前回のコラムでは「海の風景」をお届けしましたが、今回は「山の風景」を紹介します。
ツーリングで走っていると、見えてくる雄大な山の姿。いつもは下から眺めるあの山の上からは、どんな景色が見えるのだろう。気になったなら、山頂へ足を延ばして、絶景を見に行きましょう。
今回は、そんな「山の風景」が見られるおすすめスポットを、『ツーリングマップル東北』掲載エリアから、5箇所紹介します。早速見ていきましょう!
著・賀曽利 隆
Route!掲載日:2025年9月5日
【東北のおすすめ「山の風景」5選】ツーリングで行きたい山岳の絶景スポットへ RIDE ON!

1.磐梯山(ばんだいさん)
2.鳥海山(ちょうかいさん)
3.岩手山
4.岩木山
5.八甲田山(はっこうださん)

1.磐梯山/福島県
磐梯山(標高1816m)は「会津富士」と呼ばれているが、1888年の大噴火で流れ出た溶岩が川をせき止め、北麓には大小いくつもの湖ができた。だから、南側の「表磐梯」と北側の「裏磐梯」ではまったく違う顔をしている。
絶景ルートの磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークライン、磐梯吾妻スカイライン、西吾妻スカイバレーからはそれぞれの磐梯山が見られる。また、「桧原湖」西岸の県道64号からは磐梯山の爆裂火口が、湖南に通じる県道9号からは猪苗代湖越しの磐梯山が見られる。
ツーリングマップル➡東北 P.18(関東甲信越 P.103) I-4





2.鳥海山/秋田県・山形県
鳥海山(標高2236m)は「出羽富士」と呼ばれているが、山頂には出羽一宮の「大物忌神社(おおものいみじんじゃ)」が祀られている。絶景ルートの「鳥海ブルーライン」を走ると、五合目の「鉾立」から秋田県側をわずかに下った展望ポイントから全山を眺められる。
登山口の「鉾立」には食堂、土産物店、山荘がある。鳥海山は東北第2の高峰だが、海からそそり立つその姿は東北一の名山といっていい。山形県側の庄内平野や秋田県側のにかほ高原などからは、すばらしい山容が眺められる。そして、山麓には名瀑がいくつもある。
ツーリングマップル➡東北 P.54 H-7





3.岩手山/岩手県
岩手山(標高2038m)は「岩手富士」と呼ばれているが、まさに岩手県のシンボルになっている。山麓の「小岩井農場」で名物のソフトクリームを食べ、岩手山に向かって走っていくと馬返しの登山口に行ける。
場所を変えて山麓から見る岩手山はどこも印象的。1719年の大噴火で流れ出した「焼走り溶岩流」から見る岩手山は迫力満点。絶景ルートの八幡平アスピーテラインの岩手県側からは容姿端麗の岩手山を見る。岩手・秋田県境の見返峠を越えると岩手山は視界から消えていく。
ツーリングマップル➡東北 P.73 M-4





4.岩木山
岩木山(標高1624m)は「津軽富士」と呼ばれているが、「津軽平野」のどこからでも見える津軽のシンボル。国道7号の「浪岡」の近くでは岩木山に向かって一直線に突き進む区間がある。
おすすめは「岩木山一周」。津軽一宮の岩木山神社を拠点にして県道3号→県道30号→県道3号の時計回りでの一周はいい。リンゴ園越しに見る岩木山はまさに津軽の風景。一周ルートからは津軽岩木スカイラインで岩木山の8合目まで登っていける。そこから津軽平野を一望。日本海も見える。
津軽岩木スカイライン 通行料金:自動二輪車 往復1200円/通行時間:8:00~16:00(閉門は17:00)/通行期間:5月1日~11月16日※積雪状況により変動あり
ツーリングマップル➡東北 P.93 D-7





5.八甲田山
八甲田山は火山群の総称で大岳(標高1584m)が最高峰。北八甲田8峰の山上には「神の田」の湿地があるので「八神田」と呼ばれ、それが「八甲田」になったという。
青森から八甲田・十和田ゴールドラインの国道103号で萱野高原まで行くと、八甲田山の主峰群を一望する。八甲田山が青森に近いのを実感。酸ヶ湯温泉を過ぎると、北八甲田と南八甲田を分ける傘松峠を越える。酸ヶ湯温泉の手前を右折して国道394号を行けば、城ヶ倉大橋で八甲田の深い谷をまたぐ。ここも絶景!
ツーリングマップル➡東北 P.94 I-7





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