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【MVアグスタ】F3 RR、ブルターレ1000 RS/RRの国内発売日・価格が決定!

MV AGUSTA JAPANは、9月にイタリア本国にてお披露目がされていた2022年モデルとなる「F3 RR」、「ブルターレ1000 RS」、「ブルターレ1000 RR」の国内導入モデルを発表した。

発売時期は2021年12月が予定され、価格はF3 RRが324万5000円、ブルターレ1000 RSが357万5000円、そしてRRは459万8000円としている。(価格はいずれも税込み)

目次

F3 RR (MY22)

発売予定:2021年12月発売予定
メーカー希望小売価格:3,245,000円(消費税10%込み)(消費税抜き2,950,000円)
[レーシングキット込み] RACING KITは一般公道での使用不可。

メーカー希望小売価格には、保険料、登録に伴う諸費用、重量税は含まれていない。メーカー希望小売価格は参考価格である。販売価格は各ディーラーが独自に定めているので、詳しくはMV AGUSTAディーラーに問い合わせよう。メーカー希望小売価格は消費税10%にもとづく価格。価格及び仕様は、予告なく変更する場合がある。掲載車輛はイタリア本国仕様であり、日本仕様とは異なる場合がある。

ALL NEW F3 RR

MV AGUSTA F3 RR:比類なきRR

RRの2文字は決してただの飾りではない。RRが意味するのは、その傑出した性能、そしてフィッティングと技術の両面における革命だ。メカニクス、シャーシ、空力といった個々の要素にかかわらず、MV AGUSTA F3 RRのすべては、クラス最高峰の性能を提供するべく誕生した。これこそが、このバイクがスーパースポーツセグメントの唯一無二の表現者たる所以である。

メカニカル&エレクトロニック エボリューション

2021 MVシリーズの全ての3気筒エンジンで、多くの技術的改良が行われた。特にF3 RRでは、かつてない究極のパフォーマンスを得ることに重点が置かれている。その中でも焦点であるラップタイムは、Moto2ワールドチャンピオンシップで磨き上げられたMVのエンジニアの貴重な経験を踏まえて達成された。これは、特に細部の空力と卓越したシャーシに対する徹底したこだわりを特徴とした挑戦的なシナリオだった。もちろんこのシナリオは、2021年向けの全3気筒シリーズにおけるコアバリューの一つであるロード走行の楽しさを無視するものではない。

それでありながら、スポーティなスリルが非常に際立つモデルである。正確には、最大効率の観点から性能の基準点を設定することを可能にした、緻密な空力研究や機能面で技術要素の追加により、そのパフォーマンスが飛躍的に向上している。

シャーシ-卓越のその先へ

世界的に名声を獲得し、デビューして以来セグメントの最高峰として認められるシャーシは、今日においても基準点としての地位を保ち続けている。しかし、それだけではない。

F3 RRは更に進化する。スイングアームエリアに重点をおいたフレームプレートの再設計によってねじれ剛性と縦剛性が高くなり、ライディングの精度だけでなくフィーリングも向上している。サスペンションセッティングはこの新しいRRのために考案されたものだ。オントラックでの優れたパフォーマンスとオンロードでの卓越した乗り心地の両方について、最大効率を追求可能な剛性に適応させてある。新しくなったリアリムは一線を画すデザインを特徴とし、革新的な鍛造プロセスを適用したことにより7%の軽量化に成功した。これにより、イナーシャは10%低減している。この結果、ばね下重量が低減し、一層満足感のあるライディングが実現した。

さらに進化したエンジン

“Trepistoni”エンジンの弛まぬ開発の歩みは、その強烈な個性を守りながらも、内部摩擦を低減してスムーズなライディングを実現するという大幅な改善をもたらした。

Euro 5規格に完全に準拠しながらも全体がリフレッシュされ、このカテゴリだけでなく800ccクラスの観点においても最もパワフルな147馬力エンジンとなっている。これらはすべて、新しいバルブガイドの採用、加えてタペットへのDLCコーティングにより、タイミングシステムのチューニング作業を慎重かつ精緻に実施したことの成果によるものだ。チタンバブルによって非常に高い回転数に対応可能となったことに加え、新しく設計されたメインベアリングでイナーシャと摩擦を低減したことにより、信頼性が更に向上している。排気システムではマニフォールドからサイレンサーに至るまで全面的に改修され、パワーカーブが改善した。トルクとパワーは全回転数において強化されたが、名高きMV AGUSTAの3気筒の加速性能は、紛れもないあのトーンと同様に損なわれることはない。エンジンがパワフルになった一方で、価格は抑えられている。

