MENU
カテゴリー

佐渡島へバイクで離島キャンプ!フェリーと絶景ルートの後編

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

MotoMeganeをご覧の皆さま、こんにちは! ラフアンドロードの広報、セキネです。バイクの圧倒的なスピード感や機動力、一体感から得られる喜びを伝える「MOTTOラフロ」から、バイクの魅力や楽しさをMotoMeganeユーザーの皆さまにもお届けします。ぜひお楽しみください!

MOTTOラフロ掲載日:2020年10月27日

こんにちは。ラフ広報セキネです。前回は入崎キャンプ場にてお腹いっぱいで眠りについたところで終わりましたが、今回はそのつづきになります。

目次

朝焼けに染まる入崎キャンプ場

ここ入崎キャンプ場は佐渡一周線こと県道45号沿いにあり、24時間照明のある綺麗な屋根付きの水洗公衆トイレがあります。

ソロキャンプビギナーのワタクシ、暗闇にヒトリでテントはちょっと怖かったので、トイレの明かりが見えるところに幕営していて気づきませんでしたが、朝起きたら奥のほうに車中泊の人とファミキャンテントがひとつ立っていました。

自分はバイクの横に最小限で完結する地べたリアンなので、ソロキャンプの場合イスは持っていきません。酔っぱらったらすぐにテントに潜り込めるこのミニマムスタイルが気に入ってます。

思えば学生の頃のキャンプツーリングからこのスタイルは変わってないのですが、最近のおしゃれなアウトドアライフから見るとちょっぴり異端なのでしょうかね?

そんなことを思いつつ、背後から上る日の出に海上で朝焼けに染まる雲を見ながら、秋らしく栗おこわと紅茶で朝食。さて、食べたら速攻撤収し7時前には出発しましょう。

佐渡は脇道の先に絶景が広がる離島

いつものように防水仕様のRR5612 AQADRYカーゴにすべての荷物をパッキング、スマートなバイクへの積載を完了し、入崎キャンプ場を出たのは7時をちょっと回ったころ。

この日は月曜日なので通勤車両や通学中の小学生にチラ見されつつ、今日も佐渡一周線を南下します。あらためてここ佐渡はまわりを海に囲まれた離島なので、ちょっとわき道に入ると大海原を背景に至るところが絶景ばかり。

なんて事のない田んぼの中の道の先にキレイに澄んだ日本海が穏やかに広がっています。日本海って冬の荒波とかちょっと厳しいイメージでしたが、その日の南国リゾートのような海の色はちょっと意外でした。

そして史跡佐渡金山の近くには、あの有名な世界遺産のようなもっと意外な風景が広がっていました。

まるでマチュピチュ? 北沢浮遊選鉱場跡へ

巨大な人口建造物の廃墟が並ぶここ、北沢浮遊選鉱場跡は、まるで天空の城ラピュタの舞台か、あるいは南米の世界遺産マチュピチュ遺跡を彷彿とさせます。

かつては賑わいを見せていたであろうこの産業遺構は、現在ではひっそりと草木に覆われ、朝早く誰もいないなか何とも言えない厳かな独特の雰囲気を醸し出していました。

ジブリ作品の中でも一番ラピュタが好きなので、ここはぜひ行ってみたかった場所でした。

現在は夜、ライトアップも行われているようですね。訪問時はまだ朝8時前だったので、すぐ近くの佐渡奉行所佐渡金山も営業しておらず、引き続き佐渡一周線南下をつづけます。

ここは橋杭岩?はたまたウユニ塩湖なのか?

