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オンもオフもこなす軽快モデル KLX230シェルパ【詳細チェック】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。

今回調査した車両はカワサキの『KLX230シェルパ』だ!!

※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。

目次

KLX230シェルパの車種プロフィール

ベースモデルのKLX230が最初に登場したのは2019年10月。KLXシリーズと言えばかつては水冷単気筒の250ccエンジンを積んでいたが、このモデルからはより厳しい排ガス規制に対応した空冷単気筒の232ccエンジンを搭載する。その別バージョンとして2025年に新登場したのが、このシェルパ。基本的な車体構造とエンジン性能は同じく2025年に登場したKLX230Sと同等だが、ハンドガードはヘッドライト下のパイプガード、エンジン下にマウントされたスキッドプレートなどの専用装備も搭載されている。

バイクの特徴をざっくりチェック!

1997年に登場したトレッキングバイク「スーパーシェルパ」の名前を引き継ぎつつ、より軽快な車体で気軽にオン&オフを走れるシンプルなモデルに仕上がっている『KLX230シェルパ』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。

エンジン

排気量232ccの空冷単気筒エンジンはSOHCを採用。ボアΦ67mm、ストローク66mmのショートストローク設計で、最大出力は18PS/8000回転、最大トルクは1.9kgf・m/6400回転を発生。燃料供給はフューエルインジェクション式で、6速マニュアルトランスミッションを採用する。

マフラーはステンレス製のアップタイプで、タンデムやサイドバッグの装着も考慮してか、サイレンサーのほとんどがヒートガードで覆われておる。厳しい排ガス規制への対応のためか、サイレンサーは大きめの印象だ。

車体(フレーム)

フレームはKLX230と共通の、高張力鋼製セミダブルクレードルフレームを採用。トレイルライディングでの安定性と軽快なハンドリングを追求している。

足回り

オフロード対応モデルなので、フロント21インチ、リア18インチのスポークホイールを採用。タイヤサイズはフロント2.75-21、リア4.10-18のブロックパターンタイヤをそれぞれ履く。シート高が低いバージョンのKLX230シェルパSのみ、リアタイヤにチューブレスタイプを採用している。

サスペンションは日本国内に流通するオフロードモデルとしては、今となっては数少ない正立式テレスコピックタイプをフロントに採用。リアはリンク式のシングルショックをそれぞれ搭載。フロントは正立式なだけに、これまた今のオフロードモデルには数少ないフォークブーツを装備している。

ハンドルまわり・灯火類

ヘッドライトはビキニカウルに合わせたコンパクト設計で、中身は上段がロービーム、下段がハイビームの分割式で、光源にはLEDを採用。一方でウインカーとテールランプ、ナンバー灯は白熱電球を採用する。

ハンドルはKLX230シリーズの中で、唯一テーパードハンドルバーを採用。剛性感とともに軽快なハンドリングに大きく寄与している。スピードメーターは液晶タイプで、タコメーターも液晶のバーグラフ式となる。ウインカーのシグナルは左右別々に用意されている。

その他の装備&特徴

スリムな車体だけに燃料タンクは決して大きくはないが、それでも7.6ℓ分の容量を確保。給油口は跳ね上げ式なので、キャップだけを紛失するような心配はない。パッと見では前身モデルのエストレヤと同じように見えるが、11ℓの容量を持つ専用デザインのタンクを採用。シートは2019年に登場した最初のKLX230は高さが885mmという、日本人の体形にはかなり厳しいスペックであった。しかし、このシェルパでは通常モデルが845mm、ローダウン仕様の「S」が825mmと、大幅に改善されている。

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