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構えずに楽しめる外車! オーナー4人が語る「ロイヤルエンフィールド」という選択【前編】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

外車というと、国産と比べて価格が高め/クセが強そう/いろいろ手がかかりそう……というイメージを持つライダーは少なくない。また、初めてのバイクを探している人ならとくに「ちょっと敷居が高いのでは」と不安に思うハズ。

しかし、ロイヤルエンフィールドのバイクを目の前にし、またがった瞬間にその先入観はあっさりと裏切られることだろう。

英国発祥のクラシカルで美しいデザイン/扱いやすく素直なエンジンフィール/そして「乗る楽しさ」そのものを感じさせてくれる一体感。なにより期待をいいほうに裏切る価格帯。

今回は、東京杉並区にある正規ディーラー「ROYAL ENFIELD TOKYO CENTRAL」で出会った4人のロイヤルエンフィールドオーナーに、“実際に選んで、乗って、感じたリアル”を聞いたので前・後編で紹介する。

目次

等身大の相棒として楽しめる「ロイヤルエンフィールド」

ロイヤルエンフィールドは、1901年創業の英国発祥の世界最古級モーターサイクルブランド。

現在はインドを拠点としており、クラシックな意匠を纏ったシンプルな構成と、電子制御よりも人の感覚を大切にした扱いやすい出力特性で「バイクらしいバイク」として選ばれている人気ブランドだ。

外車でありながら価格や維持費のハードルが低く、“等身大で楽しめるクラシック”として、多くのライダーに支持されている。

日常の足としても、週末のツーリングパートナーとしても、「バイクと生きる時間」を大切にしたいライダーたちの心を静かに掴み続けているブランドだ。

購入の決め手は、心を所有欲で埋め尽くす「見た目」と「気軽さ」

店舗に展示された最新モデルを囲んでロイヤルエンフィールド談義に花を咲かせるオーナーたち

ゆったりとした鼓動とどこか懐かしい造形。そして「走ることそのもの」を楽しむ感覚。ライダーの人生に寄り添う不思議な魅力を持つロイヤルエンフィールド。

ROYAL ENFIELD TOKYO CENTRALで出会ったオーナー4名に、それぞれの愛車との出会いのきっかけなどさまざまなお話を伺った。“なぜこのバイクを選んだのか”、そして“乗ってわかった魅力”とは。

そこから見えてきたのは、「バイクを選ぶ」というより、「自分の時間を選ぶ」という生き方だった。

うっちーさん(50代女性)/METEOR 350

今まで9台のバイクを乗り継ぎ、家族や親族までバイク乗りというガチバイク女子のうっちーさん。うっちーさんがロイヤルエンフィールドオーナーになってから、姪っ子やその旦那さんもロイヤルエンフィールドオーナーになり、今では「ロイヤルファミリー」だそう。

デザインと乗っている時の快適性が決め手!

大型免許を持って大型にも乗ってきたけど、体力的に倒してしまうことが多くなったので、排気量を落とそうと思って探していました。

いろいろな国内外の王道系メーカーを見ているうちに「乗りたいバイクに乗ろう!」と、前からデザインのかっこよさなどでも気になっていたロイヤルエンフィールドのMETEOR 350に気持ちが固まりました。初のロイヤルエンフィールドです!

【ポジショニング&足着き】
跨ってみて、長距離でも楽そうなポジション/首や肩やお尻が痛くならなそうだなって気に入りました。もちろん足着きも楽でゆったりと快適に乗れていいです。

【取りまわし&重さ】
重さ自体は軽いとは思わないけど、前車が大型モデルだったのでとくに気にならないし辛くもないですね。

【価格に関して】
こだわりを感じるデザインで外車ということを考えても、めちゃくちゃ値段的にやさしいと思います。意外とパーツの安価なのでそこも安心してます。

お気に入りポイントはココ!

シートに施された刺繍のロゴ。カッコいい!
レトロ風味なサイドバック。マシンとマッチしていて良い!

