軽量コンパクト。
現在販売されているバイクのモデルでよく耳にする言葉だ。
大型自動二輪免許が必要なリッターバイクでさえも、400クラスと思うほどコンパクトにまとまっている。
昔は運転免許試験場でしか大型二輪免許をとることができず、合格率5％や7％ともいわれる限定解除審査で合格するほかなかった。
それゆえ大型自動二輪免許を持っているライダーは一目置かれ、彼らが乗る大型バイクはライダーにとって憧れの存在でありステイタスであった。
そんな時代に誕生したのがCB1300SUPER FOURの先代、1998年に発売されたCB1000SUPER FOURだ。
17インチのタイヤが主流だった中、一回り大きな18インチのタイヤを履き、迫力のある大きなタンク、決して足着きが良いとは言えないシート高。
昨今の軽量コンパクトなバイクと間逆の大きく重い車体は、“乗れるものなら乗ってみろ”とライダーを試しているようだった。
この威風堂々としたコンセプトを引き継いだのがCB1300SUPER FOURだ。
先に販売されていたX4のエンジンをベースに開発され、よりパフォーマンスの高いマシンとなって1998年に登場。
今もネイキッドスポーツの旗艦モデルとして進化を続けている。
CB.Fujiさんは、そんなCB1300SUPER FOURに魅了されたひとり。
シートをカスタムした経緯と、カスタム後の感想を紹介しよう。
フラットで滑る生地をどうにかしたい……
兄弟モデルにあたるX4に以前乗っていたというCB.Fujiさん。彼が所有するのはキャブレター仕様のCB1300SFだ。
「今のシートの仕様は、あんこ抜き（シートの形状を変更するため、シートのスポンジを抜くこと）した状態になっています。
シートの形状は良いのですが、座面の生地がフラットで滑りやすいのが玉にキズ……。そこでシート生地の変更をすることにしました。
せっかく生地を交換するならタックロール形状にカスタムしたいと考え、バイクシート神戸を見つけたんです」。
メールでの細かいやり取りで仕様を決定
カスタムをする際、オーナーの意向をバイクに反映させるため密な相談は非常に重要。
実際に店舗へ足を運べるなら色味や細かい仕様を詰めやすいが、遠方の場合そうもいかない。
直接見れないためオーナーも不安が募るものだが、メールでのやり取りでスムーズにことは進んだという。
「生地の色や素材など細かなやり取りをメールで何度かやり取りして仕様を決定しました。
具体的には、元の生地よりも滑りにくい素材と車体色に似合うレッドとホワイト、それにアクセントで少し色の濃いレッドのパイピングをリクエスト。メールで今までの完成写真を何点か送ってもらい、それを参考に配色を決めました。
あんこ抜き加工したシートなので、全体のシルエットを崩さない様に専用の型で製作してもらいました」。
想像以上の車両とのマッチングに大満足
“当初シートのホワイト部分はアイボリーに近い色味と聞いていました。
しかし、テールカウルの色に合う様、新たに別のホワイト生地を用意してくれたんです。
アイボリーも味があって良いかなと思いましたが、用意してくれたホワイト生地で依頼しました。
実車に取り付けると色も合っていて大満足です！」。
過去の色の組み合わせを参考にシート作成可能
無限にある色の組み合わせ。一体何が愛車に合うのか迷ってしまうもの。
そんな時、バイクシート神戸なら過去に多くのシートを手掛けてきた経験と実績があり頼りになる！
「今回のCB1300SFのシートはすでにあんこ抜き加工されていたので既存の型は使用出来ません。
とても思い入れのあるバイクと伺っていたので満足頂ける仕上がりを目指し、専用の型を作る事になりました。
希望されたキャンディ系のレッドは見る角度や日の当たり方でかなり印象が変わります。
それに似合う赤をご紹介するのが一番難しかったです。
もしも色の組み合わせに迷ったら今までに撮影したシートの写真をご用意しますのでお気軽にご相談下さい」。
バイクシート神戸
６万アイテムを超える国内最大量のシートカバーの型を保有し、最新モデルから絶版車、オフロードモデルやアメリカン、原付などあらゆるニーズに応えてくれるシートカバーの専門店。
品質を重視し、裁断から縫製まで国内自社工場で生産している。ユーザーがDIYできるシートの張り替えやすさも特徴だ。
複雑な形状のシートや自分でシートの貼り替えをするのが不安な場合は、職人が最高のクオリティで張り替えを行なってくれる。
細かい部分変更にも対応してくれるので、自分だけのマシンを作りたいユーザーにもうってつけなのだ。