新しいインジェクターは0.5 barに強化された噴射圧力にも対応可能。ECUファームウェアのマネジメントロジックとエンジンコントロールアルゴリズムがいずれも改修されたことにより、ライダーはより精緻かつ洗練された スロットルマネジメントというアドバンテージを得ることになる。また、冷却システム改善のため、新しいデュアルフローオイルラジエータが採用され、5%の効率改善に寄与している。

シフト~より正確により早く

クラッチに対しても改善が行われた。具体的には、取り回しとノイズ低減の観点から改善された強化ハブがある。アップとダウンの双方向のクイックシフト EAS 3.0 は第 3世代を迎えてある。新しいセンサーによって、変速のクオリティが一層スムーズかつ正確になっている。

かつてない完成度のエレクトロニクス

コントロールユニットの制御則やファームウェアと同様、ダッシュボードからABSに至るまで、F3の全ファミリーのエレクトロニクスが従来品からのブレークスルーを果たしている。

一新されたIMU慣性プラットフォームは、イタリアのミランに本拠地を構えるeNovia社がMVAGUSTA専用に設計・開発した。バイクの姿勢を読み取ることにより得られるリーンアングルに応じて、極めて高精度なマネジメント行っている。Continental社製の新しいコーナリング機能付きABSでは、トラクションコントロールの精度が向上しただけでなく、バイクの傾きをも考慮している。このIMUの恩恵により、新しくなったFLC(フロントリフトコントロール)はウイリーを制限するのではなく適切に制御する。

MV Rideアプリとの通信が可能な5.5インチ計器のダッシュボードでは、あらゆる管理を行うことが可能となっている。MV Rideアプリ(IOS版およびAndroid版がある)を使えば、主だったソーシャルプラットフォームを経由して記録や共有ができるだけでなく、スマートフォンから直接、バイクのあらゆる側面のカスタマイズを楽しむことができる(エンジンのセッティングも含む)。最後に、ハンドルバーのコントローラでは、新しくなった右ブロックにローンチコントロールボタン、左ブロックにダッシュボードのメニューを切り替えるための便利なジョイスティックが装備されている。

スーパーストラクチャー

F3 RRではこのモデル専用に綿密な研究と風洞試験を実施した結果、フェアリングにいくつかの空力パーツを追加している。これらの空力パーツを導入する目的は、性能とエンジン効率の向上にある。

例えばフェアリングの側面に取り付けられたフォージドカーボン製のパーツは、フロントエンドに240km/hで8kgの荷重を発生させる。これらのコンポーネントは空力パッケージの一部であり、他にも、高いウインドシールドや、中でもとりわけラジエータへのエアフローを改善している新しいカーボン製のサイドフェアリング、そして新しいマッドガードなどがある。後者のコンポーネントは、空力抵抗(係数 CX)を改善することによってウィングレットによる進行方向に対する大きな抵抗を完全に補償するように設計されている。端的に表現するならば、最高速度を損なうことなくフロントエンドの荷重を増加させ、加えてF3 RRのインプレッシブなフィーリングとコーナリング性能が向上した。また、F3 RRがあらゆる細部技術に対し徹底した性能の追求を行った例として、フットペグやシートが挙げられる。フットベグに見られるグリップ力の向上やサドルへのアンチスリップコーティングの適用は、この革命の一部をなすものである。

レーシングキット

MV AGUSTA F3 RRは極めて高い完成度と性能を誇るバイクだ。すべてをレーシング仕様に改修できる本モデルでは、ストック状態のMV AGUSTA F3 RRを特別なバイクに仕立てることができるよう、CNC機械加工で製作されたコンポーネント(燃料キャップ、ブレーキおよびクラッチレバーなど)を含むスペシャルキットが付属している。また、シートをシングルシーターに変えるシートカバーが付属する。しかしこのキットの真の価値は、Akrapovič社のチタン製エキゾースト(公道使用承認取得済)にある。専用のコントロールユニットが付属しており、パワーを最大155hpまで、また重量を173kgから165kg(ドライウェイト)まで改善することが可能だ。

