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今回紹介するのは、2024年に公道走行の認証を得たばかりの電動バイク。
中国のバイクメーカー「ゴーワオ」が手がけるオフロードモデル「オーリ」だ。
区分上は原付二種(ピンクナンバー)に相当するバイクだが、もともとコンペモデルとして展開していただけあって、運動性能は並みの125ccクラスの比ではない。
わずか73kgしかない軽量なボディに420N・mもの高トルクを発揮。
同クラスの公道エンジンモデルが軒並み100kgを越え、最大トルクも10N・m前後という中では驚異的なスペックだといえる。
主な装備
メインフレーム
一般的なスポーツモデルと同じく高剛性のツインスパーフレームを採用。
ボディ中央にバッテリーを収納しつつ、シートレールやダウンチューブへの剛性を分散させる形状を採用している。
バッテリー・モーター
限られた搭載スペースながら大容量のバッテリーを確保し、自社開発のBMS(充放電を監視・制御する回路)を搭載。
これにモーターメーカーならではの自社開発の高出力モーターを組み合わせることで、驚異的な高トルクを実現している。
サスペンション
ゴーワオ社の自社開発による特徴的な4リンクデザインを採用。
軽快な乗り味やトラクションの確保に貢献している。
機能
すぐれた耐水&耐塵性能
バッテリー部分をフルカバーすることで高い耐水・耐塵性能(IPX7)を実現。
エアクリーナーが浸水してしまうと走行不能になるエンジン車と違って、深い水たまりでも問題なく走れ、雨の日の公道走行やレース走行にもしっかり対応している。
3種類×4パターンのライディングモード
ゴーワオの輸入販売元「モータリスト」代表・野口 英康氏によると、エンジンは125cc2ストレーサーに匹敵するトルク特性で、テストコースにおいて100km/hに迫る最高速をたたき出しているという。
ただ、どんなときでもジャジャ馬ぶりを見せる気難しいバイクではなく、初心者も安心できる3つのパワーモード切替が搭載されている。
モードの名称は「ヒツジモード」「イヌモード」「ジャガーモード」とユニークなもの。
ヒツジモードならローパワーで安心して乗れることを、ジャガーモードならフルパワーでキビキビと走れることを表している。
イヌモードは両者の中間の性能といったところだ。
これら3つのモードはそれぞれ、路面状況に合わせさらに4段階で出力パターンを変えられる。
より細かいセッティングが可能だ。
また、バッテリー電圧を一時的に高めてパワーを最大レベルまで高める「BOOST」スイッチも装備している。
航続距離はカタログ値で約100km
電動バイクに限らず、EVモビリティは航続距離の短さがネック。
しかし近年はその問題も徐々に緩和されていて、オーリはWLTCモードで100kmを達成している。
ツーリングバイクと比べると短いかもしれないが、街中を快適に走ったり、クローズドコースで丸1日遊んだりするには十分な距離だ。
試乗会に参加したライダーの声は?
去る4月5~7日の3日間、モータリストは名古屋モーターサイクルショー会場でオーリの無料試乗会を実施。
多くの参加者が電動バイクの加速感や乗り味のおもしろさにハマったようだ。
参加者の声
ハーレーダビッドソン・X350乗りさん
【コメント】
またがったときにサスペンションがしっかり動くバイクだな~と感じました。
乗り心地がよく、コーナーも楽しかったですね。
あとは軽い! 普段乗っているハーレーよりかなり軽くておもしろい。
足つきが少し気になったけど、車体が軽いのであとは慣れかな?
ヤマハ・VMAX(1200cc)乗りさん
【コメント】
排気音を出しながら加速するエンジンと違い、無音のままスピードが出るので驚きました。
で、メーターを見ると表示は10km/hくらいなのに、体感的には40km/hくらい。
静かにスピードが乗っていく感覚が独特で、少しの速度でもスピードを感じられる面白い乗り物だと思いました。
ハーレーダビッドソン・ソフテイル FXLRS ローライダーS(1923cc)乗りさん
【コメント】
開けた分だけ加速するけど、ギクシャクしないという不思議な感覚でした。
もともとセカンドバイクで小さいバイクが欲しかったのでオーリの試乗会に参加しました。
航続距離は約100kmだそうですが、近所の足に使いたいから、セカンドバイクとしては十分です。
もし遠出をするなら、ハイエースに乗せてオフロードコースや林道まで行きたいですね。
車中泊をよくやるので、出先で走らせるとすごく楽しそうです。
ヤマハ・MT-25乗りさん
【コメント】
250は低速トルクがないから発進に気をつかう場面があるのですが、電動だとそれがない。
400に近い感覚ですね。クラッチ操作がないのに、こんなにキビキビ走れて楽しいとは思いませんでした。
オフロードバイクが未体験だったので、興味がわきました。シート高に慣れたら欲しいですね。
KTM・690エンデューロ乗りさん
【コメント】
サスペンションがよく動くから、操っている感覚がよくわかる。
アクセルに対してリニアに速度が「サーッ」と加速する感覚が面白いですね。
最弱モードなら、開けすぎても急発進することがないので安全に走れます。
クラッチ操作がないからラクそうだけど、フロントアップは慣れるまで難しいかな?
軽くてコンパクトなので、クルマに載せて出先で遊びたいですね。
まとめ
オーリはオフロードバイクとして、モトクロス、トライアル、林道走行に特化したモデルだ。
しかしその一方で、オンロードでの走りも楽しく、街乗りもスタイリッシュにこなせる万能バイクだといえる。
また、オートバイを知り尽くしたメーカーが、いっさいの手抜きをせずに作ったモデルであり、車体の幅を狭くしてバイクらしさ優先させたり、足回りにしっかりとコストをかけて開発したりと、「バイク好きのこだわり」が髄所に見て取れるモデルに仕上がっている。
今後も試乗会を実施していく予定とのことなので、興味がわいた人はぜひチェックしよう!