MENU
モトメガネ バイク買取一括査定

カテゴリー
公式SNS
モトメガネ楽天市場でバイク&キャンプ用品購入
オリジナルフリーペーパーが貰える!チェック!

ヤマハ50cc外伝「永遠のライバルホンダとの闘い」

愛車投稿募集中

ヤマハはスクーターを始め、さまざまなタイプの50ccクラスを販売してきました。その歴史は「ホンダとの戦い」と言っても過言ではありません。どう考えても負け戦、ひいき目に見ても二番煎じというバイクが登場しては消えていきました。ヤマハの代表的な50ccクラスと共にライバルとの勝敗を紹介します。

目次

ビジネスシーンは俺が牛耳る「メイト VS スーパーカブ」

「メイト」は、1965年から2008年まで約40年間にわたって製造されたビジネスバイクです。「モペットMF-1 / MF-2(1960年/1962年発売)」をベースとしており、ペットネームは公募によって21万5,000通の中から選ばれました。パワーユニットは2ストロークからスタートし、のちに4ストロークに転換。排気量は最大90ccまで拡大され、郵便配達や新聞配達にも利用されていました。

ライバルはホンダの代名詞「スーパーカブ」です。メイトが生産終了したのに対し、こちらは現役バリバリ。1950年代から発売され、今でも世界中で走り回っています。ビジネスバイクの原型であり、同タイプのバイクはすべて「カブ」と総称されるほどの認知度。某国では「ヤマハのカブ」と呼ばれていたそうです。トホホ。

サーキットから公道に戦いの場を移したチビバイク「TZR50 VS NSR50」

TZR50は、1990年2月に登場しました。市販レーサーのTZ50と同時に開発され、同クラスではヤマハ初となるフルフェアリングを装備した正真正銘のレプリカです。当時の高校では「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」を掲げた「3ない運動」が盛んでしたが、大人の目をかいくぐって原付免許を取得する者もいました。青春のゼロハンスポーツですね。

ホンダの好敵手は「NSR50」で、TZR50よりも2年も早い1988年に登場しました。NSR250Rと歩調を合わせるように、フェアリングデザインやカラーリングを変えながら進化していく背中を追って、1993年3月にTZR50Rにモデルチェンジします。両車は販売終了まで死闘を繰り広げました。もうこんなにホットなバイクが出て来ないと思うと、寂しくなりますね。

少し愛して、なが~く愛して「ポッケ VS モンキー」

「ポッケ」は、1980年に発売されたレジャーバイクです。その名の通り、全長1.3m、重量52㎏とコンパクト。「ライダーのほうが遥かに重い」ということも少なくないでしょう。ハンドルを折りたためば車のトランクに積んで持ち運ぶこともできます。パワーユニットは空冷2ストローク単気筒エンジンを搭載。トランスミッションはボトムニュートラルのリターン式4速です。タイヤサイズは当時最小の6インチで、軸距が885mmと短く、リアタイヤの上にシートがあるため、意に反してウイリーすることもありました。

兄弟車に大型燃料タンクと8インチタイヤを装備した「フォーゲル」もラインアップするなど、ホンダのモンキー&ゴリラをビシバシに意識することも忘れていません。ポッケが登場から3年で姿を消したのに対し、モンキーはスーパーカブに続くロングセラーになりました。ホンダとヤマハのシェア争いは「HY戦争」などと呼ばれていましたが、50ccクラスを比較してみると、所詮はホンダの後追いに過ぎなかったのかも知れませんね。

ついにホンダ製のヤマハ車登場「ジョグ&ビーノ」

2016年10月に発表された「ホンダとヤマハが原付一種領域における協業の検討を開始」というニュースを耳にして、バイクブーム世代はぶっ飛びました。例えるならトムとジェリーが平和条約を結んだようなもの。街を闊歩していたスクーターを見る機会が少なくなり、50ccクラス絶滅の危機が近づいていることを実感しました。

ホンダからヤマハへのOEM供給によって誕生したのが、「ジョグ(=タクト)」と、「ビーノ(=ジョルノ)」です。かつてカワサキとスズキが業務提携したものの、すぐに解消されたことがありました。詳しい理由は分かりませんが、嗜好性の強いバイクにおいて「カワサキ製のスズキ」など、ユーザーに受け入れられにくかったことは明らかです。スクーターはメーカーにこだわる人が少ないので、OEM供給がしやすかったのでしょうね。

今後、各バイクメーカーは競争ではなく、共創が求められます。ヤマハの公式ホームページには、「YAMAHA × Honda 特別企画」としてテストライターや開発者の対談が掲載されています。かつては夢だった現実をチェックしてみてください。

テストライダー対談
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/yamaha-motor-life/2023/03/yamaha-honda.html

開発責任者対談
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/yamaha-motor-life/2023/03/honda-yamaha.html

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

カテゴリー

モトメガネ バイク買取一括査定

目次