック。車検に通らないほどの数値が大きく改善され、最新の排ガス規制基準値も大幅にクリアするほど改善されたのだ。
1万2000回転以上のパワーアップが確認できた。
4500回転付近のトルクの谷が消え、レッドゾーンまでパワーが上書きされていることが確認できた。
R1150GSの排ガスチェックで驚異の改善
フューエルポーション3は燃料添加剤の中で唯一、吸気系から排気系までエンジンの燃焼行程すべてにおいて効果がある添加剤だ。それだけに、排気ガステスターによる数値チェックは興味津々だった。ただ、実際にR1150GSの排ガスを事前測定してみると、興味津々などと悠長なことを言っている場合ではなく、深刻な状況であることが明らかとなった。このままでは車検に通らない数値だったのだ。R1150GSは多走行で初年度登録から23年も経っている。さらに、冬季なのでしばらく走っていなかったこともあるが、何らかのメンテナンスが必要だ。プラグの交換やエアクリーナーの清掃で燃焼効率を上げたり、マフラーのキャタライザー(触媒)が詰まっていたら交換等もしなくては、と頭をよぎる。
「排ガスも改善しますよ」と言う担当者の言葉に励まされて、藁にもすがる思いでフューエルポーション3を入れることとなった。そして、約130kmほど走行した後に測定してみたのだが、びっくりするほど数値が改善していた。あれこれメンテナンスしなければと悩んでいたのだが、暗くよどんでいた空が一気に晴れ渡ったような気分になった。測定してくれたショップスタッフも絶句するほどの結果だった。
ZX-25Rは注入後、すぐに効果が表れた
パワーチェックはフューエルポーション3の注入前と注入直後、そして注入後100km以上の走行を規定して3回行った。測定したグラフを見てみると、ZX-25Rは、まだ走行距離が少ないためか排ガス測定ではフューエルポーション3の注入前後であまり差が見られなかったが、パワーチェックでは高回転域のパワーアップに加え、注入直後から効果が表れていたことを特筆したい。
対してR1150GSは、注入直後にあまり変化はみられなかったが、100km以上走行した後に明確に効果が表れていた。この結果は経年の汚れ具合が関係しているのだろうと予想されるが、走行距離が少ないバイクでも効果が表れることが実証された。定期的にフューエルポーション3を注入することで新車時に近い性能を維持できるといえるだろう。今後厳しくなる排ガス基準値に対応する予防の意味で、新しい車両にもお勧めしたい。
また燃費だが、ZX-25Rは注入して250km走行した時点で0.1km/ℓ向上し、R1150GSは注入後130km走行時点で1.1km/ℓ向上した。パワーアップや排ガスのように大幅改善とはいかなかったが、2台とも数値は向上。今後も計測を続けて、機会があればお知らせしたい。
3つの洗浄成分を高濃度で配合
フューエルポーション3にはPEA(ポリエーテルアミン)とPIB(ポリイソブチレン)そしてCEO2(酸化セリウム)という3つの洗浄剤が高濃度で配合されている。
PEA(ポリエーテルアミン):ポリエーテルの末端がアミノ化された物質の総称で、主に自動車のエンジン内部に蓄積したカーボン(煤:=炭素の堆積物)の清浄に使用されるアミン化合物で、多くの燃料添加剤に使われている。
PIB(ポリイソブチレン):ガソリンやディーゼルに添加すると、優れた洗浄能力と分散効果を発揮。施工後はインジェクターが汚れにくくなり、カーボンの付着やワニスの形成を抑制する効果が高い。
CEO2(酸化セリウム):燃焼後にカーボンを除去するため、従来品では洗浄が困難だったエキゾーストバルブ、触媒、ターボタービン、EGR弁、サイレンサーといった排気系を洗浄するのに有効な成分。酸素貯蔵能力、触媒特性、高温安定性、燃焼効率の向上、環境保護への貢献、化学安定性、燃料安定化など、多岐にわたる特性を備えている。
つまりフューエルポーション3は、単にエンジン内部を洗浄するのではなく、排気側の触媒やサイレンサー内部までもキレイにし、さらに防錆フィルムによりエンジン各部の腐食までも防止。その結果、エンジン内のフリクションが低減することでパワーとトルクが向上し、ひいては燃費の向上にもつながるのだ。
販売は数々のバイク商品を扱うヤザワ
