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交通違反の切符、赤切符、青切符は聞いたことあるけど「白切符」ってなに?白切符が切られる違反も解説

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイク乗りにとっては気になる交通違反について、どんな仕組みになっているのだろう?などと疑問に思った人も多いでしょう。

本記事では交通違反を赤切符・青切符・白切符と区別して、くわしく解説していきます。

目次

交通違反の際に切られる切符の種類

交通違反時に警察から渡される交通切符の種類は赤・青・白と3色に分かれています。

まずは、赤色・青色・白色別に各交通切符の処分などを表にまとめました。

切符種類刑事処分などの有無主な違反・反則行為反則金・罰金・違反点数
赤色切符行政処分or刑事処分あり酒気帯び運転・無免許運転・速度超過(30km/h以上 )罰金6~8万から50万円以上違反点数6点以上
青色切符基本的には行政処分だが反則金滞納などの場合は刑事処分あり信号無視・速度超過(30km未満)・一時不停止違反・駐車違反など反則金(7,000円~18,000円・違反点数1~2点
白色切符行政処分のみシートベルト・チャイルドシート・ヘルメット非着用など反則金なし・違反点数1点

赤切符

赤切符の特徴としては、飲酒運転(酒気帯び運転・酒酔い運転)・スピード違反(30km/h)を超えるもの・無免許運転などの悪質な交通違反者に対して交付されることが挙げられます。赤切符処理の交通違反で取り締まりを受けると、「一発免停」・「免許取り消し」の行政処分を受けます。

さらに、赤切符違反時に相手のある事故などを起こしたなどの状況によっては、現場の警察官の判断(運転手の逃走防止・強制捜査の必要性など)で現行犯逮捕されるなどのケースもあります。

ここでは、飲酒運転を例にとって赤切符を解説していきます。いわゆる飲酒運転は「酒気帯び運転2種類」・「酒酔い運転」と3つに区別されます。

酒酔い運転とはアルコールの身体保有量にかかわらず、飲酒運転検挙時の言動をみた警察官の判断で、たとえ酒気帯び運転のアルコール保有基準値に満たない場合でも、酒酔い運転として検挙可能です。

飲酒運転3つについて表にまとめてみました。

飲酒運転の種別違反点数行政処分・罰則
酒気帯び運転(呼気中アルコール濃度0.15~0.25mg未満の場合)13点免許停止(免許停止期間90日)、3年以下の懲役or50万円以下の罰金
酒気帯び運転(呼気中アルコール濃度0.25mg以上の場合)25点免許取り消し(欠格期間2年)、3年以下の懲役or50万円以下の罰金
酒酔い運転35点免許取り消し(欠格期間3年)、5年以下の懲役or100万円以下の罰金

引用:警察庁「みんなで守る「飲酒運転を絶対にしない、させない」(2024年10月6日現在)

青切符

青切符の特徴として、違反時に青切符と同時に渡される納付書にある反則金を納付すれば、刑事手続きに移ることはないということが挙げられます。つまり、反則金を納付すれば行政処分で済むということです。行政処分とは各交通違反に対する違反点数が累積され、累積違反点数が6点の場合は免許停止処分30日(行政処分初めての場合)などの処分を受けることです。

引用:警察庁「行政処分基準点数」(2024年10月9日現在)

もし反則金を納付しない場合は、青色交通切符右端の項目にある警察署・検察庁・裁判所などへの出頭を求める呼び出し状などを受けるので厳正に対応しましょう。

白切符

白切符は青切符と異なり、違反点数が付くだけで反則金納付の必要がありません。白切符での主な違反はシートベルト非着用・チャイルドシート装着義務違反などで違反点数は1点追加されます。

白切符が切られるバイクの違反とは?

白色切符の対象となる違反は、「乗車用ヘルメット着用義務違反」です。白色切符の処分としては、納付書なしの交通切符が交付され、違反点数が累積されることが挙げられます。反則金の納付の必要はないものの、違反の繰り返しにより免許取得後1年間で累積点数が3点以上になると初心者運転講習を受けることが必要となります。

初心者運転講習には講習手数料(例:普通二輪・18,750円)の支払いに加えて、講習時間(学科・実技など)計7時間が発生します。

また土日でも初心者運転講習を受けることは可能ですが、通知を受けてから1カ月以内と期限があるため、初心者講習の通知を受けた場合、仕事や学校などがある人は希望の日時などを早めに確認する必要があります。

引用:警察庁「初心者運転講習の該当者は?」

まとめ

本記事ではバイク乗りだけでなく、運転する全員が気になる交通違反の切符について、くわしく解説しました。令和6年5月に入ってからは、自転車についても飲酒運転・スマホ見ながら運転は懲役・罰金が科されるなど、交通ルールの厳罰化が進んでいます。各交通切符の目的・処分などを理解したうえで、交通違反をしない・させないバイク運転を心がけましょう。

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