ワカイさん(40代男性)/SHOTGUN 650

実はワカイさんは教習所の先生で二輪の運転技術は言うまでもなく上級! そんなワカイさんが自分の好みの走りとスタイリングを求めてたどり着いたのがロイヤルエンフィールド。

初めての大型、初めてのロイヤルエンフィールド。購入からまだ半年というので、これからの大型バイクライフは新鮮かつ楽しみ盛りだくさんに違いない。

動画で見て一目惚れ! デザインとポジショニングが決め手

大型に乗りたいと探していました。ただ、好みの形状で選ぶとクルーザーモデルになるけど、足を前に投げ出すポジションがイヤだったんです。好みのポジションやステップ位置は、自分の好みの走りができるネイキッドだったので。

「カッコよく走りたい! 好みのデザインで自分の好みの走りができるモデルが欲しい」と思っていたら、動画でショットガンの走りを見て「コレだ!」と完全に一目惚れしました。

【ポジショニング】
クルーザーとネイキッドの中間といった感じで気に入りました。今までCB400とかに乗っていたのでステップ位置に少し違和感はあるけど、楽な体勢でマシンを操りやすいポジショニングで、走りを楽しめそうだなと思いました。

【取りまわし&重さ】
見た目よりも重さもそこまで感じず、取りまわしは全然楽です。重心が少し低いっていうのもあるかもしれませんね。

【価格に関して】
一目惚れで即決!

お気に入りポイントはココ!

どこがお気に入りとかはなく、こうして眺めているのが至福!
マシンと似合いすぎて、渋カッコよかった!

りくさん(20代男性)/CLASSIC 350

ふだんは赤いスクーターに乗ってお仕事をしているりくさん。仕事柄、7年前に中免は取っていたもののバイクにはとくに興味がなかったが、MUTT乗りで郵便局の先輩2人の行きつけのROYAL ENFIELD TOKYO CENTRALに連れてこられ、まさかのその場で本気の即決購入を決めたという明るいツワモノ。

流れに身を任せていたら運命に出会った!

職場の上司2人がきっかけですね(笑)。言われるまま気づけば……って感じですが、完全にクラシック350のデザインにやられて、試乗して一気にハマって、書類書いてました(笑)。

斜め前からバイクを見た時に、タンクとか全体的にギラっとヅヤヅヤしているのがいいですよね! フレームはクラシックだけどカラーリングは現代的な感じが最高です。

【ポジショニング】
本当に乗っていて楽です。疲れないポジションで足着きも抜群にいいです。愛車のコンセプトが「旅」なので長距離も楽ですね。

【取りまわし&重さ】
初めてのバイクだけど、とくに取りまわししにくいとかはないです。

【価格に関して】
初めて行って、試乗して、気づいたら書類を書けてしまう感じです。

お気に入りポイントはココ!

シートが素晴らしい! 尻痛なにそれおいしいの?
後ろから見たテールあたりの丸っとした形状がいいな、と。

キシモトさん(30代男性)/CLASSIC 350

初バイクがホンダ・シャドウ400だったというアメリカンクルーザー乗りのキシモトさん。ラフな装いながらオシャレな雰囲気を醸していたきしもとさんが、2代目の足としてチョイスしたのがロイヤルエンフィールドのクラシック350だった!

色を目がけて迷いなしの一目惚れ即決!

作ったプロを信じているしバイクは買った状態そのままで楽しみたいと思っているので、ノーマルで十分最高と思える好みのバイクを探していました。

こういうカラーリングのバイクが欲しいなと考えている中でクラシック350のエメラルドを見て、ロイヤルエンフィールドは知らないメーカーだったけど正規ディーラーがあって信用できるし、コレだと迷いなく購入しました。

【ポジショニング】
楽です。足着きもよくて問題ないです。お尻は痛くなりますよ、身体が弱いので(笑)。

【取りまわし&重さ】
重さや取りまわしに関しては、前乗ってたシャドウ400としか比べられないけど、まったく重いとは感じないし楽です。

【価格に関して】
初めての外車でも迷わず買える感じです。

お気に入りポイントはココ!

この角度から見た時のデザインがお気に入り。
レトロ系ヘルメットがめっちゃ似合っていた。

【スペック】METEOR 350/SHOTGUN 650/CLASSIC 350

METEOR 350:“スピードよりも時間を味わう”ための一台

Aurora Blue

穏やかな鼓動で走るたびに心をほぐしてくれるミドルクルーザーモデル・METEOR 350。低回転から力強い349ccの空冷単気筒エンジンで流れるような加速が心地よし。

安定感のあるフレームと低重心設計で、街中でもロングツーリングでもゆったりと安心して景色を楽しめるモデル。

【METEOR 350】
全長/全幅/全高:2140mm/845mm/1140mm(AuroraとSupernovaは1310mm)
シート高:765mm
排気量:349cc
重量:191kg
エンジン:空冷4ストローク単気筒
最大出力:20.2PS/6100rpm
最大トルク:27Nm/4000rpm
トランスミッション:5速リターン式
フューエルタンク:15L
ブレーキ:前=ディスク(ABS)/後=ディスク(ABS)
タイヤ:前=100/90-19/後=140/70-17
製造国:インド
色:Supernova Red、Aurora Green、Aurora Blue 、Aurora Black、Fireball Matt Green、Fireball Blue、Fireball Red、Fireball Black、Stellar Black
価格:71万600円〜74万3600円(税込)