RACING KIT

AKRAPOVIC RACING EXHAUST SILENCER
FIBERGLASS PASSENGER SEAT COVE
DEDICATED ECU MAP VERSIONR
CNC FUEL CAP
BRAKE LEVER AND CNC CLUTCH
CARBON FIBER SILENCER COVER

※RACING KITは一般公道での使用はできません。

F3 RR (MY22) SPECIFICATIONS

メーカー希望小売価格:3,245,000円(消費税10%込み)(消費税抜き2,950,000円)[レーシングキット込み]

BRUTALE 1000 RS (MY22)

発売予定:2021年12月発売予定
メーカー希望小売価格:3,575,000円(消費税10%込み)(消費税抜き3,250,000円)

メーカー希望小売価格には、保険料、登録に伴う諸費用、重量税は含まれていない。メーカー希望小売価格は参考価格である。販売価格は各ディーラーが独自に定めているので、詳しくはMV AGUSTAディーラーに問い合わせよう。メーカー希望小売価格は消費税10%にもとづく価格。価格及び仕様は、予告なく変更する場合がある。掲載車輛はイタリア本国仕様であり、日本仕様とは異なる場合がある。

NEW BRUTALE 1000 RS

MV AGUSTA BRUTALE 1000RS は、 BRUTALE 1000 RRの傑出した機能の数々を、より手にしやすいレベルとなるよう開発されたモデルだ。BRUTALE 1000 RSは、世界で最もパワフルなハイパーネイキッドバイクであるBRUTALE 1000 RRと共通のプラットフォームを採用している。いずれの車種も共通する傑出した機能には、例えばチタン製コネクティングロッドやラジアルバルブを備えたエンジン、フレーム、片持ちスイングアームの他、オーリンズ社製の電子ステアリングダンパーなどがある。一方で、マニュアル調整が可能なフォークやシングルショックアブソーバーなどは、RSでのみ採用されたエレメントだ。

Marzocchi社製のフォーク、そしてSachs社製のシングルショックアブソーバーは共に調整が可能で、高速走行での卓越したパフォーマンスを保証するだけでなく、快適なオンロードアドベンチャーツーリングを楽しめることも保証されている。新しいワンピース型サドルは一層柔らかさを増し、乗車時の快適性は更なる進化を遂げている。

もちろん、BRUTALEのもう一つの象徴とも言えるクリップオンハンドルバーもアップデートされており、その内容はBRUTALE RRを凌駕するものとなっている。また、ライダーに十分な満足感を与えるライディングポジションを保証するためにこのモデル向けに開発されたフットレストも、注目に値するだろう。BRUTALE 1000 RSだけに見られる先例のないこのライディングポジションは、ハイウェイと郊外が混在する長距離のツーリングなど、幅広い用途に対してこのモデルが最適であることを証明している。

これらの開発は性能重視の名のもとに行われつつも、快適性の追求に対しても一切の妥協を許さずに取り組まれたものだ。

エンジン-その開発の流れは止まらない

ラジアルバルブの4気筒エンジンはMV AGUSTAを象徴する要素の一つだ。このモデルのカテゴリのみならず今日のモーターサイクルシーンにわたり一線を画す存在であるMV AGUSTAは、内部摩擦の低減に向けたコンポーネントの開発を継続している。

MV AGUSTA BRUTALE 1000 RSは、ハイエンドな材料を適用した他に類を見ないエンジンを搭載している。象徴的な例として、ネイキッドセグメントにおけるチタン製コネクティングロッドの採用があり、これはMV AGUSTA固有のソリューションだ。吸気および排気バルブにもチタンを使用することにより、出力およびトルクを高めるための技術的セッティングを可能にし、真のスーパーバイクにふさわしい価値を提供している。