佐渡の北部、大佐渡の最後の半島部分を佐渡一周線に沿って進むと、西伊豆の漁師町のようなのどかなエリアが広がってきます。そのあたりが七浦海岸です。

海が穏やかでホント、ここは天国か?ってくらいの絶景です。その日はだんだん晴れてきて、穏やかな海面はまるで鏡。奇岩の連なる夫婦岩はさながら和歌山の橋杭岩のような雰囲気もあり、しばし絶景と朝の静けさをボーっと堪能(笑)

海の水がまた本当に透き通っていて、つい泳ぎたくなります。鏡のような水面に映る空と雲……。この情景はボリビアのウユニ塩湖のようでした。

このとき時刻は朝8:30ころ。ゆっくりしてると佐渡一周線制覇は厳しくなりそうです(汗)

佐和田で真野湾を見ながら計画変更…

佐渡一周線沿いに進んでいくと、北部の大佐渡と南部の小佐渡の間に広がる平野部の西側の市街地、佐和田に到着。目の前に広がる真野湾は、海なのにまるで湖のような穏やかさ。

右手にいま走ってきた大佐渡、左手にずーっと伸びるのは小佐渡宿根木方面。時刻は9時過ぎ、本日12時40分発の両津→新潟のフェリーに乗る身としては、このまま勢いに任せて小佐渡一周に走るか、せめて千石船の里あたりまで行って戻るか、それとも両津付近に戻ってお土産を買ったりするか……リミットは残り3時間弱、迷います。

思えば佐渡に来たのに佐渡金山たらい船トキといったメジャーコンテンツを一切体験しない今回の旅。熟考の末、今回時間的に小佐渡を回るのは正直厳しいので、せめて海産物などのグルメ、寿司くらいは食べておこうと向かった先は、佐渡では弁慶と並ぶ回転寿司の雄、すしやまるいしの両津店。

到着したのは昨日買い出しでやってきたスーパーと同じ場所? その陰に何やらそれと思しき建物が。あれれ? これは閉店してますね。

うーん、では近くにある空の玄関、佐渡空港に行って取り合えずお土産でも! と向かった空港は、とってもこじんまりとして土産物屋やレストランといったものはおろか待合室的なものもなく。聞くと定期便はかなり前に廃止され、今は個人のセスナ機用の空港なのだとか。

前日も二ツ亀キャンプ場で感じましたが 地方で飛び込みは通用しません。事前にいろいろちゃんと調べて行きましょうね…

最後は両津港付近で佐渡を満喫すべし!

回転ずしという最後のグルメへの希望を絶たれ、失意のうちに向かった両津港。道すがらいろんな人に聞いても土産や食べ物屋は両津港に併設してあるシータウン佐渡がいい、とのこと。折角なのでまずはその付近を散策してみました。

佐渡おけさの像や鬼太鼓(おんでこ)の像など、佐渡の芸能にまつわるものがチラホラ。いずれにしても離島とはいえ古くから人々の暮らしがこの地にあるということを示すもの。リスペクトしつつバイクをフェリー乗り場車両待機所へ入れ、シータウン商店街へ。

佐渡のゆるキャラ、サドッキーがマスク付きでお出迎え(笑)。
平日のお昼のフェリーターミナルは観光客も少なく、心残りの佐渡グルメを探し、まずは飲食店へ。
ここで海藻、アカモクたっぷりのご当地グルメの ながもそば をいただきました。

ぬるぬるつるつる、独特の食感がおいしいお蕎麦でした♪ 食後ここで、AQADRYザック&シートに収納できるだけ、家族への土産調達も無事完了。

帰りも来た時と同じおけさ丸、時間まで乗船の合図を待ちます。

旅という非日常の終わりは、なぜかいつもちょっとセンチメンタル。駆け足で巡った佐渡半周ソロキャンプツーリング、いろいろもっと見たり食べたりしたかった~。

そして忘れてましたが温泉も入ってなかった……。そんなわけで、絶対いつかまた来るっちゃ、佐渡! そう心に誓い、帰りも一番乗りで乗船したラフ広報 セキネ でした。

バイクの楽しみは無限大!

モトメガネでは、オートバイに関する情報や、ライディングに関する豆知識、レース情報などを紹介しています。この記事では「ラフアンドロード」協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。

カテゴリー

モトメガネ バイク買取一括査定

目次