「オートレース宇部Racing Team」を運営するJames Racing 株式会社は、2025年鈴鹿8時間耐久ロードレースにBMW M1000RRで参戦する体制を発表した。
同チームは、浦本修充選手をエースに、ロリス・バズ選手、ハンネス・スーマー選手の強力な布陣となっている。鈴鹿8耐ではチーム初の表彰台はもちろん、鈴鹿8耐の歴史上一度もない外国車としての初優勝、表彰台を狙っている。
2025年 鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦体制について
James Racing 株式会社(本社、山口県宇部市代表取締役社長齋藤James 文護)が運営する「オートレース宇部Racing Team」のFIM世界耐久選手権・第3戦「”コカ・コーラ“鈴鹿8時間耐久ロードレース・第46回大会」(鈴鹿8耐)への参戦体制について発表させていただきます。
「オートレース宇部 Racing Team」は今季からBMW M1000RRを投入。MFJ全日本ロードレース選手権JSB1000クラスではデビュー戦から2連続表彰台を獲得しています。その勢いに乗って鈴鹿8耐で表彰台を獲得するべく、BMWをよく知る2人のライダー、ロリス・バズ(フランス)、ハンネス・スーマー(エストニア)を招聘します。
エースライダーはJSB1000クラスを闘う浦本修充(うらもと・なおみち)。BMWでのレースは今季からですが、第2戦・SUGOではポールポジションも獲得するなど、BMWの性能を存分に引き出す走りを披露。海外レース経歴が長く、英語が堪能な浦本がチームのエースとなり、2人の外国人ライダーと共に勝てるマシンを作り上げていきます。
フランス出身の32歳、ロリス・バズはFIMスーパーバイク世界選手権に200戦以上出場し、MotoGPにも参戦した経験を持つワールドクラスのライダーです。「鈴鹿8耐に出場したい」とInstagramを通じて本人からアプローチがありました。2022年、23年にはBMW M1000RRでFIMスーパーバイク世界選手権に参戦した経験を持ち、当チームで使用するマシンをよく知っていることから起用することになりました。鈴鹿8耐は初出場です。
エストニア出身の27歳、ハンネス・スーマーはIDMドイツ・スーパーバイク選手権に参戦するBMWファクトリーライダーで、今季もFIM世界耐久選手権ではBMWファクトリーチームのリザーブライダーを務めています。昨年の鈴鹿8耐ではSSTクラスでBMWを駆り、見事にクラス優勝を達成。最終戦のボルドール24時間ではBMWファクトリーチームから代役で出場しました。
今季もIDMドイツ・スーパーバイク選手権は開幕戦から優勝するなど好調。BMWからの推薦を受けて起用することになりました。
この3人のライダーと共に鈴鹿8耐ではチーム初の表彰台はもちろん、鈴鹿8耐の歴史上一度もない外国車としての初優勝、表彰台を狙っていきます。
2025年 鈴鹿8耐チーム体制
ゼッケン番号: 76
チーム名 : AutoRace Ube Racing Team (オートレース宇部 Racing Team)
参戦クラス : EWC
マシン : BMW M1000RR
タイヤ : ブリヂストン
ライダー : 浦本修充 (Naomichi Uramoto)
: ロリス・バズ (Loris Baz)
: ハンネス・スーマー(Hannes Soomer)
ライダープロフィール

浦本 修充 Naomichi Uramoto
1994年7月24日 東京都出身
2015年 全日本JSB1000クラス ランキング10位
2016年 全日本J-GP2クラス チャンピオン
2017年 全日本JSB1000クラス ランキング13位
2018年〜24年 ESBKスペイン選手権 参戦(2勝)
鈴鹿8耐: 出場7回 (最高位:2位=2023年)
2025年:全日本JSB1000クラス参戦
ランキング2位(第2戦終了時点)
第2戦 Race 1 ポールポジション獲得

ロリス・バズ Loris Baz
1993年2月1日 フランス出身
2012年〜14年 スーパーバイク世界選手権参戦(2勝)
2015年〜17年 ロードレース世界選手権 MotoGP参戦
2018年〜23年 スーパーバイク世界選手権参戦
2024年 MotoAmerica スーパーバイク選手権 参戦
年間ランキング5位
鈴鹿8耐は初出場/ボルドール24時間など参戦経験あり
2025年:MotoAmerica キング・オブ・ザ・バガーズ
ランキング3位 (第3戦終了時点)
第2戦ロードアメリカ Race1 優勝

ハンネス・スーマー Hannes Soomer
1998年2月17日 エストニア出身
2017年 欧州スーパースポーツカップ チャンピオン
2018年〜22年 スーパースポーツ世界選手権 参戦
2023年 スーパーバイク世界選手権 スポット参戦
2023年〜24年 IDMドイツスーパーバイク選手権 参戦
鈴鹿8耐: 出場1回 (SSTクラス:優勝)
2025年:IDMドイツスーパーバイク選手権
ランキング首位 (第2戦終了時点)
第1戦オッシャースレーベン Race1 優勝
チーム首脳陣からのコメント

齋藤 James 文護 Team Owner
「BMW M1000RRを投入して、チームとして大きくリニューアルとなった2025年。全日本ロードレース選手権では開幕戦から3位表彰台。そして第2戦ではポールポジション獲得、2位表彰台獲得とチームオーナーとしては興奮が止まらない日々です。チームとしては3回目の挑戦となる鈴鹿8耐です。
今年も海外から新しいライダー達が我々のチームを助けてくれます。日本のメーカーワークスに挑戦するプライベーター代表として闘います。地元山口県だけでなく、全世界の皆さんにファンになってもらえるレースをお見せしたいですね」

中井 貴之 Team Director
「鈴鹿8耐のライダーをようやく発表することができ、海外から素晴らしいライダー、ロリス・バズ選手とハンネス・スーマー選手を迎えられたことを嬉しく思っています。実は今回、海外のライダーたちから数多くのアプローチがありました。
彼らはチームのSNSを見て直接コンタクトをとってきました。
日本の国内でしか活動していない我々に興味を持ってくださっている選手がいるという事実を誇りに思いますし、それと同時に世界耐久選手権への本格参戦に向けてなお一層の努力をしていかなくてはなりません。全く新しい3人のライダーによる鈴鹿8耐に乞うご期待!」
BMW M1000RRについて

ドイツBMW社が販売するスーパースポーツ「BMW M1000RR」。2024年はスーパーバイク世界選手権で年間チャンピオンを獲得。FIM世界耐久選手権でもランキング3位を獲得した。BMWからは2025年仕様のニューモデルがリリースされたが、今季「AutoRace Ube Racing Team」はデータが豊富な2024年仕様を選択。BMWチームとしては1年目ながら、BMW社からファクトリーエンジンの使用を特別に許可されている。
全日本JSB1000クラスでは2戦連続の表彰台を獲得し、いよいよ夏のビッグイベント「鈴鹿8耐」に挑む。
リリース提供元:James Racing 株式会社








