官能的サウンドと多彩なデザインで支持の高い今期注目の海外マフラー【東京モーターサイクルショー】

2023年4月5日2023年4月6日

【brand pickup】

スタイリッシュなルックスを好むライダーの感性を刺激する、超豊富なラインアップが魅力。スペイン生まれのIXIL（イクシル）は、多彩なサイレンサー形状のマフラーを展開する老舗ブランドだ。その知名度は日本でも上がり続けていて、愛車をカスタムして楽しみたいユーザーからの注目度は高い。第50回東京モーターサイクルショー2023でも最新作を発表したIXILの魅力に迫る！

1955年創業の歴史あるブランド

IXIL（イクシル）は、スペインのバルセロナを拠点として、家族経営の会社として1955年に創業された。それから半世紀以上もの間、IXILは常に最先端の技術を生産に取り入れ続け、ヨーロッパでは最高レベルの評価を獲得。現在は、生産工程の多くにコンピューターデザイン（CAD）が用いられ、精密でスピード感のある製品づくりが続けられている。

IXILは、ロードレース世界選手権の最高峰クラスやロードレースが盛んなスペイン国内の選手権チームなどに製品を供給してきた実績を持ち、そのノウハウも新たな製品づくりに活かされている。また、マフラー以外にもバッグやアクセサリーを展開しており、今後はさらにブーツやウェアなども企画していく計画もあるなど、エキゾーストシステム以外にも製品カテゴリーの幅を広げようと画策中だ。

東京モーターサイクルショーブースもスタイリッシュ！

東京モーターサイクルショー2023のIXILブースは、昨年に続いて黒を基調としたシックな雰囲気。欧州や日本などのスーパースポーツからイタリアンスクーターまで、対応する車種が非常に豊富なのもIXILマフラーの特徴で、サイレンサーの形状や使用する素材もかなり多彩だが、ショーではほぼすべてのサイレンサー形状を展示していた。

シンプルなサイレンサー形状のタイプであっても、素材の使い方や細かい部分のデザインに対するこだわりが感じられ、一方で他社にはない個性的なサイレンサー形状も手がけるなど、ブース内でサイレンサーを眺めているだけでもその魅力が伝わってきた。IXILのウェブサイトでは、その膨大なラインアップを確認できるので、ぜひ一度訪ねてほしい！

IXILのホームページはこちら！

TTシリーズにフルチタンが新登場

IXILは近年、スタンダードの「IXIL」ブランドとは別にハイグレードなフラッグシップシリーズとして「IXRACE（アイエックスレース）」製品も積極的に展開している。このうちTTシリーズに、超軽量なフルチタン仕様が加わり、東京モーターサイクルショーではR1250GSに装着されてお披露目された。サイレンサーエンドキャップにはカーボンファイバー素材を使用。高級感漂う1本に仕上げられている。

ちなみに、TTシリーズのうちステンレス素材でブラック仕上げのタイプは、サイレンサーエンドキャップのカーボンファイバー素材が、クルマのカスタムなどで流行しているフォージドカーボン風になっている。こちらも高品質でオシャレだ！

●IXRACE 　BMW R1250GS ’18～’22 スリップオンマフラー
価格：15万4000円
サイレンサータイプ：TT
形状：Hexoval 150x120mm
長さ：580 mm　
重量：2.5kg　
コンプリート：チタニウム
素材：チタニウム
※サイレンサーのみの寸法・重量

JMCA認証取得のNinja250用RC1も根強い支持！

RC1シリーズのうちカワサキ・Ninja250用は、JMCA認証を取得していて日本での公道走行も可能。細身のシルエットとエンド部のパンチングメッシュが、Ninja250のリヤビューを精悍なイメージに変化させる。

●IXIL　KAWASAKI Ninja250 ’18～スリップオンマフラー
価格：6万3800円
サイレンサータイプ：RC1
形状：ヘキサコーン
長さ：344mm　
重量：1.6kg　
コンプリート：マットポリッシュ
素材：ステンレスAISI304
近接排気騒音：93 dB(A)
加速走行騒音：74 dB(A)
※寸法・重量はサイレンサー1本

耐久性に優れる本格防水バッグもいい！

IXILは、マフラーだけでなくライディング関連ギアの開発と販売にも力を入れている。このうち防水バックは、すべて本体が高周波で生地を圧着しているウェルダー加工仕上げとなっており、生地そのものを圧着しているため縫い目がなく、ファスナーもすべて止水タイプを採用しているため、抜群の防水性と耐久性を誇る。密閉性が非常に高いため、内部の空気を逃がすためのバルブも配置されている。表面にはリフレクターも配されていて、夜間走行時も安心して使用できる。