レクサス「IS」は、2025年11月に生産終了となることが発表されています。
そして、その終幕を前に、レクサスは「IS」の一部モデルに改良を加えた上で特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅳ」を設定し、同年8月4日に発売しました。
特別仕様車の登場に対して、SNSではどのような声が寄せられているのでしょうか。
特別仕様車のエクステリアデザインに「かっこいい」の声多数

「F SPORT Mode Black」は、これまでも複数回登場しており、そのたびにブラックを基調とした専用の仕立てで注目を集めてきました。
今回設定された「F SPORT Mode Black Ⅳ」も、その流れを継ぐモデルでありながら、細部にまでこだわりを持たせた仕様が盛り込まれています。
たとえば、エクステリアには、専用のブラック塗装を施したBBS製鍛造アルミホイールや、ブラック塗装にスモークメッキ加飾を組み合わせたドアミラーが装備されました。
さらに、ウインドウモールには専用のブラックステンレスが用いられ、外観全体を精悍に引き締めています。
特別仕様車の仕様に対して、SNS上では「ブラックで引き締められた外装がかっこいい」「BBSホイールのデザインがいい」など、とくにデザイン面を高く評価する声が多く見られました。
一方で、「かっこいいけどリアウィンカーがハロゲンなのは惜しい」といった指摘も少なくないようです。
インテリアは「上質感ある仕立て」「古臭い」など賛否両論の模様

また、ブラック基調で統一されているのはインテリアも同様です。
たとえば、ステアリングには光の角度によって表情が変わる「銀墨ブラック」を施したアッシュ材のオープンフィニッシュが採用されています。
くわえて、ディンプル本革のステアリングホイール、専用シフトノブも組み合わさり、スポーティな印象を強めています。
そのほか、専用の8インチTFT液晶式メーターには専用オープニング演出が設定され、リアシートリマインダー機能も備わっているといいます。
安全装備では、パノラミックビューモニターや後席SRSサイドエアバッグが装備され、デザイン面だけでなく実用性と安全性も兼ね備えた仕様です。
F SPORT Mode BlackのインテリアについてもSNSで多くのコメントがあります。
「ドアの内張りにスエードやソフトパッドが使われていて上質感がある」「落ち着く内装でいいな」と評価する声がある一方で、「ボタンが多すぎて、さすがに時代遅れに感じる」といった指摘も見られました。
IS大量生産終了の発表にSNS騒然

「IS」へ特別仕様車を設定するかたわら、レクサスは「IS」のうちIS500、IS350、IS300h(AWD)、IS300を2025年11月をもって生産終了すると発表しています。
注文は生産可能台数に達し次第終了となり、タイミングによっては希望する仕様やパッケージを選べない可能性があると案内されています。
しかし、結果としてFR仕様の「IS300h」を除く多くのモデルが姿を消すことになり、シリーズとして大きな転機を迎えます。
この発表を受け、SNSでは特別仕様車への関心とともに、ガソリンスポーツセダンが減っていくことへの戸惑いが広がっていました。
「レクサスがセダンのモデル数を絞ってしまうのか」「また貴重なセダンが絶版になるのは残念」といった投稿が寄せられ、レクサスセダンの選択肢が減ってしまうことへの不満も見られます。
さらに、「次期モデルにはガソリン車がないのでは」「純ガソリン車がどんどん消えていく」といった声も多く、ガソリンエンジンモデルの将来に対する悲観も見受けられました。
まとめ
特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅳ」は、SNSではデザインや装備に関する好意的な反応が目立ちました。
また、同時に発表された「IS」シリーズの多くのモデルの生産終了は、ユーザーに強い印象を与えているようです。
とくにガソリンエンジンを搭載するスポーツセダンの消滅を惜しむ声が目立ち、SNSでは「貴重な選択肢がまた減った」といった意見が見られます。
特別仕様車への関心と生産終了への反応が交錯するなかで、SNSの反響が「F SPORT Mode Black Ⅳ」の売上や今後のレクサスのセダン戦略にどのような影響を与えるのか、注目が集まりそうです。








