道の概要
富士山には4つの五合目がある。その中で最もダイナミックな景色を楽しめるのが、『富士山スカイライン』の走る富士宮五合目である(別名新五合目、富士山表口五合目)。

御殿場の国立中央青年の家からしばらくは東富士を突っ切る直線道路が続く。その後、連続するタイトなコーナーを登っていくと御殿場五合目の分岐がある。さらに進みフジヤマリゾート分岐にある水が塚公園に着く。ここで休憩して宝永火口のある富士山をしばし堪能する。
さらに西へ向かい、登山ルートの分岐からいよいよつづら折りの急勾配のワインディングとなる。一般には山梨側の富士スバルラインが有名だが、無料走行と富士山に向って走り駿河湾を見下ろす景色は素晴らしい。

原則登山ルートは全線駐車禁止だが、七曲がり、写真撮影地に狭いが車両を停められるスペースはある。五合目付近は強風の場合が多いので、バイクが倒れないように注意したい。
登山ルートを下り富士山スカイラインの富士宮側(西)に走っていくと、途中に広域基幹林道 富士山麓線が十里木までつながっており、直線で高速ワインディングが楽しめるので、時間があればそちらも一緒に楽しみたい。
富士山をバックに愛車と撮影できるので、写真を楽しみにしている人もいることだろう。富士山スカイラインは南斜面に造られているので、昼間は順光で撮影に適する。富士山撮影で有名な『水が塚P』は特にお薦め。東京に住んでいると、左脇に邪魔者のようにこぶをつくっている宝永火山の火口が、こんなにも勇壮なのかと再認識させてくれる。
お薦めのシーズン
- 7月上旬から9月上旬までは五合目まで、登山ルートはマイカー規制になるのでそれ以外の時期がお薦め。特に残雪が残る5月と10月から11月の紅葉の時期は素晴らしい。
周辺立ち寄りポイント
◆水が塚公園パーキング
宝永火口を直下から見える駐車場。レストラン・ショップが改装し「森の駅富士山」となり、綺麗なトイレもできてモダンになった。営業時間は9~16時。駐車場は冬季無料開放、夏季登山シーズンは1時間以内無料だが、登山客車が多いのでスペースは少なくなる。
◆五合目パーキング
数年前巨岩の落石事故があった。お土産等は充実している。駿河湾と伊豆半島を見下ろす景色は迫力がある。
◆宝永火口
五合目から30分だけ富士登山をすると、あの巨大な宝永火口に到達できる。火口内部はまるでタレーター。快晴なら狙いたい。

◆富士ミルクランド、IDEBOK
いずれも富士山スカイラインに続く富士山周遊道路となる県道71号沿いにある乳製品を中心とする牧場のあるお店。ソフトクリームやジェラードがお薦め。
ルートや思い出を記録・共有できるアプリを使ってツーリングに出かけよう!

ツーリングでたまたま通りかかった絶景が広がる峠道、川原へ降りられる休憩スポット、ふらっと立ち寄った地元のラーメン屋。
その瞬間でしか体験できないもの、見られない景色、旬の味。
バイクでツーリングする理由は、この瞬間を楽しみたくて走っている。同じ道でも同じシチュエーションであることは二度とない。
そんな瞬間を切り取って残せ、しかも仲間とその思い出を共有できるツーリングログアプリが『Riders Square』だ!

特徴① 走ったツーリングルートに写真をリンクして残せる!
アプリの使い方は至ってシンプル。ツーリングへ出かける時、RidersSquareのアプリを起動し、スタートすれば準備はOK。あとはアプリが走行したルートや時間を記録してくれる。ツーリング途中に撮った写真の場所や情報は、アプリ内のボタンでカメラを起動して撮影するとコメント欄が表示される。撮影した時に残しておきたいコメントなどを記入するから忘れずに残しておけるというわけだ。
また、ナビアプリ等との併用も可能。道案内はナビに任せ、バックグラウンドで同アプリが動き続けツーリングのログや写真のポイントを記録していく。

特徴② ツーリングの思い出を仲間と共有
ツーリングの思い出は個人で楽しめるが、公開することで登録されているユーザーに共有することもできる。共有したいマイルートは公開してもいいし、自分だけにとどめたいルートは非公開にするといった具合にツーリングごとに設定可能だ。ログには距離、時間が記録されているので、よりリアルにツーリングプランを組めるのもポイント。
SNSでもあまり発信されないようなメジャーではない、ちょっとしたバイクでの散歩ルートなども公開されていることがあるので、新たなツーリングルートの発見にもつながる!
通行止め、凍結情報などライダーにとって大事な情報もシェアできるから、行った先で走れずガッカリ……ということも少なくなる。