スペイン・バルセロナ発のバイク用品ブランドSHAD(シャッド)。アルミ素材/PP素材を使ったパニアケースやトップボックスといったハードケースで有名なブランドだが、ソフトタイプのバッグも作っている。
現在、クラシック系のマシンにも似合いそうなトラディショナルなデザインのソフトバッグ“SRシリーズ”や、防水素材を使ったソフトバッグなどがラインナップされている。
今回は『TR08 TERRA クラッシュバーバッグ 8L』を実際に使ってみたぞ!
文・写真:谷田貝 洋暁

クラッシュバー用の防水バッグがアドベンチャーバイクの使い勝手を高める!

アドベンチャーバイクに乗っていて困るのは、リペアキットや飲み物といった重たい荷物の収納場所だ。特に未舗装の林道を走るような場合には、スタンディングによるマシンコントロールのため極力荷物を背負いたくないもの。それに重たい荷物は、重心位置を変化させるため積載する場所にも気をつかう。
『TR08 TERRA クラッシュバーバッグ 8L』は名前のとおり、アドベンチャーバイクなどに装着したクラッシュバーやエンジンガードに取り付けるターポリン素材の防水ソフトバッグ。エンジンや燃料タンクといった重量物の近くにあるクラッシュバーに取り付けられるので、重心位置が変わりにくく、マシンコントロールに変化が出にくい積載アイテムである。
またバイクに跨る際に邪魔にならないので、シートが高くえてして足着き性の悪いアドベンチャーバイクとの相性がいいのもポイントだ。

取り付け適合に関しては、車種専用設計ではなく汎用となっており、3本のベルトと5つのバックルを使ってクラッシュバーに取り付ける。
今回のテストでは、ヤマハ・テネレ700(2020〜2024)に取り付けたツアラテック製のクラッシュバーを使用。パイプにベルト1周巻きつけてからバックル留めしてみると、『TR08 TERRA クラッシュバーバッグ 8L』をしっかり装着することができた。

作りに関しては、クラッシュバーを装備するモデルにアドベンチャーバイクなど、オフロード走行を想定したバイクが多いからだろう、バックルや取り付けベルトなどは見るからに堅牢そうな構造を採用。車両へ装着する際には、かなりしっかり締め上げてみたのだが、まったく不安を感じない堅牢な作りになっていた。


8Lというサイズが絶妙に使いやすい!!

『TR08 TERRA クラッシュバーバッグ 8L』は、容量8Lとやや大きめな1気室構造。このため実際に荷物をパッキングしてみると見た目以上の収納力を持っている印象を受けた。
今回はアドベンチャーバイクでのツーリングを想定して、雨具やファーストエイドキットなど、必要なときにすぐ取り出したいアイテムやリペアキットを中心に荷物を用意してみたが、これらのアイテムを入れて、さらに少し容量が余るのだ。
この手の車体取り付けタイプのバッグは見た目の割に物があまり入らなくて使いにくかったりするものも多いが、8Lというやや余裕を持った大きさが非常に実用的なのだ。


『TR08 TERRA クラッシュバーバッグ 8L』は、防水バッグで定番のロールトップタイプのクロージャーを採用。バイクに取り付けたまま使うことを想定した作りとなっており、開口部も大きく荷物がとても取り出しやすい。
防水性能に関しては、あらゆる方向から水しぶきを受けてもOKなIPX4相当。雨天走行はもちろん、オフロード走行における泥汚れからも荷物を守ることができる。

クラッシュバーバッグの副次的な効用がクッション効果だ。収納する荷物にもよるが、生地にしっかりとした厚みがあって堅牢なうえ、バッグ自体にも13cmほどの厚みがあるので、立ちゴケ程度の軽微な転倒なら車体やクラッシュバーの保護にも役立ちそうだ。
左右共用で、価格はメーカー希望小売価格で14,300円 (税込)なのだが、実勢価格は1万円弱と、クラッシュバーバッグとしてはお手頃なのでバンパー代りに取り付けておくのもいいだろう。


SHAD TR08 TERRA クラッシュバーバッグ 8L

●メーカー希望小売価格:14,300円 (税込)
●容量:8L
●重さ:約0.3kg
●材質:ポリエステル(PVCコーティング仕様)
●サイズ:H130mm×W220mm×D280mm
●耐荷重:2.6kg
●防水規格:IPX4相当
●保証:1年間
(編集協力:株式会社カスタムジャパン)








