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最強素材がタッグを組んだ!完全無欠のハーレー用オイル「フルPAOオイル チタニウムブレンド」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

目次

オイル交換は重視すべき大切なメンテナンス

バイクにとってのオイルは人間で言えばまさに血液だ。人間の血液は摂取と排泄により循環していくが、バイクの場合は走行距離と経年劣化によってどんどん汚れてしまうので、オイル交換こそがバイクの寿命を延ばし、コンディションを維持する一番の処方箋と言っても過言ではない。

とくにハーレーダビッドソンのような大排気量車にとっては、猛暑の夏はもちろんのこと、オイルの流動性が低い冬の始動時など、オイルの性能によってコンディションが左右されることも多々ある。

つまりバイクにとってのオイル交換は、なによりも重視すべき大切なメンテナンスである。

カスタムチューニングのパイオニア
パインバレーが開発した究極のオイル

横浜の海岸線に巨大な店舗を構えるパインバレー。建物の中も外もゆとりのある空間だ。

ハーレーダビッドソンのカスタムチューニングやオリジナル製品の販売を、横浜と名古屋で展開しているパインバレー。

シャーシダイナモを使ったインジェクションチューニングの技術ではとくに定評があり、吸気、排気、インジェクションチューニングとカスタムすることで、モデルによっては20馬力以上もパワーやトルクが増すというから、その効果はすさまじい。

そんなパインバレーが試行錯誤の研究の末に開発したのが、「フルPAOオイル チタニウムブレンド」という完全オリジナルのエンジンオイルだ。

ビルの3Fまでをぶち抜いたような高い天井。そこにデモ車やオリジナルパーツが並ぶ。

パインバレー
シャーシダイナモを使ったインジェクションチューニングや、マフラー等各種ハーレーパーツの販売を行なうパインバレー。横浜店、名古屋店とも広々とした店舗には各種のカスタムパーツやヘルメットなどがずらり。実店舗とネットショップの両方に力を入れ、初心者からベテランまで気軽に立ち寄れるショップだ。

店内はヘルメットやアパレル、ケミカル関係も充実したストックを誇る。

オイルには品質を分けるグループがある

通常、内燃機関の潤滑ベースオイルは米国石油協会(API)によって5つのグループに分類され、数値が上がるほど品質が高く、価格も高価になる。グループ1~3までが鉱物油ベースで、グループ4、5が化学合成油がベースとなる。

パインバレーでは4年ほど前からプラチナ、プラチナブラックというオリジナルオイルを販売してきた。これは累計で5万本を越えるヒット商品に成長しているが、この2種はグループ3に位置するものだった。

しかし今回開発されたフルPAOオイルは、最高位であるグループ4と5に位置する100%科学合成オイルというから、いかに高性能であるか、ということがうかがえる。

フルPAOオイルはベースと添加剤により、グループ4,5に位置する最高グレードだ。

フルPAO(パオ)とは?

一般的に、高品質のエンジンオイルは80%のベースオイルと20%の添加剤で構成されている。このフルPAOオイルは、その80%のベースオイルに「mPAO」と呼ばれる最高グレードのオイルが使われている。

まずPAO(パオ)というのは「ポリ・アルファ・オレフィン」の略。炭化水素を原料とした高純度の化学合成油で、ベースオイルのグレードでは高性能な「グループⅣ」に属すオイルだ。

PAOの主な特長として、粘度指数が高いことが挙げられる。粘度指数とは、温度変化に対する粘度の安定性を表す値で、数値が高いほど安定性も高くなる。

粘度指数は鉱物油が100程度なのに対しPAOは140程度とかなり高く、低温時の流動性も鉱物油は-10~-20℃なのに対し、PAOは約-60℃でも凍らない。また引火点が高く、高温でもオイルの減りが少ないという様々な利点を持つ。

もっとすごいmPAOは「夢のベースオイル」

そのPAOにメタロセン触媒の技術を加えたのが「mPAO」である。PAOの分子量を正確に揃え、ばらつきをなくすことでPAOを大幅に上回る性能を実現。mPAOは、PAOの粘度指数である140をはるかに凌駕する200以上という数値を発揮するため「夢のベースオイル」とも呼ばれている。

このmPAOを採用した結果、エンジンオイルが使用後にどれだけ粘度を維持できるかを評価するテスト(粘度せん断安定性テスト)では、1000km走行の使用前と使用後のオイル粘度の変化の差が、非常に少ないという結果が証明されている。

オレンジのグラフとグレーのグラフの差が少ないほど「劣化していない」ということ。
フルPAOオイルがベースグレードの高さと劣化しにくいことが一目瞭然だ。

ベースオイルに加えられた2種類の添加剤

強い極性を持つPOE「ポリ・オール・エステル」

高性能なmPAOに加え、ベースオイルには「グループⅤ」に属するエステルと呼ばれる有機化合物もブレンド。エステルにも様々な種類があるが、フルPAOオイルには「POE(ポリ・オール・エステル)」と呼ばれる、摩擦係数を下げる物を採用。この素材は、低温から高温まで油膜を保持する能力に優れているため、エンジンの回転を滑らかにする効果がある。

