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北海道・三笠市 バイクで鉄道旅!?「鉄分豊富なツーリング」

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バイクだけではなく「乗り物全般が好き」というライダーは多いと思います。そんな私も鉄道から始まり、旅のツールとしてバイクに乗り始めたタイプです。今回は北海道で初めて鉄道が開通し、炭鉱で栄えた「三笠市」をライド。愛車と列車を一緒に撮影できるポイントも紹介するなど鉄分たっぷりです。

目次

線路跡を道路に転用した「きらら街道」で三笠を目指す

札幌市内から三笠市までは約60㎞。今回は国道274号線や道道を使い、のんびりと向かいます。
札幌市に隣接する江別市と岩見沢市を結ぶ広域農道は、北海道米の銘柄にちなんで「きらら街道」と呼ばれています。                この道路の一部区間は1975年に廃止された夕張鉄道線の廃線跡が利用しているそうです。そんな知識を頭に入れておくと「バイクで鉄道旅」のテンションが上がってきますね。

愛車と赤電をフレームに納める

全道有数の農業地帯でる空知エリアは、さまざまな農作物が栽培されています。三笠栗山線の地元農産物の直売所「アグリ大河」で一休み。新鮮な野菜が販売されているほか、こんな奇妙なモノも買うことができるんです。

「なんじゃこりゃ?」
「想い出の欠片」とラベリングされた何かの破片らしきものが瓶に入れられています。気になる価格は500円。結構強気のプライスです。

破片の正体は、北海道で初めて誕生した電車「711系」の塗装です。通称「赤電」と呼ばれ、2015年3月13日まで活躍していました。ファームレストラン「大地のテラス」に、2両が保存されています。レストラン裏側の丘から愛車と赤電をフレームに納めることができます。傾斜しているのでローギアに入れて停車することをお忘れなく!

【アグリ大河】
●住所:北海道岩見沢市栗沢町上幌2203
●電話:0126-33-2037
●営業時間:10:00~16:00
●定休日:年末年始
※営業時間・定休日は変更の場合があります

頭の中にハテナが巡る昔ながらのラーメン店

北海道と言えばラーメンが有名ですが、近年では東京などにも有名店の支店があったり、デパートなどで開催される物産展にも出展されるなど、北海道に来ることなく食べられるようになりました。「地元の人しか知らない店に行きたい」と思っていても、なんとなく気が引けるもの。そんな方にお勧めしたいのが、岩見沢 萩の山市民スキー場そばの「味処 十三里(とみさと)」です。

店名はご主人の出身地である夕張市十三里地区から命名。店先には「旭川ラーメン」とか掲げられているのに、その特徴である魚介Wスープや低加水麺ではない不思議な一杯です。トッピングも麩やナルトとシンプル。札幌では味わえなくなった、なつかしい味です。ラーメンのほかにも定食などメニューは多数。どれを食べても外れません。

【味処 十三里】
●住所:北海道岩見沢市上志文町29-1
●電話:0126-44-2477
●営業時間:11:00~19:00
●定休日:水曜日
※営業時間・定休日は変更の場合があります

かつて石炭と鉄道で栄えた街「三笠市」

「味処 十三里」から約20分ほどで、国鉄・幌内線の旧三笠駅跡が整備された「クロフォード公園」に到着します。
北海道初の鉄道は、明治時代に石炭輸送を目的に、手宮(小樽市)〜幌内(三笠市)が敷設されました。そのときにアメリカの鉄道技術を伝えた人物である「ジョセフ・ユリー・クロフォード」にちなんで名づけられています。

公園内には貴重な列車が展示されています。
クリーム色のボディと朱色のラインが目を引く「キハ82系」は、1961年に北海道初の特急車両として導入。一時は札幌駅を発着に、函館、釧路、網走など、全道主要都市を結んでいました。愛車と並べてカッコイイ写真が撮れましたよ。

【クロフォード公園】
●住所:北海道三笠市本町971-1
●電話:01267-3-1240

ツーリングマップル 2017 北海道の表紙に採用

三笠の見どころは大きく二つのエリアに分かれています。まずはクロフォード公園近くの分岐から「桂沢湖方面」に向かいます。「旧唐松駅」は、朽ち果てていく姿に心を痛めた有志らによって修理・復元されました。駅舎はギャンブレルと呼ばれる将棋の駒のような形をした屋根を持つ個性的な建物で、「ツーリングマップル 2017 北海道」の表紙を飾っています。

【旧唐松駅】
●住所:北海道三笠市唐松町1丁目
※時間によって施錠している場合があります

昭和の時代から時間が止まった街並み

三笠の街を走っていると、昭和の時代にタイムスリップしたように、古い住宅や炭鉱の形跡を目にすることができます。取り壊されることなく今日まで現存するのは、今もなお住人がいるから。