このフューエルポーション3を取り扱っている株式会社ヤザワは、数々の有名ブランドを輸入している貿易商社だ。オフロード系やモタード系のライダーに人気の「モーションプロ」や「ルーカスオイル」、洗車ケミカルとして好評をえている「マザーズ」など世界中から信頼できるブランドを多数輸入し、ライダーのバイクライフを50年以上も支え続けている会社だ。そんなヤザワが「YAZAWA」ブランドとしてオリジナルでリリースするのがこのフューエルポーション3なのである。
4輪のエンジンでは様々な検証データで実証済み
世界的にエコロジーの流れがある昨今では、ハイブリット車が人気だが、そのハイブリッド車はEGR(排気ガス再循環)というシステムを採用していることが多い。
燃焼に必要な条件は「空気」と「燃料」で、その理想的な割合を理想空燃比(14.7: 1)と呼ばれるが、燃焼には空気中に含まれる21%の酸素が必要だ。
この理想空燃比より燃料が薄い場合は、酸素が残り、それが窒素と結合して有害物質であるNOxが増え、逆に燃料が濃い場合は、やはり有害なHC(炭化水素)を含んだ燃料が排出される。つまり完全燃焼をするとNOxが増え、不完全燃焼だとカーボン(黒煙)が増えてしまう。
ハイブリッドモデルなどは、燃費を考慮して希薄燃料で燃焼させることからNOxが増加する。そこで、排気ガスを再び吸気に混ぜ、酸素の少ない混合気を燃焼室に送ることで燃焼温度を下げ、NOxの発生を抑制している。これがEGR(排気ガス再循環)というシステムで、最新のエコカーに多く採用されている。しかし、排気ガスを再循環させることにより吸気弁やインジェクター、排気系統すべてにカーボンが蓄積し、問題となっているのが現状だ。
そこで、このCEO2(酸化セリウム)が排気系統である、EGR排気弁、触媒、サイレンサーまで従来品では洗浄が困難だった排気系を洗浄しカーボンを除去するため、燃費とパワーが向上するのだ。
吸気弁とインジェクター周辺までしか洗浄できないが、フューエルポーション3は赤い部分の排気系までも洗浄するのだ。
施工は超簡単!超高濃度なので、わずか1%を入れるだけ
このフューエルポーション3の施工は燃料に対してわずか1%を入れるだけと超簡単だ。本体の容量は300mlなので、タンク容量が30L~50Lの車なら、そのまま1本入れるだけ。逆にバイクの場合は、メスシリンダーや軽量カップに入れて計る必要がある。たった1%入れるだけで効果が出るのだから、つまりは非常に濃度が高く、小排気量のバイクであれば使用量が少ないので非常に経済的である。
計量カップは、100円ショップなどでも入手可能なので手軽だ。
メーカー推奨は1年に1回、または1万kmに1回
フューエルポーション3の成分である、PEA(ポリエーテルアミン)とPIB(ポリイソブチレン)は、吸気後、燃焼室でカーボンと共に燃えて排気されてしまうが、CEO2(酸化セリウム)は投入後も燃焼室や排気系に付着し、第2の触媒のような効果を持続させる。この持続期間はなんと1年間で、その間、洗浄効果が期待できるのだ。つまり走行を増やすごとに調子が良くなっていくことが予想され、バイクもまだまだこれから燃費やパワーが上がって行く可能性があるのだ。
メーカーでは1年に1回、または1万kmに1回、このフューエルポーション3の使用を推奨している。つまりは、それだけ効果が長続きするということなのだ。
そう考えると、燃料容量の1%というのはバイクの場合だと、本当にわずかな量であり、効果を考慮するとそのコストパフォーマンスは非常に高いと言えるだろう。
また汚れがひどい場合は1年10,000kmにこだわらず、2~3回連続や給油数回に1回使うとより効果的だ。しかし、その際は0.5~0.7%を目安に入れ、投入量があくまでも1%を超えないように注意する必要がある。多く入れ過ぎると、燃料にとっては異物なので、エンジンにノッキングが起こるなどの不具合が出るためだ。メーカーでは走行に支障がなく、最適な効果を生み出す投入量をテストしているので、適正量を守りたい。
「2りんかん」では10ml単位の量り売りも実施!
燃料の1%を超えないように注入すると、小排気量車にとって1本分の300mlは多すぎるのが難点だ。しかし、そんなライダーの要望に応え、「2りんかん」ではフューエルポーション3の量り売りを実施している。なんと持帰り用のボトルも販売しているので容器の持参は不要だ。価格は10ml単位(99円~)で購入できるので、まずは試してみたいというライダーにはもってこいの販売形態だ。
計測料金は 4620円で、 A/F測定(空燃比測定) は+660円。
完全予約制なので、希望者は電話か、店舗で直接予約を受け付けている。