エステルを加えている理由はもう一つある。PAOは高性能だが素材の性質上、オイルシールを縮めてしまう特性があった。「旧車にPAOを入れるとオイルが漏れる」と言われる一因にもなっていたが、このエステルは逆に膨張する特性がある。

つまりPAOにエステルと加えることで、バランスが取れ、シールやガスケットが収縮も膨張もしない安定した状態を保つようになったのだ。

※旧車に採用されるコルクを主材としたガスケットには不対応。

有機チタン系添加剤

添加剤にはPOEだけでなく、有機チタン系添加剤も加えられている。この添加剤に含まれる「有機チタン化合物」は、金属の表面に薄い保護膜を形成しエンジン内部の摩擦を減少、油温の上昇を防ぐ効果がある。さらには有効温度の上限が高いので、エンジンが高熱状態になっても性能が持続される特性もある。昨今の日本の夏は猛暑が続くだけに、これは心強い効果だろう。

また金属部品同士の接触をスムーズにすることで、エンジンの動作が滑らかになり耐摩耗性も向上。結果として振動が減り、燃費の改善やパフォーマンスの向上、オイルの劣化を遅らせる効果も期待できるというわけである。

フルPAOオイル仕様

フルPAOオイル チタニウムブレンド1Lベースオイル:mPAO、PAO+、POE
添加剤:有機チタン系摩擦低減剤
粘度:20W50
用途:ハーレー空冷エンジン専用 
価格:4900円((税込))/1L

「mPAOをベースに使用したエンジンオイルを作りたい」

そのこだわりを詰め込むあまり、開発に時間がかかってしまったというパインバレーの奥田さん。

この高性能オイルを開発したパインバレーの奥田達也さんはこう語る。
「これまで販売してきたプラチナやプラチナブラックも高品質だったんですが、弊社のインジェクションチューニングなどのカスタムで、よりパワフルなハーレーに生まれ変わると、エンジンにとっては、さらに過酷な環境にさらされることになります。ですので、高品質なmPAOをベースに、さらにPOEやチタン系添加剤を加え、究極のエンジンオイルを目指したのがこのフルPAOオイル チタニウムブレンドなんです」

「2024年の春から開発が始まり、何度も試作を繰り返し、配合などを変え最適な状態にするまで半年以上かかりました。その分、満足できる性能に仕上がっていると思いますよ」

「基本的にはハイスペックにチューンされたハーレーの性能を、さらに引き出してくれるオイルとしての位置づけなのですが、そのいっぽうでオイルの収縮や膨張が少ないため、100%化学合成油でもショベルやパンといった古いモデルにも安心して使っていただけます。ですのでビンテージハーレーのオーナーさんにもぜひ試してもらいたいですね」

通信販売でも入手可能!

フルPAOオイルへの交換は、パインバレーの各店舗に加え、2輪総合用品店でおなじみの「ナップス」各店舗でも可能だ。

それに加え、パインバレーのサイトでは、必要なオイルが全て揃った「フルPAOオイルセット」が通信販売で購入できるので、自分でオイルを交換したいライダーには嬉しいかぎりだ。


フルPAOオイルセット

14-22 スポーツスター用  ¥22,010~¥22,180(税込)
07-17年 ダイナ、ソフテイル用  ¥26,550~¥26,930(税込)
07-16年 ツーリング用  ¥31,950~¥32,330(税込)
17以降 ツーリング用  ¥33,040~¥33,630(税込)
18年以降 M8ソフテイル  ¥37,940~¥38,530(税込)

ドリームチームの実力をあなたも

パインバレーの得意なインジェクションチューニングは、店内ピットのシャーシダイナモで行なわれる。

ハーレーを所有すると、まずはサイレンサーなどの排気系をカスタムしたくなる。排気効率が上がると必然的に吸気側も変えたくなるのが人の常。そうなると次はインジェクションチューニングでさらなるパワーアップを望むケースも増えるだろう。そうしてよりパワフルに生まれ変わったハーレーだからこそ、エンジンをいたわるため、常に劣化していくオイルにも気をつけるべきではないだろうか。

このフルPAOオイルは、最高グレードのベースオイル「mPAO」に、「POE(ポリ・オール・エステル)」と、「有機チタン系添加剤」という、まさにハイスペックな素材たちが「放熱」、「潤滑」、「保護」、「劣化防止」というバイクのエンジンに求められる過酷な条件を、高いレベルでクリアしていく、まさに最強素材がタッグを組んだドリームチームのようなオイルである。

フルPAOオイルの価格は4900円/1L。これだけの高性能オイルは通常だと生産コストがかかりすぎるため、製品としては成り立ちにくいという。しかし製造工場からパインバレーへ直接納品され、汎用容器に自社制作のラベルを貼り付けるなど、流通経路やパッケージのコストを最小限に抑えているため、この価格帯での販売が可能となった。

それだけの企業努力と開発者のこだわりが詰まったこの高品質オイル。バイクの最高のパフォーマンスを長期間にわたって維持するために、エンジンオイルも重要なパーツの一つとして捉え、あなたの愛車にフルPAOオイルをふるまってあげてみてはいかがだろうか。

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