セントラルタイミングチェーンは、1000 RRの開発要素の中でも最新の革命と言える。中低速回転数におけるトルクカーブの改善を狙いとして、タイミング(カムシャフト)を最適化している。バルブコントロールタペットにはDLC(ダイヤモンド状炭素)コーティングが適用され、摩擦の低減と信頼性の向上に貢献している。摩擦の低減や信頼性については、プライマリドライブギアで実現される側面もあるが、特にローンチコントロールが保証する素晴らしい発進時に際立った耐久性と信頼性を誇るトランスミッションが大きく寄与している。第3世代のEAS 3.0(Electronic Assisted Shift,電子支援シフト)では、より高精度でスムーズな変速のために追加のセンサーが導入されている。紛れもないMV AGUSTA流のスタイリッシュな4本出しマフラーが繰り出すエキゾーストはマニフォールドのサウンドデザインにより実現されるもので、耳にした瞬間にそれと判るBRUTALEトーンを奏でながらも、Euro5規格に完全に準拠している。

かつてない完成度のエレクトロニクスパッケージ

新しいBRUTALE 1000 RSの珠玉のエレクトロニクスは、一切の妥協を許さない開発の賜物だ。新しいIMUは、バイクの姿勢をリアルタイムで検出し、真に信頼性のあるデータをコントロールユニットに提供する。これにより、すべてのコンロトールを極めて精密かつ効率的に行うことができるのだ。このプラットフォームの恩恵を受けるFLC(Front Lift Control)トラクション&ウイリーコントロールによってライダーの安全を守りながらも、システム全体は”パフォーマンス志向”のままに、場面に応じた最適な最大限の加速を実現する。特にFLCは、ウイリーを制限するのではなく制御下に置くものであり、ライディングの楽しさと性能を両立させるというメリットがある。

新しいコーナリング機能付きABSではMK100 Continentalシステムを採用し、コーナリング中の最適なブレーキング制御を実現するとともにローサイドクラッシュを予防する。最高の完成度を誇り、MV Rideアプリとの通信が可能な5.5インチTFTパネルでは、バイクのすべてのパラメータをスマートフォンから直接設定することが可能だ。また、記録やルートの共有といった多くの独自機能を提供する。ハンドル左側に搭載されたジョイスティックを使えば、各機能に簡単にアクセスできる。さらに、TPMS(タイヤプレッシャーモニタリングセンサー)も使用可能だ(オプション)。

フレーム-さらなる快適性と性能を求めて

ラジカル。コンパクト。そして徹底した軽さ。そのシャーシの大部分をBRUTALE 1000 RRと共通化するMV AGUSTA BRUTALE 1000 RSは、ハイパーネイキッドセグメントの頂点に君臨する。

セットアップに変更を加えれば、曲がりくねった道ですらもライディングの究極の楽しさを感じるものへの変えてくれるだろう。新しいMV AGUSTA BRUTALE 1000 RSには、万能性によってもたらされる使いやすさがある。Marzocchi社製フォークとSachs社製シングルショックアブソーバというメカニカルサスペンションの採用は、このように様々な用途を網羅するための最適解である。このサスペンションは調整域が広く、ライダーの好みや走行条件にあわせて効率的なセッティングにカスタマイズすることが可能だ。調整のしやすさは、このモデルに採用されたコンポーネントの長所の一つだ。

BRUTALE 1000 RS(MY22) SPECIFICATIONS

メーカー希望小売価格:3,575,000円(消費税10%込み)(消費税抜き3,250,000円)

BRUTALE 1000 RR(MY21)

発売予定:2021年12月発売予定
メーカー希望小売価格:4,598,000円(消費税10%込み)(消費税抜き4,180,000円)

メーカー希望小売価格には、保険料、登録に伴う諸費用、重量税は含まれていない。メーカー希望小売価格は参考価格である。販売価格は各ディーラーが独自に定めているので、詳しくはMV AGUSTAディーラーに問い合わせよう。メーカー希望小売価格は消費税10%にもとづく価格。価格及び仕様は、予告なく変更する場合がある。掲載車輛はイタリア本国仕様であり、日本仕様とは異なる場合がある。

NEW BRUTALE 1000 RR

イタリア語で獣のような荒々しさ、猛々しさを意味するBRUTALE。より骨太に、そして力強くなったエンジン。改良された電子装備品。そしてそれらを搭載する大容量のシャーシ。新しい BRUTALE 1000 RR MY2021を形容するならば、これらの表現に尽きるだろう。エレクトロニクスの改良にともない、エンジンからシャーシまでのすべての領域がアップデートされている。

