2018年型でのデビュー以来、大型二輪クラスにおいて高い人気とシェアを維持し続けるのが、カワサキのZ900RSシリーズ。オーヴァーレーシングはこれまでも、メインアームがアルミ削り出しのスイングアームなど、同シリーズに適合する多彩なカスタムパーツをリリースしてきたが、Z900RSの運動性能をさらに高められるアルミ鍛造ホイールが新たに設定された。
この「GP-V」ホイールは、オーヴァーレーシングのオリジナルフレームレーサーに、さらなる戦闘力を与えるために開発された経緯を持つハイスペック仕様。スポーツライディングファンを納得させる性能と、それを実現するために与えられた機能美が魅力だ!
※本記事内の製品画像はいずれもNinja ZX-10R用
モンスターマシンのために開発されたアルミ鍛造ホイール
筑波サーキットで開催されている、旧車と鉄フレームマシンを中心とした大人気イベントレースの「テイスト・オブ・ツクバ」。その最高峰となるハーキュリーズクラスで戦うために開発されたオーヴァーレーシングのオリジナルフレームマシンが、OV-43およびOV-46だ。2023年から実戦投入されてきたOV-43はカワサキのニンジャ ZX-10R、2025年にデビューしたOV-46はホンダのCBR1000RR-R ファイアーブレードのエンジンを搭載。つまり、最高出力200馬力オーバーのモンスターマシンだ。


そんな超ハイスペックマシンの運動性能をさらに引き出すために自社開発されたのが、オーヴァーレーシングの17インチ径GPホイールとしては第二弾となる「GP-V」。同じくカワサキのZ900RS用もリリースされている第一弾の「GP-XX」が、クラシカルな雰囲気もあるY字20本スポークを採用するのに対し、「GP-V」は剛性としなやかさを両立させた、弧を描く5本スポーク形状を特徴とする。

マシンコントロール性を高めるスポーク形状
オーヴァーレーシングの17インチ径「GP-V」ホイールは、湾曲した5本スポークデザインを採用している。これは、ただ高剛性ならそれで良いという前時代的な考え方から脱却し、回転方向への適度なしなりを求めたため。驚異的なグリップを発揮する現代のスポーツラジアルタイヤと、ハイパワー&トルクのエンジン、さらには強烈なストッピングパワーを秘めたブレーキに対応するホイール性能が実現されている。コーナー立ち上がりでのスロットル開け始め、あるいはブレーキングの初期タッチにおいて、ホイールがカタすぎないことがコントロール性アップにつながるのだ。

とはいえもちろん、ただ剛性を落とせばいいというわけではなく、例えばねじり方向に関しては絶対的な強度が必須。そのため「GP-V」ホイールには、スポークとリムの接合部に補強セクションをプラスして、スポーク間の距離を埋めるなど、さまざまな設計技術が導入されている。もちろんJWL規格にも適合しており、ストリートでもサーキットでも安心して使用できる。
徹底した軽量化が慣性モーメントを削減!
「GP-V」ホイールのもうひとつ大きな特徴は、徹底的な肉抜き加工によるホイール重量および慣性モーメント(ホイールが回転する際に発生する慣性力)の軽減だ。精巧な切削加工により、スポークはH断面構造に。回転時に外周側となるリム接合部付近のスポークには、大胆にホールが開けられ、これらの効果により高速回転したときの慣性モーメント削減を図っている。フロントは純正の5.09kgに対して4.38kg、リアは純正8.38kgに対して6.38kgと、「GP-V」ホイールへの換装により前後トータルで約2.7kgの軽量化を達成できる。

カワサキのZ900RS/Cafeに適合する「GP-V」は、フロント3.50-17/リア6.00-17のホイールサイズ。その総重量は純正と比べて大幅に軽く、サーキットはもちろんのことワインディングや市街地でも、軽快な走りを楽しめる。いわゆるバネ下重量の削減は、車体軽量化の中でも運動性能向上に与えるプラスの影響が大きく、しかも「GP-V」は200馬力オーバーのレースマシンにも対応する剛性としなやかさを誇る。Z900RSの走りが激変すること間違いない!

好みで選べる4タイプのカラーバリエーション!
カワサキのZ900RS/Cafeに適合する「GP-V」ホイールは、「クリスタルシルバー」と「ロイヤルゴールド」と「フラッシュチタン」と「サファイアブラック」の4タイプから、アルマイト仕上げのカラーリングを選べる。全タイプとも、ハブおよびスプロケットキャリアはブラックアルマイト仕上げ。なお、ブレーキディスクやスピードセンサーローター、ダストシール、ボルト類、ドリブンスプロケット、ホイールカラーは純正部品を使用する。




超過激なレースマシンのために開発された「GP-V」は、Z900RSにさらなるスポーツ性を求めるユーザーの期待に応えるハイレベルな性能と、それを実現するために与えられたデザインがもたらす機能美に満ちている。サーキットでのスポーツライディングを楽しむ層から、ワインディングや市街地での軽快な走りを求めるユーザー、さらにはドレスアップ組までを満足させる、オーヴァーレーシング渾身のアルミ鍛造ホイールなのだ。
(編集協力:株式会社オーヴァーレーシングプロジェクツ)








