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ハーレーカスタムの最新トレンド クラブスタイル&パフォーマンスバガーに最適なSPEEDRA

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイクカスタムにおいて、ハーレーは昔から多くのファンを持つジャンルだ。しかし、近年そのスタイルは大きく変化している。従来のチョッパーやボバースタイルに加えて、アメリカ発祥の〝クラブスタイル〟や〝パフォーマンスバガー〟が人気を集めており、より走りに特化したカスタムが求められるようになってきた。

そんな最新のカスタムシーンに応えるべく、高品質なカーボンパーツやアルミビレットパーツで知られる「SPEEDRA(スピードラ)」が、ハーレー用のカスタムパーツを続々と投入している。本記事では、SPEEDRAの母体であるSSKが手がけた最新のデモバイクや、注目のパーツ群を紹介していこう。

目次

ハーレーカスタムの最新トレンドは“走り”を意識したスタイルへ

かつてのハーレーカスタムと言えば、オールドスタイルのチョッパーやボバーが主流だった。しかし今、人気なのは〝クラブスタイル〟と〝パフォーマンスバガー〟だ。

左の車両がローライダーST、右がロードグライドだ。

クラブスタイルとは、アメリカ西海岸を発祥とする、スピードと実用性を重視したカスタムスタイルである。主に1980〜90年代にかけてギャング系バイククラブ(いわゆる“モーターサイクルクラブ”=MC)の間で流行し、都市部での高速走行や長距離移動に適した仕様として発展した。

パフォーマンスバガーは、ツーリングモデルをチューンしてストリートやドラッグレースに対応させたスタイルであり、「キング・オブ・バガーズ」などのレースが盛り上がりを見せている。このバガーレースでは車重400kg近いツーリングモデルを軽量化するためにカーボンパーツを多用する。そのイメージからカスタムにもカーボンパーツが多く使われるようになっている。

こうした流れの中で注目されているのが、車体の軽量化に貢献するカーボンパーツだ。その需要に応えるべく、SSKは自社ブランド「SPEEDRA(スピードラ)」でハーレー用のカスタムパーツをリリースしている。

SPEEDRAとは? 国産SSパーツで培った技術をハーレーにフィードバック

SPEEDRA(スピードラ)は、SSKが展開するパフォーマンスパーツブランド。これまでは国産スポーツバイクや欧州モデル向けに、ドライカーボン製の外装パーツやアルミビレットパーツを展開してきた。軽量かつ高剛性、精密な加工技術に定評があり、レースシーンでも多数の実績を持つ。

このSPEEDRA(スピードラ)の技術力を生かし、ハーレーの最新モデル向けにも数多くのパーツを開発。ブレーキやクラッチといった操作系パーツから、フェンダーやカウルといった外装系パーツまで、幅広いアイテムをラインナップしている。

ロードグライド用カスタムパーツ


2024年に大幅なモデルチェンジが施されたハーレーのツーリングモデル。その中でも特に人気を集めている〝ロードグライド〟を、SSKがカスタマイズした。

使用されたのは、同社の「SPEEDRA(スピードラ)」ブランドの各種パーツ。ブレーキ/クラッチレバーといった操作系パーツや、エンジンカバー類にはアルミ削り出しのビレットパーツを採用。外装パーツには軽量なカーボンパーツを組み合わせ、全体の質感と機能性を高めている。

  • ハーレー純正クラッシュバー用スライダー 13,200円(税込)
  • S&Sステルスエアクリーナー用カバー ドライカーボン 41,800円(税込)
  • タイマーカバー 18,700円(税込)
  • アルミ削り出しフロアボード 55,000円(税込)
  • アルミ削り出しリアブレーキレバーキット 39,600円(税込)
  • アルミ削り出しパッセンジャーフットペグ 24,200円(税込)
タンクコンソール ドライカーボン 55,000円(税込)
フロントフェンダー 純正形状 ドライカーボン 66,000円(税込)

2024年モデルで大きく形状が変更されたブレーキ/クラッチレバーだが、それに対応したアフターパーツを用意しているメーカーは、まだ少ない。その中で、2025年9月に発売予定の「SPEEDRA」製レバーは、欧米人と比べて手が小さいアジア人に配慮した設計となっている。最大で約40mmの調整幅を持ち、手の小さなライダーや女性でも無理なく操作できるのが特徴だ。

アジャスタブルレバーセット スタンダードタイプ(9月発売予定)
※クラッチレバーとブレーキレバーのセット

このレバーをはじめ、「SPEEDRA」のアルミビレットパーツの多くにはアルマイト加工が施されており、ブラック、レッド、ゴールドなどのカラーを選ぶことができる。クローム仕上げのエンジンと相性の良いシルバーを選択することも可能だ。

  • コイルカバー 33,000円(税込)
  • アルミ削り出しシフトリンケージ 19,800円(税込)
  • アルミ削り出しシフトペグ 7,480円(税込)
  • ハーレー純正クラッシュバー用スライダー 13,200円(税込)

カーボンパーツには、軽量かつ高剛性なドライカーボン素材を使用。外装をこれらに交換することで、車体の軽量化が図れ、結果としてパフォーマンスの向上にもつながっている。

ドライカーボンとウェットカーボンの違いは?

