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東京オートサロンは、千葉県の幕張メッセで開催される世界最大級のカスタムカーイベントだ。
1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、1987年から現在の名称で親しまれている。このイベントでは、自動車メーカーやアフターマーケットパーツメーカー、チューニングショップなどから最新のカスタムカーや関連製品が展示され、国内のみならず海外の自動車ファンからも注目されるカーイベントとなっている。
2025年1月10日から12日にかけて開催された東京オートサロン2025は、3日間で258,406人が来場し過去最大級の盛り上がりを見せた。2024年の230,073人と比較して約28,000人増加。また、出展者数は389社(前年は378社)、出展車両台数は857台(前年は893台)であり、ブース総数は4,336小間(前年は4,329小間)となった。
これらの数字からも、東京オートサロンの人気と注目度が年々高まっていることを如実に示している。
今回の記事では、車両をカスタムする用品を取り扱っているメーカーのブースを中心に紹介していこう。
LEGANCE
http://www.j-club.info/
LEGANCE(レガンス)は、大阪のカスタムショップ「株式会社ジェイクラブ」が展開するブランドだ。主にトヨタ・ハイエース用のカスタムパーツを中心としたエアロパーツ、インテリアパーツ、ホイールなどの多彩な製品ラインナップは国内外で高い評価を獲得。とくにハイエースに人気が高いタイ、香港、フィリピン、シンガポール、マレーシアなどの東南アジア諸国で自社製品を広く展開している。
また、トヨタ車体が特別架装した特別仕様車「ファインテックツアラー」をベースに、独自のカスタマイズをほどこしたコンプリートカーも提供している。
M’s SPEED
https://www.mzspeed.co.jp/
大阪のアフターパーツメーカー・M’z SPEED(エムズスピード)は1996年の設立以来、エアロパーツの製造・販売を行い、現在では300以上の車種向けにエアロパーツを開発。公式サイトには240以上のモデルが掲載されている。
ミニバン、SUV、コンパクトカーなどに対応させたエアロパーツ「エクスクルーシブゼウス」をはじめ、オリジナルのアルミホイールやサスペンション、エキゾーストシステムなどを展開。これらのパーツを組み込んだ新車カスタムコンプリートカーの販売も手がけている。
model LM
https://www.sansho-g.co.jp/modellm-official/
model LM(モデル・エルエム)はトヨタ車を中心としたカスタムカーを展開するブランドだ。 静岡県に本社を構え、自社コンセプトである「変える、自分らしく。クルマも人生も。」をテーマにユーザーのライフスタイルを豊かにするため、独自のカスタムパーツやデザインを提供している。
東京オートサロンでは、トヨタ・ルーミーをベースにした「X OVERLAND(クロスオーバーランド)」を初公開。ブラックの樹脂製パーツや15mmのリフトアップ、オフロードタイヤの装着などにより、アウトドアシーンに適したデザインと機能性を備えている。
また、model LMは「ヤリス」や「ルーミー」向けに、世界的なジーンズブランド「カイハラ」とのコラボレーションによるデニム素材の「LMシート」を提供も行っている。
NGKスパークプラグ
https://www.ngk-sparkplugs.jp/
NGKスパークプラグブースでは、同社史上最強スペックを誇る「NGKプレミアムRXスパークプラグ」を展示し、従来品との比較デモ機を通じてその優れた着火性を来場者にアピール。さらに、実際にスパークプラグの交換を体験できる「プラグ交換体験ステージ」も設け、来場者に製品の魅力を直接体感してもらう機会を提供していた。
また、近年社会問題となっているブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故を防止するための装置「アイアクセル」も紹介し、安全性向上への取り組みを示した。
「AE86水戸納豆号」として知られるハチロクレビンも展示。TRDのサポートを受けて入手したというグループA用のレーシングパーツで構築された4A-Gエンジンを搭載する。
RAPTOR LINER
http://raptorjapan.com/
RAPTOR LINER(ラプターライナー)は、イギリス製の高耐久ウレタン塗料を提供するブランドだ。耐久性、耐錆性、防水性、耐紫外線性に優れる塗料で、ザラザラとした表面の質感によってワイルドな外観を演出する。また、カラーバリエーションも豊富で、好みの色にカスタマイズが可能。施工はローラーやハケを使用してDIYで行うこともでき、特別な設備を必要としない点が魅力だ。
ブースにはランボルギーニ・ウラカンステラートや、トヨタ・ランドクルーザー100、光岡自動車・バディなどのカスタムペイント車両を展示していた。
rossomodello
https://www.rossomodello.com/
ロッソモデロは、群馬県富岡市に本社を構えるスポーツマフラーメーカーである。1995年に初のエキゾースト製品を誕生させ、以来29年間にわたって製品を磨き上げてきた。製造は、自社工場にて製品の企画、開発、生産、販売を行なう一貫体制。さらに流通経路を簡素化させることで工場直販価格で実現している。
製品ラインナップには、COLBASSO、ARMS、IKUSA、MARVELOUSなどのシリーズがあり、いずれも車種専用設計ですぐれたパフォーマンスと耐久性が特長。またモータースポーツ部門「ロッソレーシング」を設立し、レース活動を通じて製品の進化を追求している。
同社30周年のテーマである「挑戦」を具現化したスイフトスポーツ(ZC33)。公道走行を可能としながらタイムアックへ挑むことを目指して制作されたという。
ショウワガレージ
https://www.showa-garage.com/
ショウワガレージは、愛知県春日井市に本社を構える株式会社ショウワクリエイトが運営するジムニー専門のカスタムメーカーだ。新車・中古車の販売、修理、カスタマイズ、車検、板金塗装、タイヤ交換など幅広いサービスを提供する。
スズキ副代理店として新車ジムニーのコンプリートカー販売を行っており、ジムニー以外の車種についても相談に応じている。また、モータースポーツイベントやレース活動を通じて、ジムニーの魅力を広めるため、全国各地で積極的に活動している。
みどころ盛りだくさんのオートサロン!
その他のブース紹介記事は今後も随時公開予定
大盛況で幕を閉じた『東京オートサロン2025』。
モトメガネカーズ編集部が取材したブースは、今回紹介した以外にもまだまだ控えている。
今後もブース紹介記事を随時紹介して行くので要チェックだ。