何世帯も入居できる住宅に、一世帯しか入居していないことも少なくありません。中には朽ち果てかけている建物もありますが、人が住んでいることで廃墟とは異なる生活の臭いを感じることができます。

幾春別地区にある「旧奔別(ぽんべつ)炭鉱」は当時の様子を雄弁に語っています。
1900年に開鉱し、1971年に閉山されるまで、累計約2,650万トンもの石炭が採掘されました。1959年に完成した立坑櫓の高さは約51メートル、深さは約735メートルを誇っています。今は閑散としていますが、当時は多くの人で賑わっていたことでしょう。

【旧奔別炭鉱】
●住所:北海道三笠市奔別町260
※私有地につき立ち入り禁止

ホンモノの蒸気機関車に乗車

クロフォード公園の分岐に戻り、次は「三笠鉄道村」に向かいます。
1987年9月6日に北海道鉄道発祥を記念して幌内駅跡地に「三笠鉄道記念館」が開館しました。敷地内には気動車やラッセル車など、北海道になじみ深い車両を展示。わずか400mの距離ですが、本物の蒸気機関車に乗車することができます。

敷地内を走る「S-304」は、1939年に製造された産業用蒸気機関車です。80歳を過ぎた今も現役。週末や祝日には、お客さんを乗せて力強く走っています。乗車体験の後は、愛車とSLが撮れる駐車場に移動。躍動感のある写真が撮れましたよ!

【三笠鉄道村】
●住所:北海道三笠市幌内町2丁目287
●電話:01267-3-1123
●営業時間:9:00~17:00
●定休日:月曜日 ※営業時間・定休日は変更の場合があります
●SL乗車料金:大人300円
※SLは週末と祝日のみ運行 

炭鉱の時代を今に伝える者たち

かつては三笠鉄道村の先に「幌内炭鉱」がありました。フラットなダートを少し走ると、当時の形跡を見ることができます。「旧幌内変電所」は、明治から大正にかけて炭鉱の近代化に大きく貢献。貴重な資料として保存されています。

2021年9月に、旧幌内発電所が落書きされる事件が発生しました。こんな場所にスプレー塗料を持ち込んで落書きをする人の気が知れません。犯人に言いたい「バカは来るな!」

旧変電所の隣に「幌内神社跡」があります。すでに建物などは取り壊され、狛犬が墓標のような石碑を守っています。        石碑は奇跡的に折れた老木の直撃を免れていました。神秘のパワーを感じずにいられません!

【旧幌内変電所】
●住所:北海道三笠市幌内本沢町                                      

共同浴場は住民のコミュニケーションスペース

市営住宅には浴室がないことが多く、市内には「共同浴場」が設置されています。一般の利用も可能で、銭湯と同じシステムで利用できます。住民同士の交流スペースにもなっているので、街の歴史を知る重鎮に話しかけてみましょう。

【幌内住吉共同浴場】
●住所:北海道三笠市幌内住吉町1-1
●電話:01267-3-2178
●営業時間:15:00~21:00
●定休日:1月1日 毎週日曜日
●入浴料:大人450円

「バイクで鉄道の旅」ラストは駅に泊まろう

「バイクで鉄道旅」の宿泊は、廃止された幌内線・旧茅野駅を改装したライダーハウスで決まり。すぐ近くで美容室を経営している坂梨宣行さんが、ライダーハウスを利用してツーリングを楽しんでいたことから、町内会で駅舎を借り受けて、旅人の集いの場として開放したそうです。1泊千円でトイレ・シャワールームもあり、数量限定で布団も無料で貸し出してくれます。テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機も完備。まさに至れり尽くせりです。

毎年7月の最終日曜日には「旧萱野駅まつり」を開催。全国からライダーが集まり、焼き肉を食べながら楽しいひと時を過ごしています。「予約なしで誰でも参加可能」とのこと。道外から特産品を手土産に参加するライダーがいるなど、ちょっとしたグルメワールドになるそう。北海道ツーリングを検討している人には耳寄りな情報ですね。

【ライダーハウス 旧萱野駅】
●住所:北海道三笠市萱野534-2
●電話:01267-2-7497
●営業期間:雪解け~晩秋
●定休日:なし
●入浴料:一泊1,000円 ※暖房を使う場合は別途

三笠は通り過ぎてしまうには惜しい魅力に溢れている!

三笠はゴールデンウィークや夏休みシーズンでも渋滞や混雑は皆無。訪れる人が少ないので「密状態」にもなりません。このほかにも温泉化石の博物館高校生が運営するレストランなど、いぶし銀の見どころがいっぱい。通り過ぎてしまうには惜しい魅力に溢れています。鉄分たっぷりな三笠をツーリングコースに取り入れてくださいね~♪

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

 

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