皆さん! バイクが汚れた時にはどうしてる? ガレージや庭先など、バイク置き場に水道設備があるような恵まれた環境ならいざ知らず、大体は大量の水を必要としない“水なし洗車ケミカル”で拭きあげて、よっぽど汚れがひどい場合はコイン洗車場に行く……って感じじゃないだろうか? ただ、雨天走行後など“洗車場で本格的に洗うほどではないけれどちょっと水で流したい”そんなシチュエーションも意外と多いんだよね。
そんなかゆいところに手が届くアイテムがカスタムジャパンから登場。その名も「スマートポータブル01高圧洗浄機」。実はこの充電バッテリーによるポータブル高圧洗浄機があれば、水栓のないところでも手軽にバイクを洗いあげられるんです!
文・写真:谷田貝 洋暁

充電式の【スマートポータブル01高圧洗浄機】があればいつでもどこでも洗車が楽ラク!

ブレーキダストで汚れた足回りや、雨天走行で砂まみれになったフェンダー裏やラジエターなどなど。水なし洗車ではちょっと落とすのが面倒な汚れはけっこうある。そうでなくてもホコリをかぶったカウルやスクリーンなどは、キズ付き防止のためにちょっと水で洗い流してからウエスで拭きあげたいものだ。
水栓とホースさえあれば事足りてしまう状況ではあるものの、バイクの駐輪環境は人それぞれ。駐輪場所に水道設備がなかったり、駐輪場での洗車がそもそもNGだったり……。そんな場合に便利なのが、今回紹介するカスタムジャパンの「スマートポータブル01高圧洗浄機」だ。

給水ホースによる吸い上げ機能があるので水栓に繋がなくてもバケツ汲んだ水さえあれば面倒な足回りや下洗いがパパッと完了。しかも持ち運びやすいアタッシュケースタイプのパッケージなので、水道設備から離れた場所での洗車であっても片手に水を入れたバケツ、片手に「スマートポータブル01高圧洗浄機」を持っていけば、いちいちバケツを持って往復する手間も省ける。マンションやアパートなど高層階暮らしのライダーにとってこれはなかなか重要なポイントだ。

それに「スマートポータブル01高圧洗浄機」が活躍しそうな場面は、バイク洗車に限ったことではない。ベランダや網戸、玄関まわりのタイルといった家庭内の清掃はもちろん、キャンプなどのアウトドア環境に持ち出せば、炭で汚れたバーベキューセットや焚火台などをその場でさっと洗えてしまう。アイテムを汚れたままパッキングする必要がなくなるのはもちろんのこと、現場でしっかり洗い上げられれば片付け作業の負担が大きく減る。帰宅後の清掃・メンテナンスはえてして面倒なものだが、フィールドで行うクリーニング作業はレクリエーションになりうるのだ。
【スマートポータブル01高圧洗浄機】のセット内容







データ
スマートポータブル01高圧洗浄機
●価格:1万4800円(税込)
〔バッテリー〕
●電源:11.1V/3200㎜Ah(リチウムイオンバッテリー)
●出力:9V/2A
●充電インターフェース:Type-C 5V/3A
●充電時間:4時間
●寿命:約500回(充放電回数)
●使用環境温度:充電時 0〜45℃/放電時 -20〜50℃
●質量:約393g
●サイズ:約φ65.5×H95㎜
〔洗浄機〕
●連続使用時間:21〜29分
●吐出圧力:0.97〜1.24(MPa)
●吐出水量:3ℓ/min
●噴射角度:シャワー/40度/25度/15度/0度/0度+
●使用環境温度:0〜50℃
●質量:約767g
●サイズ:約L325×H157㎜
【スマートポータブル01高圧洗浄機】はオフロードバイクの洗車にも使えるのだろうか!?

性能的な話をすれば「スマートポータブル01高圧洗浄機」の吐出圧力は0.97~1.24MPaで、1分あたりの吐出水量は3ℓ/min。わかりやすく言えば“一般的な水道の3倍程度の圧力”とのことだが、実際に使ってみると思ったより洗浄力が強く、噴出モードによってはホースを握りつぶした時よりも勢いが強いと感じるくらい。また筆者は他社製ハンディ充電タイプの高圧洗浄機も試用したことがあるが、それより「スマートポータブル01高圧洗浄機」はやや吐出圧力が高く洗浄力が高い印象を受けた。
ちなみに僕が普段使っているACコンセントが必要なタイプの一般的な高圧洗浄機(いわゆるケル○ャーだね)の場合、吐出圧力8MPaで、吐出水量5.5ℓ/min。さすがに「スマートポータブル01高圧洗浄機」にはそこまでの洗浄力はないが、そもそも持ち運ぶ水の量が限られる出先で使うことを考えれば、このくらいの吐出圧力、吐出水量がむしろベストバランス。ハンディな見た目や作動音が静かなおかげで大袈裟なところがなく、大人から子どもまで気軽に使いこなせるような製品パッケージになっているのがいい。

さて気になるのは、オフロードコンディションで「スマートポータブル01高圧洗浄機」がきっちり使えるようになっているのかどうか?ということ。というのもナンバーのない競技用オフロードバイクはトランスポーターに積んでオフロードコースや河川敷に走りに行くことになる。となると面倒なのは帰宅時。走行場所に洗車設備がなければ、ドロだの砂だので汚れたままのオフロードバイクを車内に積み込み、最寄りのコイン洗車場などでもう一度下ろして洗車を行い、再び搭載して家に帰る……なんてことになる。二度手間なのはもちろんだけど、当然車内は汚れるし、砂ぼこりやドロってけっこう臭うんだよね。

走行し終えたその場でざっとでいいからドロ汚れが落とせたらどんなにラクで車内も汚さずに済むだろうか? なんて考えるわけだけど、充電タイプの「スマートポータブル01高圧洗浄機」さえあれば、別途ポータブル電源を用意する必要もなく、水さえ確保できればその場で洗車が完了してしまうのだ。

実際のオフロード環境で使ってみて感じるのは、この手のポータブル高圧洗浄機を出先で使う場合重要となるのは、“どれだけの汚れを落とせるか? の水の勢い”よりも、“どれだけ洗い続けられるか?”の稼働時間のほうだってことだ。特に持ち運ぶ水の量が限られるような現場では、いくら洗浄力が強力であっても一瞬で大量の水を使い切ってしまうようではあまり意味がない。

そういう意味で「スマートポータブル01高圧洗浄機」は非常にバランスがよかった。何度か試してみたが噴射モード“40°”で約20ℓの水を消費するのにだいたい6分半。これだけの時間に余裕があれば、下回り、エンジン、側面、上面、仕上げというふうにペース配分も組み立てやすい。十分オフロード環境で「スマートポータブル01高圧洗浄機」が活躍できることが確かめられた。

(編集協力:株式会社カスタムジャパン)








