MOTORISTS合同会社は、ポルティマオで開催されたポルトガルGPでファンティック・レーシングチームのアロン＝カネット選手はシーズン初勝利にして自身初めてのMoto2での優勝を飾り、またランキングトップに躍り出ることに成功したと発表した。
同選手は、Moto3クラスでは過去6回の優勝を数えてきたが、2020年にMoto2クラスにチャレンジを開始して以来、20回もの表彰台を得ながらも、その頂点には届かなかった。だが今回、ファンティック・レーシングチームに加入してわずか2戦目で優勝を獲得することに成功したのだ。同チームの今後の活躍がさらに期待できるに違いない。
アロン＝カネット、ポルトガル GP で初優勝！
まさにアメイジングとしか言いようのない日曜日。ポルティマオで開催されたポルトガル GP でファンティック・レーシングチームのアロン＝カネットはシーズン初勝利にして自身初めての Moto2 での優勝を飾り、またランキングトップに躍り出ることに成功したのだ。
ファンティック・レーシングチームに加入してわずか2戦目。Moto3 クラスでは過去6回の優勝を数えてきたアロン＝カネットだが、2020年に Moto2 クラスにチャレンジを開始して以来、20回もの表彰台を得ながらも、その頂点には届かなかった。スペイン人ライダーにとって、この日のポルティマオはその過去に別れを告げる記念日となり、またファンティック・レーシングチームにとっては2年目のシーズンにして2回目の優勝をこの激戦区で獲得することとなった。
フロントローからのスタートを決めたカネットは前半戦をタイヤのコントロールに専念し、その後徐々に攻撃的な走りに切り替えながらレースのリードを奪っていった。残り周の時点でトップを奪うと、そのまま初勝利に向けてよどみなく走り切り、この絶好のチャンスをものにしたというわけだ。
アロン＝カネット
信じられないよ！僕らは実際、カタールでの最初のレースからさらに良くなっていて、それを実現したということだ！ファンティック・レーシングチームの全員に心からの感謝をささげたいし、これまで支えてきてくれた多くのファンやスポンサーにも本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。僕自身、勝てるポテンシャルがあると確信して走り出していたんだ。スタートこそやや出遅れる形になったけど、そこから徐々にペースアップして最後までハードにプッシュし続けたんだよ。15回もの2位の獲得ののち、ようやく勝つことができたんだ！これは本当に感動的なことさ。本当に、最終コーナーをクリアするときの気持ちなんて、もう言葉では言い表せないほどなんだ。僕はスーパーハッピーだし、今日は思いっきりこの感激に浸ることにするよ。もちろん明日からは、次のレースの準備に専念できるようにね。
一方、ファンティック・レーシングチームのもう一人、ザビ＝カルデラスにとっては不運なレースとなった。スタートこそ成功し順位を1周目にいくつか上げることができたカルデラスだったが、10周目、他のライダーをパスしようとして失敗、転倒に終わってしまった。
ザビ＝カルデラス
今週末、バイクとのフィーリングは悪くなかったんだ。本当に小さなクラッシュがレースを完走すらさせてくれないことになってしまったよ。チームとともに、我々は上り調子であることは間違いない。エネルギーを充てんしなおして、テキサス GP に向けてまた必死に準備を進めなくっちゃ。
リリース提供元：MOTORISTS合同会社
