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70年代から80年代にかけては多くの魅力的な国産車が登場し世界市場を席巻した時代であり、82年には国内市場においても出荷台数が328万台と過去最高を記録する。そんなバイクブームの中で人気を集めたフルフェイスヘルメットがリード工業の「RX-100」と、よりフェイスウィンドウ幅がタイトな「RX-200」だった。
それから約40年の時を経てリード工業では当時のデザインを踏襲しつつ、現代の技術を投入。さらに安全基準を現在のものに適合させ、それぞれ「RX-100R」と「RX-200R」として復刻させたのである。
そしてこのたび、「RX-100R」がリニューアル。さらに機能を現代化させた「RX-100RⅡ」が登場した。
RX-100Rから“Ⅱ”への進化による変更点は以下
- 肌に触れる内装をメッシュタイプに変更し快適性を向上
- サテンのキルティングのカラーをヘリテイジブラウンに変更しネームを追加
- ステンレスワンタッチバックルを採用し着脱性を向上
こうした進化した部分を含めRX-100RⅡの特徴と実際に使用したインプレッションをご紹介したい。
80年代デザインの復刻という意義
頭頂部の曲線のラインが下に向けてやや直線的に流れていくフォルムと、ベンチレーションを持たないシンプルながら洗練されたデザインは、RX-100から受け継がれたもので、現代のフルフェイスヘルメットとは一線を画すものだ。
こうしたデザインは、昨今主流となりつつあるネオクラシックモデルや根強い人気の旧車&絶版車ともベストマッチする。
サイズはフリー(57〜60cm未満)で、価格は1万7000円(税別)となる。
EC限定カラーを含め全6カラーのラインナップ
カラーは、マットメタリックブラック(下段左)、マットダークシルバー(下段中)、ホワイト下段(右)と
ECサイト限定カラーのアイボリー(上段左)、ブラック×ゴールド(上段中)、ホワイト×レッド/ブルー(上段右)、全6色のラインナップとなっている。
一般販売されるカラーは、マットダークシルバー(左)、マットメタリックブラック(中)、ホワイト(右)の3色。EC限定カラーについては後述する。
また、このRX-Rシリーズはただのデザイン復刻にとどまらない。ヘルメットにとって最も重要な安全性については、現代の安全基準である「SG」と「PSC」の認証試験をクリアし、原付〜ビッグバイクまで安心して公道で使うことができるのが特徴だ。
現代のヘルメットとして充実の機能を備える
RX-100RⅡの魅力はデザインだけではない。使い勝手や快適性を重視した機能面にも注目だ。
ワンタッチバックル
顎紐にはワンタッチバックルを採用。グローブをしたままでも簡単に脱着ができるため、利便性が高い。
SG、PSC認証の安全試験における顎紐耐久試験をパスしており、耐久性もしっかり確保されている。
快適性の高い内装素材
ヘルメット内装は主に二種類の素材を採用。天井部はダイヤキルトのサテン生地が使われており、その色はブラックから上質な雰囲気のヘリテイジブラウンに変更された。さらにロゴが追加されている。
ヘッドパッドとチークパッドはメッシュ素材を採用することで、長時間のライディングでも蒸れにくく高い快適性を確保。
また、内装は脱着式となっており、汚れた際には簡単に取り外して洗うことができる。この内装は単体購入ができるので、ヘルメットを永く愛用できる点もうれしい。
Mサイズ内装をオプション設定
フリーサイズ(57~60cm未満)の内装が標準となるが、オプションでMサイズ(57~58cm未満)の内装が設定されており、自分の頭のサイズに合わせて選ぶことができる。
オプションシールドを用意
シールドはハードコート処理&UVカット仕様となるポリカーボネイト製。
標準クリアに追加するオプションとして「ミッドスモーク」と「スモーク」シールドが用意されているため、日差しが強い天候や夜間走行時など、シチュエーションに応じて交換することもできる。
シールドの交換はワンタッチというわけにはいかないが、コイン1枚で完結する。
様々な補修部品の単品購入可能
スペアのシールドやヘルメット内装だけでなく、シールドを固定するビスやベースなど細かな補修パーツの購入も可能。紛失しやすい部品のスペアまでネットで簡単に手に入れることができるのは愛用する上で非常に心強い。
ヘルメットホルダー用Dリング
ヘルメットをバイクに固定する際に便利なDリングも装備。
ツーリング先での休憩時や食事中にヘルメットホルダーを使うこともできる。
ネオクラなデザインに隠れた安全性&快適性を実感!
