MOTORISTS合同会社は、ファンティックレーシングが参戦したロードレース世界選手権MOTO2クラスの結果を発表した。
同チームのライダー、アロン=カネット選手は、タイでの今年最初のレースで表彰台を獲得した。また、同じく同チームのバリー=バルタス選手も、ファンティックでのデビューレースを6位で終え、いいスタートを切ることになった。次戦も同チームの活躍に注目だ。
カネット、初戦からファンティックを表彰台に導く。バルタスも6位に入賞!
タイでの今年最初のレースで、早速アロン=カネットとファンティック・レーシング・リノ=ソネゴは最初の表彰台を獲得。2025 年シーズンの行方を占ううえで極めて重要な第一歩となった。バリー=バルタスにとってもファンティック・デビューレースを6位で終え、いいスタートを切ることになったのである。
2025 年のロードレース世界選手権MOTO2クラスは、タイ・ブリラムのチャングインターナショナルサーキットで開幕。ファンティック・レーシング・リノ=ソネゴのライダーたちは早々にこのクラスのキープレイヤーとしての走りを魅せた。
予選では二人ともにトップ5に入る好走。カネットは3位、バルタスは5位であった。
レースは目が離せない展開となった。アロン=カネットのスタートは決して良くはなかったが、落ち着いていた。すでに夏の暑さの中でのレースとなったタイでは、冷静にレースをマネジメントし、どんな可能性をも拾ってモノにしていくことが重要である。カネットはまさにその通りのレース運びを行い、リスクを避け2位を守りきり、1年を通じてのチャンピオンシップに重要な結果を得た。この先20戦もの多くの戦いを控え、好結果を出しながらリスクを避けることは極めて重要といえるだろう。
イタリアン・チームでのデビュー戦となった若きベルギー生まれの才能、バリー=バルタスはその力をいかんなく発揮した。練習から予選を通じて十分なスピードを見せつけたのち、レースもまた力強く、安定したものとなった。2列目スタートのアドバンテージこそ生かせなかったものの、バリーは確実にポジションを上げながら堅実にレースを走り、最終的には6位入賞を果たしたのだ。
アロン=カネット:
この結果には満足だ。我々はブリラムのような難しいサーキットでも十分速いことが証明できた。我々はタイトルに向け戦っていることを証明しなくてはいけなかったが、それにはまず冷静であることも大切なんだ。その瞬間を十分に楽しみながら、長いチャンピオンシップを戦い抜いて、しかしいつでも100%で走ること、それが重要なんだ。去年のチャンピオンシップは、優勝数最多のライダーが獲得したわけではない。これこそが、リスクを避けながらもどれだけ多くのポイントを稼ぎ続ける重要性を示しているというわけさ。
バリー=バルタス:
いいレースだったね。もうちょっと行けるかと思っていたけど、まあ悪くないよ。
レース中に何をやるべきかについてもいい勉強をさせてもらった感じなんだ。チームとしてもいい結果だったね。2位と6位なんだから。アルゼンチンでまたマシンにまたがれることが待ち遠しいね。
ロベルト=ロカテリ、ファンティック・レーシング・リノ=ソネゴ チームマネージャー:
チームにとって十分に満足のいくレースだった。アロンには冷静になるよう言い続け、彼はそれを実行した。
2 位を確実に得るという形でね。もちろんほかのサーキットでは勝利を狙っていくけれど、継続性こそが重要なんだ。バルタスにとっても素晴らしいレースだった。6位という結果はこれまでのチームの努力に報いるものだし、我々の強さを見せつけられたという意味でも、チームマネージャーとして誇りに思うね。
リリース提供元:MOTORISTS合同会社