カーボンパーツには「ドライカーボン」と「ウェットカーボン」の2種類がある。それぞれ作り方や性能に違いがあり、用途に応じて使い分けられている。

ドライカーボンは、炭素繊維にあらかじめ樹脂をしみこませ、専用の高圧加熱機「オートクレーブ」で成形する。無駄な樹脂を使わないため非常に軽く、強度も高い。表面の仕上がりも美しく、レース用パーツなど高性能を求める場面で使われることが多い。

一方、ウェットカーボンは、炭素繊維に液体の樹脂を塗って成形・乾燥させる製法。手作業でも作れるため価格が安く、見た目もカーボン調でドレスアップ目的には十分。ただし、ドライカーボンに比べるとやや重く、強度も控えめだ。

性能重視ならドライカーボン、コスパ重視ならウェットカーボン。それぞれの特性を知って、目的に合った選択をしたい。

ウインドシールド ドライカーボン 52,800円(税込)
サドルバッグリッド 左右セット ドライカーボン 132,000円(税込)
サドルバッグボトム 左右セット ドライカーボン 198,000円(税込)

ローライダーST用カスタムパーツ

アッパーカウル ドライカーボン 198,000円(税込)
フロントフェンダー ドライカーボン フォージドカーボン 66,000円(税込)
S&Sステルスエアクリーナー用カバー ドライカーボン 41,800円(税込)
サドルバッグカバー ドライカーボン 198,000円(税込)
BUNGKINGパッセンジャー側クラッシュガード用スライダー 15,400円(税込)

クラブスタイルの要素を取り入れた人気モデル〝ローライダーST〟。ローライダーSTは、FXRTスタイルの大型カウルが特徴的なモデルだが、今回はこの〝顔〟とも言えるカウルをドライカーボン製にアップグレード

さらに、前後フェンダーやサドルバッグカバー、タンクコンソールなど、タンク本体を除くほとんどの外装パーツを「SPEEDRA」のカーボンパーツに交換している。

アッパーカウル ドライカーボン 198,000円(税込)
ミラースクリーン(近日発売予定)
フロントフェンダー ドライカーボン フォージドカーボン 66,000円(税込)
オイルクーラーカバー ドライカーボン 30,800円(税込)

「SPEEDRA」のカーボンパーツは、軽量かつ高剛性なドライカーボン製。これらのパーツに換装することで、車体全体の軽量化と剛性アップが期待できる。

タンクカバー フォージドカーボン 59,400円(税込)
サドルバッグカバー ドライカーボン 198,000円(税込)

また、ブレーキ/クラッチレバーやシフト、ブレーキなどの操作系パーツには、アルマイト処理が施されたアルミビレットパーツを採用。ロードグライドと同様に「SPEEDRAアジャスタブルレバーセット」が組み込まれており、手の小さいライダーにも対応する設計となっている。

アジャスタブルレバーセット スタンダードタイプ 33,000円(税込)
※写っているのはクラッチレバーのみだが、ブレーキレバーもセットになっている。

実は、SSK代表の椎名氏自身が手があまり大きくなく、グローブサイズはM。ローライダーSTに乗り始めた際、操作のしづらさを感じたことがきっかけで、このレバーの開発に着手したという経緯がある。そのため、操作性にも強いこだわりが込められている

  • アルミ削り出しミニフットボード 37,400円(税込)
  • リアブレーキレバーキット 30,800円(税込)
  • アルミ削り出しアジャスタブルブレーキリンケージ 11,000円(税込)
  • タイマーカバー 7,700円(税込)
  • BUNGKINGエンジンガード用スライダー 11,000円(税込)
  • アルミ削り出しシフトペグ 7,480円(税込)
  • アルミ削り出しシフトリンケージ 11,000円(税込)
  • アルミ削り出しダービーカバー 19,800円(税込)
  • サイドカバー左右セット フォージドカーボン 52,800円(税込)

さらに、リアブレーキのリンケージには「SPEEDRAアジャスタブルブレーキリンケージ」を採用。ライダーの体格や好みに合わせて、ブレーキペダルの位置を調整できる設計だ。

軽量化や性能向上に加え、操作性の向上にもフォーカスされたカスタム内容となっている。

その他のハーレー対応パーツも拡充中

RH1250S スポーツスターS用のアルミ削り出しパーツや軽量高剛性のドライカーボンもラインナップする。

SSKでは、「SPEEDRA(スピードラ)」ブランドを通じて、水冷エンジン「レボリューションマックス」を搭載したスポーツスターS、パンアメリカ、ナイトスター向けのパーツも展開している。

なかでもパンアメリカ用のカーボンパーツは人気が高い。軽量化に大きく貢献することから、オフロードを走るライダーたちからも支持を集めている。

さらに、中型免許で乗ることができる唯一のハーレー「X350」用には、アルミビレット製のカスタムパーツをラインナップ。また、すでに生産終了となった空冷スポーツスター向けのパーツ開発にも着手している。

日本の道路事情や、日本人の体格・乗り方に合わせて設計されたこれらのパーツは、快適性の向上だけでなく見た目のカスタム性も高めてくれる。今後、カスタムの幅をさらに広げてくれる存在となりそうだ。

愛車の可能性を広げる、機能美あふれるパーツ群

従来のスタイルにとらわれず、より走りを意識した最新のハーレーカスタムに対応するSPEEDRA(スピードラ)のパーツ群。軽量・高剛性なドライカーボンと、機能性とデザイン性を兼ね備えたアルミビレットパーツは、ルックスだけでなく性能面でも確かな効果を発揮する。

愛車をさらに快適に、そしてスタイリッシュに仕上げたいハーレー乗りにとって、SPEEDRA(スピードラ)のパーツはまさに“即戦力”と呼べる存在だ。気になった人は、ぜひSSKのラインナップをチェックしてみてほしい。

(編集協力:株式会社SSK)

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