【Brand PR】
2024年4月に登場したGRヤリスのマイナーチェンジモデル(以下、GRヤリスGen2)。最高出力は272㎰から304㎰に向上し、電光石火のシフトを可能とする待望の8ATモデルが用意されるなど、正常進化を遂げた。
そんな期待のベース車を速攻カスタムしてきたのが、総合チューニングメーカーとして名を馳せるHKS(エッチ・ケー・エス)だ。前期型に引き続き、Gen2モデルについてもパーツ開発を推し進め、ラインアップの拡充を図っている。
そこで今回は、どんなステップを踏んでカスタマイズしていけばGen2モデルを無駄なくチューンナップできるか? 体感度の大きいパーツを指南してもらった。
1stステップ:『ハイパーマックス車高調』なら街乗りも快適なのにスポーティに走れる!
スポーティな走りを実現しつつ、街中でも不満が出ないほどデキがいいという純正サスペンション。とはいえ、純正はかなりワイドレンジな設定で、突出した性能を求めるとなるとモノ足りなく感じることもある。また車高をもう少し下げたいとか、自分好みの乗り味に変更したいと思う人も決して少なくはないはず。
そこで紹介したいのが『ハイパーマックスシリーズ』だ。いわゆる車高調と呼ばれるタイプのこのサスペンションは車高を自在に調整できるほか、30段階の減衰力調整機能も備えており、その日の気分やシチュエーションに応じてダンパーの硬さを変更することも可能となっている。
さらにHKSでは純正の乗り味を活かしつつスポーツ性能を高めた『ハイパーマックスS』と、峠やサーキットでもしっかりと踏ん張る『ハイパーマックスR』を用意。それぞれのニーズに合わせたフィーリングを追求できる。
いずれもボディ剛性が高められたGen2モデルに合わせて専用セッティングが施されており、キビキビとしたハンドリングはもちろん、しなやかな走り心地を実感できるのもポイント。つまり純正の良さをさらにアップデートできると考えてもらっていい。
ちなみにバネレートは、ハイパーマックスSがフロント7kg/㎜、リヤ6kg/㎜で、ハイパーマックス Rはフロント12kg/㎜、リヤ16kg/㎜。Rはアッパーマウントが前後ともピロ仕様となる。
2ndステップ:車検対応マフラー交換でスポーツサウンドを際立たせる
足まわりを強化したら、セカンドステップとしてオススメなのがマフラー交換だ。静粛性を重視する純正マフラーはアクセルを踏み込んだ際の高揚感に欠けるのも否めない。そこで車検対応の『スーパーターボマフラー』に変更することで、スポーツマインドを刺激するサウンドが楽しめるようになる。
とはいっても車検に対応する音量内に抑えられているうえに、こもり音を抑えた設計なので、街中での快適さを損ねることもなく安心して装着できる。
左右出しの110φテールは迫力も充分。リヤビューの存在感が増すのも見逃せないメリットだ。HKSではポリッシュ仕上げのサイレンサー&ブルーグラデーションテールを採用したスタンダード仕様のほか、サイレンサーにへアライン加工、テールにマット加工を施したアーバンマットエディションも用意。こちらはシックで上質な仕上げとなっている。
もちろん見た目だけでなく、パイプ径の拡大やサイレンサー内部の見直しなどにより排気抵抗を低減しているのもポイント。十分な容量を備えており、のちにブーストアップやタービン交換をした際にもばっちり対応。効率よくパワーアップ効果を引き出すことが可能だ。
▼「スーパーターボマフラー」を動画でチェック!
3rdステップ 『パワーエディター』で手軽にブーストアップ
排気環境が整ったら、次はブーストアップに踏み切りたい。HKSではカプラーオン装着でパワーアップが可能な電子パーツ『パワーエディター』を用意する。その本体には、あらかじめブーストアップデータが入っており、簡単かつ安全に出力アップできる。
ノーマルでも十分にパワフルなGRヤリスだが、5000rpm以上の高回転で頭打ちするのも確か。実際に、サーキット走行などで「もう少し上までパワーが付いてこればいいのに…」と感じているひともいることだろう。
そこでパワーエディターによりブースト圧を高めてやることで、エンジン本来の性能を引き出せる。その効果は侮れず、HKSの社内テストでは、ノーマルは最高出力277㎰、最大トルク42.4kgf・mに対し、パワーエディター装着後は最高出力295㎰、最大トルク44.7kgf・mを実証している。
低中速トルクが向上するため高速道路の合流や追い越しがラクになるし、高回転でのパワーアップを果たしているのでサーキットでの速さも実感できる。Gen2モデルで設定されたAT仕様に対応しているのもポイントだ。
冷却パーツの導入で安定した性能を発揮する
※パイピングキット(¥96,800/税込)との併用が必要
車両の特性上、温度が厳しいGRヤリス。特に夏場は、吸気温度が上昇することでエンジンを保護するための制御が働き、パワーダウンしてしまうこともある。
エンジン本来のポテンシャルを引き出すために装着したいのが、前置きインタークーラーやコールドエアインテークシステムだ。吸気温度を抑えることで、安定してパワーを発揮できるようになる。
また油温も厳しいので、サーキット走行を楽しむ人はオイルクーラーも導入したい。コールドエアインテークやオイルクーラーは前期用のみ設定。Gen2用も近日発売される予定だ。
まだまだある、信頼のHKSパーツ
メーカーチューンドといっても過言じゃないポテンシャルを発揮するGRヤリス。「その素性のよさをさらに引き上げたい」「自分好みの仕様に仕上げたい」といったニーズに応えてくれるのがHKSのカスタムパーツ群だ。
技術屋集団としても知られるHKSでは、パーツ開発を進めて行くうえで様々なテストを重ね、確かな効果が認められたアイテムのみをリリースしてきた。だからこそユーザーは安心してパーツを装着できる。
その最新情報や今回紹介した商品の詳細が気になる人は、ぜひHKSオフィシャルサイトもチェックして見てほしい。
カスタムを指南してくれた『HKS』とはこんな企業
静岡県富士宮市に本社を構える「HKS」は、主に自動車用アフターパーツを製造・販売している日本のメーカーだ。1973年に設立され、エンジンパーツやターボチャージャー、マフラー、サスペンション、エンジン制御装置(ECU)など、幅広い製品を手がけている。特に、ターボチャージャーやマフラーといった性能パーツの分野では、世界的にも高い評価を受けている。
これらHKSが製造した製品はレースカーやチューニングカーに使用されることも多く、高性能化やカスタムを目指すユーザーからも支持されている。モータースポーツにも積極的に参画しており、全日本ツーリングカー選手権(JTCC)、スーパーGT、ドラッグレース、タイムアタック、そしてD1グランプリ(ドリフト競技)で数々の成功を収めてきた。特に、HKSがチューニングした日産スカイラインGT-Rで、潤沢な資金をレースに投入しているワークマシンに勝ったことは語り草となっている。
これにとどまらず、三菱ランサーエボリューションなどの車両をはじめさまざまなレースシーンで多くの勝利や記録を達成している。これらのレース活動で培った技術は、市販パーツの開発にもフィードバックされており、HKS製品の高い信頼性と性能に繋がっているのだ。
また、HKSは自動車メーカー向けのパーツ製造にも携わっており、信頼性と性能を兼ね備えたパーツを提供。近年では、EV(電気自動車)やハイブリッドカー向けの製品も開発しており、時代に合わせた進化を続けている。
▼ GR86/BRZ、シビック タイプRのカスタムも紹介しているので、各オーナーは要チェック!