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ツーリング中の「違和感」の正体はコレ!ブレーキレバー調整でバイクが激変する理由

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイクに乗っていると、「なんだか操作しづらい」と感じる瞬間があるかもしれません。

特にブレーキング時に違和感がある場合、ブレーキレバーの位置が関係している可能性があります。

実は、レバーの角度や距離は、見落とされがちですが、ライディングの快適さや安全性に直結する重要なポイントだといわれています。

では、ブレーキレバーの位置は運転にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

目次

ブレーキレバーの位置は、運転に大きく影響する!

バイクの操作に違和感を覚えたとき、その原因は意外と身近な部分に潜んでいるかもしれません。

たとえば、ブレーキレバーの位置が合っていないと、快適さだけでなく安全性にも影響を及ぼすおそれがあります。

では、レバー位置が不適切な場合に考えられるリスクとはどのようなものなのでしょうか。

ブレーキレバーがハンドルから遠いと起きること

まず、ブレーキレバーがハンドルから遠すぎる場合、操作するためには指を大きく伸ばす必要があります。

特に手の小さいライダーや、グローブを着用しているときにはレバーを確実に握るのが難しくなり、制動までにわずかながら遅れが出る可能性があります。

このような状態で、長時間のツーリングや渋滞のなかで走行を行うと、指先や手首に余計な力がかかりやすく、操作ミスの原因にもなりかねません。

また、疲労から握力が低下すると、ブレーキの効き具合を安定して維持できなくなる場合もあります。

レバーが遠いと、疲労が蓄積しやすく、ライディングにおける安全性が損なわれる可能性があるため、自分の手に合った位置に調整することが求められます。

ブレーキレバーがハンドルから近すぎると起きること

一方で、ブレーキレバーがハンドルに近すぎると、また別の問題が生じます。

レバーの遊びが足りず、少しの動きで急にブレーキが効いてしまうような感覚になる場合があります。

この状態では、停止や減速の際にブレーキが強くかかりすぎて、車体が前のめりになりやすくなる傾向があります。

特に雨天時や路面状況が悪いときには、わずかな操作でも前輪がロックして転倒するおそれがあるため、この傾向が事故につながる可能性が高まります。

また、レバーが近すぎるとブレーキのコントロール幅が狭くなり、スムーズな操作が難しくなるという声もあります。

つまり、レバーの微調整は、操作のしやすさだけでなく、緊急時の対応力や車体の安定性にも直結します。

気にするべきは距離だけじゃない!ブレーキレバーの角度があっていないと起きること

このほか、ブレーキレバーの位置調整で見落とされがちなのが、レバーの角度です。

レバーが水平に近すぎたり、逆に下向きすぎたりすると、ブレーキング時の手首の角度に無理が生じます。

特に、レバーが高い位置にあると、手の甲が上を向く状態で操作することになり、手首や前腕に不自然な力がかかってしまいます。

このような状態が続くと、握力が落ちやすくなるだけでなく、ブレーキ操作の繊細さも失われてしまうリクがあります。

一方で、レバーが低すぎる場合にも、手首が折れたような形になり、反応が鈍くなったり、長時間の走行で疲労が蓄積したりすることがあります。

角度のズレは、体への負担が知らず知らずのうちに蓄積する要因にもなりかねません。

そのため、自分が自然に腕を伸ばしたときの手首の角度に合わせて、レバーの角度を細かく調整することが推奨されています。

ブレーキレバーの調節方法、注意しなければいけないことは?

ブレーキレバーの位置や角度を調整することは、ライディングの快適さや安全性を高めるうえで重要な作業といえます。

しかし、いざ調整しようとすると「どこをどう動かせばいいのか分からない」という人も少なくないかもしれません。

では、ブレーキレバーの調節はどのように行えばよいのでしょうか。

ブレーキレバーの調整方法

まず、当然ですがブレーキレバーの調整は車種や装着されているレバーの種類によって異なり、一概には言えません。

たとえば、レバーの距離を調整できるアジャスターが付いているタイプであれば、特殊な工具を使わずにダイヤル操作で自分の指の長さや好みに合わせた設定にすることもできます。

なかでも、レバーに調節のためのダイヤルが備わっているときは、それを回すことで手軽に調節することができ、利便性が高いと言えます。

また、ダイヤル式でなくても、販売店などに依頼すれば調節を行なってもらえることが多いため、必要に応じて相談するのもよいかもしれません。

そして、角度の調整も車種によってさまざまですが、しばしばクランプの締め付け位置を少し動かして上下の角度を変える方法がとられます。

この調整は工具が必要な場合が多く、一般的には販売店などで調節をしてもらう必要があります。

ブレーキレバーはブレーキに関わる部分なので、もし自信がなければ専門家に調整してもらうのが無難です。

調整のときの注意点

レバーを適切な位置に調整するために、いくつか注意すべき点があります。

まず、調節のときは普段のライディングと同じ環境でハンドルを握る必要があります。

たとえば、ふだんグローブを装着して運転している人が、素手のままでレバーの位置調整を行なってしまうと、実際に走行したときに「思っていた位置と違う」と感じることがあります。

それはグローブの厚みや素材によって指の可動域が変わるためで、その微妙な差が長距離のライディングでの疲労につながるおそれがあります。

そのようなことを防ぐために、調節するときは普段のライディングと同じ環境で臨む必要があります。

また、ブレーキレバーの位置を調整するときには、ブレーキをふだん何本の指で操作しているかも意識する必要があります。

人によっては2本の指で操作することもあれば、4本すべてを使ってしっかり握るというライダーもいます。

使用する指の本数が異なると、レバーにかかる力の伝わり方や可動域に違いが出るため、レバーの距離や角度がしっくりこないと感じる原因にもなりかねません。

そのため、自分がどの指を使っているかを把握したうえで、そのスタイルに合った位置にレバーを調整することが必要です。

このほか、調整後はブレーキランプが適切なタイミングで点灯するかどうかを確認し、握り込んだときに無理のない範囲でフルブレーキがかけられるかを試してみることも重要です。

まとめ

このように、ブレーキレバーの位置や角度は、日々の運転に大きな影響を与える要素といえます。

また、ブレーキレバーを適切に調整することで、操作性の向上だけでなく、疲労の軽減や緊急時の安全確保にもつながります。

そのため、バイクの運転操作に違和感を覚えたときは、まずそのレバー位置が自分に合っているかを見直してみるとよいかもしれません。

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