南の島を走るなら、景色だけでなくその土地ならではの味も楽しみたい。鹿児島県の離島・徳之島には、走り抜けた後のひと休みにぴったりな「必食ジェラート」がある。道の駅 とくのしまでは、南国フルーツや島みかん「シークニン」など、徳之島の素材をぜいたくに使った手作りジェラートが味わえる。爽やかな酸味や濃厚な香りが、潮風を浴びた身体に心地よく染みていく。景色よし、味よしの寄り道スポットとして、ツーリングの行き先に加えたくなる場所だ。
必食ソフトクリーム『とくのしまジェラート』

鹿児島県の離島、徳之島にある道の駅では、徳之島の食材を使い、地元で手作りしているジェラートを味わえる。ドラゴン&パッションソルベ、マンゴージェラート、タンカンソルベ、パイナップルソルベと、使われているのは南国を思わせる食材ばかり。気になったのは、初めて名前を聞く「シークニン」。徳之島に自生する野生の島みかんだそうだ。ジェラートのひとつに「シークニンソルベ」があったのでスタッフさんにシークニンの味を尋ねると、かなり酸味が強く、すっぱい島みかんだと教えてくれた。スタッフさんによると、シークニンのソルベは酸味があってさわやかな味わいでさっぱりとしている。どのフレーバーも素材の味が活かされていておいしいが、1番好きだったのはラムレーズンジェラート。徳之島産のラム酒で漬けたレーズンが混ざっており、ラム酒の芳醇な香りと、細かく刻まれたレーズンのバランスが絶妙でおいしい。ドラゴンフルーツとパッションフルーツを合わせたフレーバーもパッションフルーツの酸味が爽やかでおすすめだ。どれも甘すぎずさっぱりとした後味のジェラートとなっている。
こちらも味わいたい!『名物&名産品』
◆島さかなの漬け丼

徳之島で獲れる季節の魚を漬け丼に。季節ごとに内容が変わる。シビマグロや、ヤコウガイなど、めずらしい魚介類が味わえる。お好みでワサビ醤油をかけても美味。
◆純黒糖

島産さとうきびの搾り汁だけで作る黒糖。深いコクと香ばしさが魅力で、ミネラルも豊富。サトウキビの絞り汁を加熱し水分を蒸発させて濃縮。昔ながらの製法で丁寧に作られ、作り手ごとに味わいが異なるのも特徴。そのまま食べても、料理にも使える特産品だ。
ご当地ソフトが食べられる道の駅はこんなところ!
『道の駅 とくのしま』は徳之島の北東部、県道80号沿いに位置。周辺にはサトウキビ畑が広がり、徳之島の大自然を眺めることができる。売店では島の特産品や土産品、農水産物などを販売。黒糖や豆菓子、パパイアの漬物など、徳之島ならではの商品が取り揃えられている。レストランではハンバーグやチキン南蛮などの定食やカレー、鶏飯オムライスなどの料理などを味わえる。店内はテーブル席の他カウンター席も用意されている。徳之島へのアクセスは鹿児島からフェリーで14時間半。空港やフェリーターミナル近くでレンタルバイクも借りることができる。二輪駐車場も完備。



道の駅 施設紹介














買い物は島の特産品が並ぶ売店で、食事は島の食材を使ったメニューを提供するレストランで味わえ、売店にはジェラートを販売するアイスコーナーもある。美しい海中や闘牛大会を体感できるVR体験コーナー、ちょっとした遊具のあるイベント広場も設置されている。敷地内に世界遺産センターが隣接する。
道の駅周辺の百名道!

九州自動車道鹿児島ICから谷山ICを経て指宿市・池田湖へ向かう、薩摩半島の尾根を縦断する「指宿鹿児島インター線」は、一部有料の絶景スカイライン。錦江湾や桜島、大隅半島を望む展望場所が点在し、整備の行き届いた2車線の快走ルートを楽しめる。125cc以下は有料区間が通行不可。錦江湾展望台や千貫平展望台などが人気で、喜入の石油備蓄基地を望む樋高展望台も見どころ。走りながら好みの場所で撮影できる魅力的な道だ。
【バイク乗り必見道の駅】 一覧マップ








