ロングツーリングやキャンプの頼もしい相棒といえば、大容量の「トップケース」。中でもアルミ製のケースは、その圧倒的な積載力とタフなルックスで多くのアドベンチャーライダーから支持を集めています。
しかし、「アルミケースは重いし、デザインも無骨なものが多いから自分の愛車にはちょっと合わないかも…」と導入をためらっている方もいるのではないでしょうか?
そんなライダーの悩みを吹き飛ばす、スタイリッシュかつ超機能的なアイテムが日本に上陸。それが、ドイツ生まれの新進気鋭ブランド「FURCHTLOS(フルヒトロス)」のトップケース「RANGER 50L」です。
今回は、これまでのアルミケースの常識を覆す「軽さ・美しさ・強さ」を兼ね備えた話題のアイテムを、ホンダ・ADV160に装着!その実力をレビューします。

ドイツ発・デザイン賞受賞の美しさ! RANGER 50Lの第一印象
ドイツ語で「恐れ知らず」を意味する新ブランド、FURCHTLOS(フルヒトロス)。その実力は折り紙付きで、世界的なデザイン賞である「レッドドット賞」を受賞するなど、すでに世界中で高い評価を得ています。
特筆すべきはその滑らかな美しさです。 従来のアルミケースといえば、金属板を多数のリベット(鋲)で繋ぎ合わせた「無骨な金属の箱」というイメージでしたが、RANGERはまったく違います。
独自技術による「リベットレス構造」を採用しており、表面の凹凸が極めて少なく、まるで一つの塊から削り出されたようなスマートな造形に仕上がっているのです。
「ボルト1本にまでこだわったカスタムバイクにトップケースをつけるのは、生活感が出ちゃってちょっとね・・・」というこだわり派のライダーでも、この美しいデザインを見れば納得できるのではないでしょうか。


ここがスゴイ!「RANGER 50L」注目すべき5つの神機能
美しいのは見た目だけではありません。ライダー目線で「これ欲しかった!」と思わせる充実の機能が詰まっています。注目すべき5つのポイントを見ていきましょう。
① スマートなのに50Lの大容量&ヘルメットもすっぽり
外見はシュッとしていますが、容量は余裕の50L(サイズ:45×40×34cm)を確保しています。ヘルメットを入れても、まだまだ余裕は十分。雨具やグローブ、軽いお土産を入れるスペースが残っています。ロングツーリングでもこれ一つあれば十分すぎる収納力です。
内装にはクッション性のあるライナーが敷かれており、大切な荷物を傷から守ってくれる親切設計。筆者などは走行中、トップケースの中に入れたかための荷物が暴れてガタガタという音が出ると「な、なんの音!?」とバイクの故障を心配してしまうのですが、RANGERはこのライナーのおかげで静かなもの。快適なツーリングのために、これが地味にいいんです。


② 45Gの衝撃耐性とIP66防塵・防水のタフネス設計
素材には軽量かつ強靭な「鋳造アルミニウム」を使用。なんと45G(!)という過酷な衝撃テストをクリアする耐久性を誇ります。 さらに、ケースの開口部には特殊な二重防水パッキンが施されており、「IP66」という最高クラスの防塵・防水性能を実現。ゲリラ豪雨に見舞われても、中の着替えや電子機器が水浸しになる心配は無用です。
鍵穴は雨や埃避けのキャップ付き。長く使っているとサビや汚れで鍵が開きにくくなってくることもありますが、そうしたストレスの元を防ごうという気遣いが感じられます。キャップが下向きに開くのもうれしいポイント。


③ タンデムライダーに優しい「一体型バックレスト」が標準装備
他メーカーのトップケースでは、パッセンジャー(同乗者)が背中をもたれかかるための「バックレスト」は別売りのオプションパーツ扱いになることがほとんど。 しかし、RANGERは背中と腰をサポートする2分割の一体型バックレストが最初から標準装備されています! デザインに溶け込むように美しく配置されており、タンデムツーリングの快適性をグッと引き上げてくれます。
実際にタンデムツーリング時にパッセンジャーへバックレストの感想を聞いてみたのですが、「適度なかたさで背中が痛くならず、よりかかったときもしっかりしてる感じがあって安心できた」と好評でした。


④ 持ち運びが劇的に楽になる「アルミハンドル」
ツーリング先で宿に泊まるとき、ケースごと外して部屋に持ち込むことも多いはず。RANGERのフタの上部には、頑丈で握りやすいアルミ製のキャリングハンドルが設けられています。 ケース本体が軽量なことも相まって、まるでボストンバッグのように片手でヒョイっと持ち運べるのは、旅の疲労軽減に大きく貢献します。


⑤ 防犯も安心!「高セキュリティロック&クイックマウント」
鍵には10,000通りの組み合わせを持つ高品質なセキュリティロックを採用。パーキングエリアでの休憩中も安心です。 また、別売りのベースプレートへの着脱はトップケース下部のボタンを押すだけのワンタッチ。装着はフックをひっかけて上からカチャリと押さえつけるだけ。ガタつきなくしっかりと車体に固定され、外したい時は数秒で取り外しができるという、安心と気軽さを両立したマウントを実現しています。
キャリアへの取り付けでの注意としては、ボルトを通す穴に制限があるため、バイクへ装着しているキャリアによっては取り付け位置の自由度があまり高くないかもしれません。装着しているキャリアがどんなかたちか、事前に確かめておくことがおすすめです。


実際にバイクに取り付けて走ってみた!
デザイン性に関しては文句なしのRANGERですが、実際に取り付けて走行してみると、デザインされているのは箱の見た目だけでなく、「快適なツーリングそのもの」であるということに気づきます。
特筆すべきは、走行中の「ガタつき」や「ビビリ音」が一切ないこと。ベースプレートとケース本体の噛み合わせが非常に精度高く作られており、段差を越えても気になるような音がしません。
また、50Lという大容量ながら本体重量が抑えられているため、トップケース特有の「高い位置に重いものが乗っている重心の高さ」を感じにくく、コーナリングでのハンドリングへの悪影響が最小限に抑えられている点も好印象でした。


まとめ:どんなライダーにおすすめ?
FURCHTLOS(フルヒトロス)の「RANGER 50L」は、これまでのアルミトップケースの概念をアップデートする次世代のアイテムでした。
- 無骨すぎるデザインの箱は自分の愛車に合わない
- 樹脂製ケースよりも高い防犯性とタフさが欲しい
- バックレストやインナーなどの装備を後から買い足すのが面倒
こんなワガママな願いを持つライダーに、RANGERは自信を持っておすすめできます。
機能・デザイン・実用性をハイレベルで満たしながら、充実の標準装備を考えればコストパフォーマンスも抜群。 次のツーリングシーズンに向けて、愛車のリア周りをスマートにアップグレードしてみてはいかがでしょうか?
【SPEC】FURCHTLOS RANGER 50L
- サイズ:45 × 40 × 34 cm
- 容量:50L
- 最大荷重:10kg
- 素材:鋳造アルミニウム
- 主な機能:リベットレス構造、一体型バックレスト×2、セキュリティロック、アルミハンドル、IP66防水・防塵
- 公式WEBサイト:https://www.furchtlos.jp/ranger/
(編集協力:フルヒトロス)