■DESIGN

設計はフロントからリアエンドまでの完全に一体化したタイトなラインと形状を描いている。つまり、このバランスは長年4気筒BRUTALEの卓越した特徴であり、最初からF4と共にイタリアブランドの再スタートを特色づけた象徴的なモデルだ。ヘッドライト、燃料タンク、テールフェアリングをはじめとする際立った機能は、このBRUTALE 1000 RR専用に設計および製造されている。革新的なLEDヘッドライトは、IMU慣性計測ユニットで制御するコーナリングライトを使用しており、車両の動きと姿勢に基づいて光軸の方向と角度を変える。ヘッドライトには内部にX型の色を付けた部分を設け、デイライトにより強調され、どの角度からでもBRUTALE 1000 RRを際立たせる照明効果を実現するように設計されている。

他に類を見ないBRUTALE 1000RR独自のデザインに、継続的なアップデートなど不要だ。印象的なボディラインとカーボンファイバーパーツに代表されるBRUTALE 1000 RRの外観はそのままに、機能面における最新の研究成果を適用し、操作性を向上している。

視認性に優れた5.5インチTFTディスプレイカラーパネルは、スマートフォンのMV Rideアプリを使用してBluetoothで接続することによりユーザがバイクの設定を直接カスタマイズすることができる。また、走行ルートの記録や共有の機能も利用可能。ハンドル左側に搭載されたジョイスティックを使えば、すべての機能にすばやくアクセスしてナビゲートすることが可能だ。さらに、オプションでタイヤ空気圧モニタリング用のTPMSセンサーも使用可能だ。

■ENGINE/ELECTRONICS

今日のモーターサイクル界の全てのセグメントにおいて一線を画す存在であり続けるMV AGUSTA。ラジアルバルブを備える4気筒エンジンでは、内部摩擦を低減するための開発が絶え間なく行われている。

BRUTALE 1000 RRのエンジンはMV AGUSTAが設計した並列4気筒の最新の進化を象徴している。この新モデルは、最高級の素材を使用しており、また旧モデルと比較して大幅に改善された電子マネジメントパラメーターの完璧な見直しなど、あらゆる範囲に及ぶ重要な再設計が際立っている。これら全てが、このハイパーネイキッドバイクをそのセグメントにおいて、世界で最もパワフルなバイクへと導いている。エンジン出力は13,450rpmで208hp、トルクは116.5Nmという新記録を樹立している。

F1やMotoGPのテクノロジーに触発され、ラジアルバルブタイミングやセントラルタイミングチェーン、そして最新のMV AGUSTA 4気筒エンジンの全てを特徴づけた技術選択は、このモデルにも搭載されている。具体的には、燃焼室のラジアルバルブにはF1やMotoGPマシンにも採用されているチタン製ピストンロッドによりエンジンの質量、負荷およびフリクションの低減を実現している。セントラルタイミングチェーンもMotoGPマシンからヒントを得たコンポーネントであり、高回転時のカムシャフトのねじれの影響を緩和することができる。

BRUTALE 1000 RR MY2021では、カムプロファイルを改良して、中低速域のトルクカーブを改善している。また、バルブタペットにDLC(Diamond Like Carbon)コーティングを新たに採用することによりフリクションが低減され、信頼性が向上している。

ピストンはアッソ社製の低摩擦ピストンリングを採用し、低回転時の振動を制限するためにバランスが取れた新しいクランクシャフトを搭載している。

ファクトリーレースにおけるMV AGUSTAの直接的な経験に基づいて、可動機械部品からオイルを分離できる新たなスプリッター潤滑システムを開発した。セミドライサンプ潤滑は、バンク角が深い場合やウィリー走行時など極端な走行状況下でも機械類を保護することを可能にし、更に摩擦レベルの低減に関して一切妥協することなく、非常に低いフリクションを維持する。設計や開発作業の大部分はフリクションレベルを低減することに焦点を合わせ、更にトランスミッションに関しては、フリクションと全体的なノイズの両方を低減するギアを採用し、改良した。ノイズを部分的に吸収するトーンホイールとクラッチカバーにより、目標を達成している。