SHOTGUN 650:“力強さと静けさを併せ持つ”大人のための一台

SHOTGUN BASE Sheet Metal Grey

無骨さの中に品格を宿すネオクラシッククルーザーモデル・SHOTGUN 650。厚みのあるトルクと滑らかな鼓動を堪能できる648cc空冷並列2気筒エンジンを搭載。

しっかりとした足まわりと重量バランスが高速でも安心の安定感を生み、街を流すもよし、長距離を走っても快適かつ絵になるモデル。

【SHOTGUN 650】
全長/全幅/全高:2220mm/820mm/1105mm
シート高:795mm
排気量:648cc
重量:240kg
エンジン:空冷4ストローク並列2気筒
最大出力:47PS/7250rpm
最大トルク:52.3Nm/5650rpm
トランスミッション:6速リターン式
フューエルタンク:13.8L
ブレーキ:前=ディスク(ABS)/後=ディスク(ABS)
タイヤ 前=100/90-18 56H チューブレスタイプ/後=150/70 R17 69H チューブレスタイプ
製造国:インド
色:Sheet Metal Grey(Base)、Stencil White(Premium)、Plasma Blue(Mid)、Drill Green(Mid)
価格:97万4600円〜101万5300円(税込)

CLASSIC 350:初心者にも優しく“バイクらしさ”が純粋に味わえる一台

初心者にも優しく、ベテランには懐かしいエンジンフィールにしっとりしたハンドリングを楽しめるネオクラシックモデル・CLASSIC 350。低中速域でのトルク特性に優れ、街乗りからツーリングまで扱いやすい349cc空冷単気筒エンジンを搭載。

クラシカルな外観に最新の信頼性を融合した「日常で乗れるヴィンテージ」として、ゆっくり走ることの贅沢を教えてくれるモデル。

【CLASSIC 350】
全長/全幅/全高:2145mm/785mm/1090mm
シート高:805mm
排気量:349cc
重量:195kg
エンジン:空冷4ストローク単気筒
最大出力:20.2PS/6100rpm
最大トルク:27Nm/4000rpm
トランスミッション:5速マニュアル
フューエルタンク:13L
ブレーキ:前=ディスク/後=ディスク
タイヤ:前=100/90-19/後=120/80-18
製造国:インド
色:Emerald(Chrome)、Gun Grey(Dark)、Stealth Black(Dark)、Commando Sand(Signals)、Medallion Bronze(Premium)、Madras Red(Heritage)、Jodhpur Blue(Heritage)
価格:69万4100円〜72万8200円(税込)

見た目で惹かれ、乗って納得する。選ばれる理由は意外なほどシンプルだった

穏やかに旅するMETEOR/力強く走るSHOTGUN/日常から遊びまでゆったり味わえるCLASSIC。

今回の取材中、4名のオーナーそれぞれの人柄や醸す雰囲気がまさに、各々が選んだ愛車と神マッチングしていることにこっそり感動していた。

そして全員から最初に聞こえてきたのは、やはりロイヤルエンフィールドならではの独創的なデザインへの賛美

現実的な問題すらも消し去るのが、思考をジャックする所有欲だろう。といいつつ、ロイヤルエンフィールドならその現実的な問題=価格帯もほかの外車と比べてかなり良心的とくれば、もう迷いなく購入に至るのは当然のことなんだな、と。

後編では、4人が実際にどのように愛車とのバイクライフを楽しんでいるのか、そして日々の走りを通して感じたロイヤルエンフィールドの魅力/気になる維持費問題/トラブルの有無までを紹介する。

ROYAL ENFIELD TOKYO CENTRAL

気のいいスタッフさんに加え、椅子までこだわった本気で居心地のいいロイヤルエンフィールド正規ディーラー。

各種モーターサイクルの展示や試乗案内だけでなく、整備などアフターサポートも充実。また、パーツやアパレルの注文販売も受け付けている。

Royal Enfield Tokyo Central
ロイヤルエンフィールド正規ディーラー
住所:東京都杉並区宮前4-25-19 Tel:03-5941-7753
営業時間:10:00〜19:00 定休日:木曜日
※駐車場あり(2台)
※全モデルの試乗あり(事前予約がおすすめ)
※オリジナルパーツを装着した展示車も用意

(編集協力:Royal Enfield Tokyo Central)

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