株式会社ドッグファイトレーシングは、2025年7月11日〜13日に栃木県・モビリティリゾートもてぎで開催された「アジアロードレース選手権(ARRC)第3戦 日本大会」におけるレース結果を発表した。
ASB1000クラスには豊島怜選手が参戦。トップスピード面で劣るST1000仕様のマシンながらも、ヒート1で6位入賞、ヒート2でも8位と健闘を見せ、今後の全日本選手権・もてぎ大会に向けた実戦データの収集という重要な目的を果たした。
ST1000仕様での厳しい挑戦ながら、確かな手応えを得た今回のレースを通じて、8月以降の全日本選手権に向けた大きな一歩を踏み出すことができた。
今後のさらなる飛躍が期待される豊島怜選手とドッグファイトレーシングの活躍に注目したい。
2025 レース結果報告書 アジアロードレース選手権 第3戦

昨年は参戦を見送ったアジア選手権日本大会に豊島怜がASB1000クラスに参戦しました。開催会場となる茂木サーキットはストップ&ゴーの特性を持つパワーサーキットで、豊島にとっては厳しい戦いが想定されましたが、後半戦の最初の開催場所が同じ茂木であり、しかも2ヒート(決勝レースが2回)の開催の為、年間ランキングにも大きな影響を持つことからマシンセットアップを兼ねて参戦を決定しました。
また今年は開幕から不運も重なりレースでの完走が出来ていないため、チーム全体のルーティーンチェックやライダーの士気高揚も狙っての参戦となりました。ST1000仕様のマシンでの参戦はトップスピードが他車に劣る厳しい状況でしたが豊島怜はヒート1でヤマハ車トップの6位入賞。セットアップを変更したヒート2では8位と順位を落としましたが8月の全日本選手権の茂木大会に向けて貴重なデータを得る事が
出来ました。
イベント名:アジア選手権第3戦・日本大会(モビリティリゾート茂木・栃木県)
開 催 日:2025年7月11-13日
レース結果:ASB1000 #67 豊島怜 予選 7位 / 決勝1-6位 決勝2ー8位
リザルト:Result 2025 – Idemitsu FIM Asia Road Racing Championship
豊島怜コメント
ASB1000 :豊島怜 #67
今シーズンここまで全日本を2レースを戦いましたが、両レースともマシントラブルによるリタイアという結果に終わっていました。 昨年よりも自分の走り、そしてチームの総合力は上がっているはずなのに様々な要因から流れが悪くなり結果に結びつかないシーズン前半戦でした。
そこで今回の参戦テーマは全日本後半戦に向けてのデータ取りと今一度チームと共に仕切り直しを図るということがテーマでした。 フリープラクティスでは、まずは全日本SUGO戦のセッティングの続きから8月の全日本もてぎ大会に向けて走行ごとに様々な事をトライアンドエラーしながら探りました。
予選 7位 (1’50.589) 予選は40分間あり、いつもなら最初から全開アタック。といきたい所でしたが、フリープラクティスで走っていたセッティングから大きく変更したので、まずはマシンに対して走りをアジャストするところから始めました。 予選残り10分時点で15番手でした。 そこから最後に予選用タイヤでタイムアタックを実施し7位まで順位を上げる事ができました。
レース1 6位 (1’51.399) 16時過ぎからスタートした決勝レースは13周で行われました。 スタートを決める事ができず順位を落としましたが、1コーナーでのポジション取りが上手くいき元の順位に戻る事ができました。 そこからレース中盤までアジアの選手達との激しいポジション争いになり、2nd集団の先頭に抜き出た時にはトップ集団との差が大きく開いてしまいました。 13周を1分51秒台の中盤〜後半と一定のペースで走り切り6位入賞を果たしました。
レース2 8位 (1’51.994) 日曜日に開催されたレース2は、レース1と比べ路面温度が10度以上高く、より8月の全日本もてぎに近いコンディションとなりました。 レース2では大きくセッティングを変更し臨みましたが、コースに留まっているだけで精一杯なレース展開になってしまいました。 レース序盤は12位まで順位を大きく落としてしまいましたが、徐々にマシンのフィーリングを掴み始めてペースを上げ、最終ラップに1台をパスして8位でチェッカーを受けました。
倒の多い中、6位と8位という結果となり、アジア選手権では18ポイントを獲得する事ができ、しっかりとデータを積み上げられたと思います。 テストと割り切っているからこそレース直前で大きなセッティング変更ができて、そのマシンに対してライディングでアジャストしていくというトレーニングにもなりました。 もっと勝負をしたかったのが本音ではありますが、全ては8月以降の全日本のためです。 今回の参戦テーマである、8月に向けてのデータ取りとチームと共に仕切り直すというのはクリアできたと思います。 今回アジア選手権を参戦するにあたりご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました。
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ギャラリー

リリース提供元:株式会社ドッグファイトレーシング