吸気システムの完全な見直しにより、エアボックスを再設計した。エンジン効率、出力、およびトルクを最大化するために、異なる長さのダクトを搭載している。シリンダー毎に2つ、合計8つのフューエルインジェクターを装備しており、下部4つがミクニ社製、上部4つがマニエティ・マレリ社製だ。

新しいBRUTALE 1000RRのエレクトロニクスパッケージは、さらなる高みを目指している。新しくなったIMU慣性プラットフォームによりバイクの姿勢をリアルタイムで評価し、高精度のデータをECUに供給することで、各コマンドを迅速に管理している。

4気筒プラットフォーム専用の新しいエンジンコントロールユニットを開発したエルドー社との共同開発により、エンジンマネジメントも進化を遂げている。また、このバイクにはフル・ライドバイワイヤ・マルチマップシステム(スポーツ、レース、レイン、カスタム)を装備しており、スリップ対策(8段階設定と無効化オプション)によってトラクションコントロールを管理する。この新しいプラットフォームが搭載された結果、トラクションコントロールとFLC(フロントリフトコントロール)は、ライダーの安全を守りつつも、「パフォーマンス指向」は残し、安全性のもと最大限の加速性能を提供する。FLCはウィリーを制限するものではなく制御するものだ。

ローンチコントロールは、発進時の速度に基づいてエンジン回転数とトルクに反応する始動を実現するために装備されており、またBRUTALE 1000 RR MY2021では改良され3世代目となったEAS 3.0(クイックシフターアップ&ダウン)が搭載され、より精度の高いスムーズな変速のためにセンサーが追加された。

一目でそれと分かり、MV AGUSTA BRUTALEが誇る印象的なトレードマークである4本出しマフラーもメインマニフォールドが改良され、EURO5規格に準拠しながらも、紛れもないあのBRUTALEのサウンドを強調するために存在する。

■CHASSIS/SUSPENSION/BRAKE

MV AGUSTAの伝統において、BRUTALEに搭載されているフレームは、スチールトレリスとアルミニウムサイドプレートによる高度に進化した「混合構造」を採用し、エンジン性能に加え、瞬時にそして簡単に反応するスポーティーなライディングスタイルの必要条件を兼ね備えている。ライディングポジションは、最適な車両制御と快適性を維持するため、人間工学に基づいた慎重な分析の上で決定されている。

ハンドルバーのセミクリップは、バイクのスポーティーな反応を顕わにする。最大速度300km/h以上に達することが可能なバイクの基本となる空気力学に関して特筆すべき点は、ラジエーターの横に配置されたスポイラーから明らかであり、ダウンフォースを改善し、フロントエンドに負荷を加え、高速での揚力を制限する。この効果は200km/h以上ではっきりと感じられ、MV AGUSTAのバイクを代表するステアリング精度を保証する。シャーシの寸法は97mmのフロントホイールトレイルを備えた1,415mmのコンパクトなホイールベースとなる。

圧側、伸び側の減衰力を走行状況に合わせたセッティングに自動調整するオーリンズ社製Nix EC電子制御フロントサスペンションとEC TTX電子制御リアサスペンションが装備されている。新しいBRUTALE 1000RR MY2021では構造の改良により、狭い道やバンプのある路面での乗りやすさが更に向上した。ラフな路面での衝撃を吸収する能力や荷重伝達制御が向上しており、走行中も遺憾なくその効果を発揮する。また、オーリンズ社製EC電子制御ステアリングダンパーも装備されている。

超軽量の鍛造ホイールにより強化されたハンドリング。また、すべてのブレーキングシステムはBrembo社製で統一されラジアルマスターシリンダーとフロントブレーキはStylemaラジアルキャリパーと直径320mmのダブルフローティングディスク、リアブレーキはデュアルピストンキャリパーと直径220mmのシングルディスクが組み合わされ、最高水準のブレーキングシステムを実現した。

BRUTALE 1000 RR MY2021ではコーナリング中の車体バンク角に応じ、制動力をコントロールする機能が付いたコンチネンタル製MK100 ABSモジュールを新たに搭載して、バンク中においても究極のブレーキング制御を実現している。

BRUTALE 1000 RR (MY21) SPECIFICATIONS

メーカー希望小売価格:4,598,000円(消費税10%込み)(消費税抜き4,180,000円)

リリース提供元:株式会社 MV AGUSTA JAPAN

 

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