実際に被ってみると、コンパクトな帽体らしく軽さが感じられた。重量は約1400gとなっており、他社製のフルフェイスと比べても軽量な部類となるだろう。
内装は薄めなので、被り心地はやや硬めに感じるものの、普段国内メーカーヘルメットでLサイズを選ぶ頭でもフィット感は良好だ。
シールドは歪みも無く、視界は非常にクリア。フェイスウィンドウが大きいので、ミラーや後方目視の際の視野も広く感じられる。
風切音は最新フルフェイスよりもやや大きめで、ヘルメット下側からの風の侵入もあるが、不快に思うレベルではなかった。
今回は一般道での試用だったため、高速道路を長距離走るシーンではまた印象が変わるかもしれない。
レトロフルフェイスはシールドが無段階で開閉するものが多いが、RX-100RⅡのシールドはクリック感を伴って4段階に固定できるラチェット式となっている。
つまり、上げたシールドが勝手に落ちてくることはないし、少し開けた状態で走行風をヘルメット内に導くことなどの使い方も可能だ。
また、高速走行時にシールドが浮き上がらないようにするロックできる固定ボタンも備わっており、ロングツーリングも安心である。
ヤマハのヘリテージモデルとの相性もバッチリ!
Z900RSやKATANA、XSR900など近年人気の高いネオクラシックやネオレトロモデルは、その懐かしさを織り交ぜた洗練のデザインと最新技術の融合がコンセプトである。
これらのバイクにRX-100RⅡは非常によくマッチし、走行中だけでなく休憩中にヘルメットをタンクに載せた姿も様になる。
当時モノのヴィンテージヘルメットを愛用するライダーもいるが、デザインは良くても安全性や快適性といった要素は望めない。
しかし、RX-100RⅡは約40年前のデザインをそのまま再現しつつも、安全性や快適性といった面は現代の性能を持っている。
ファッションやスタイリングに対するこだわりを犠牲にすること無く、快適かつ安全なバイクライフを楽しみたいライダーにこそおすすめしたいヘルメットだ。
RX-100RⅡ
サイズ | フリー(57〜60cm未満) |
---|---|
価格 | 1万7000円(税別) |
素材 | 帽体:ABS シールド:ポリカーボネイト |
重量 | 約1,400g |
付属品 | LEADロゴ入り専用収納袋、オリジナルPVCステッカー、サイズ調整スポンジ |
EC限定カラーは特典付き
EC限定カラーのアイボリー(左)、ブラック×ゴールド(中)、ホワイト×レッド/ブルー(右)の3色は、リード工業の楽天市場店専売モデル。他では手に入らない限定品となっている。
さらにEC限定カラーには特典としてフリーサイズ (57~60cm未満)とは別に「Mサイズ内装(57~58cm未満)とシールドの交換や内装の脱着時に便利な「ヘルメットケアスタンド」が付属する。
サイズ | フリー(57〜60cm未満) |
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価格 | 1万7000円(税別) |
素材 | 帽体:ABS シールド:ポリカーボネイト |
重量 | 約1,400g |
付属品 | LEADロゴ入り専用収納袋、オリジナルPVCステッカー、サイズ調整スポンジ |
特典 | Mサイズ(57~58cm)内装、ヘルメットケアスタンド |